関東鉄道 1663MT

101FH020019
関東鉄道 1663MT/日デU-RM210GSN+富士重工業(8E)

水戸で一大勢力を形成するU-RM210GSNの中でも、
後面に特徴がある車として、以前1664MTを取り上げましたが、
その僚車にあたる1663MTも目立たないながらも
後面に特徴がある車として、挙げることができます。
前面はせいぜいナンバーステーが目立つ程度ですが、
後面へと目を向けてみると…

47FH000002t

一見すると、ただの関鉄標準仕様に見えますが、
本来、補助ブレーキランプのみの部分が、
なんと、補助ブレーキランプ+補助ウィンカーになり、
しかも、補助ウィンカーはクリヤレンズとなっています。

恐らく補助ウィンカー設置にあたり、京成中古車辺りの
廃車発生品の補助ブレーキランプ+バックランプのレンズを
転用したためにこのような形態となったものと思われますが、
1664MTに比して目立たない改造ではあるものの、
非常に個性的な仕上がりとなっていて好対照をなしています。

1664MTは従来のバックランプが撤去されていますが、
1663MTは従来のバックランプがそのままとなっていることなど、
こちらの方が改造の手間は少ないようですが、
1664MTと同様にこの改造は他車に波及していないようです。
なお、この車も1664MTと同様にハイマウントストップランプが
後に追設されており、リアはより賑やかになっています。

フィールドワークの重要性を改めて認識させてくれる、
1663MTと1664MTの末長い活躍を祈りたいです。

101FH010017

【諸元】
登録番号:水戸22あ1759
年式:1994
型式:U-RM210GSN
機関:FE6(6925cc 180PS/3000rpm)
ホイールベース:4.28m

カテゴリー: 関東鉄道 パーマリンク

関東鉄道 1663MT への2件のフィードバック

  1. 9060MT のコメント:

    こんばんわ 先日の1664MTの僚車ですがこちらも10年前に乗車しています・・・がこの車輌にも特徴があって今はどうかわかりませんが10年前に乗車したとき 1663MTだけ降車ボタンの音が初代移籍車、元神奈中の118Mの降車ボタンと同じタイプでした ボタン自体は通常の物(平成以降)ですが音自体が通常の「ピンポーン」に対して「キーン」という古臭い音がします
    最近、水戸地区には行けていないんですがブログの写真(1664MTを含めて)を見てみると先日も広告枠について取り上げましたが最近のRMのリアの広告枠はついていない車輌が多いですね!
    また、先日、方向幕についてもコメントさせていただきましたが、4年式までの車輌は運転席のサンバイザーのところに方向幕を動かすボタンがあります
    6年式以降は運転席のメーターパネルの左側にあり、番号を入力して起動させるタイプとなっています

    関鉄のRMはいろんなバリエーションがあり興味をもたらします!

  2. 大曽根線 のコメント:

    >>9060MT様
    いつもコメントありがとうございます。
    メモリーブザーの音の違いには気づきませんでした。
    乗車したら確認してみたいと思います。
    広告枠の撤去はラッピングの関係だと思いますが、
    大型車・中型車を問わず進められており、
    後面だけでなく、側面が撤去された車も多くあります。
    方向幕の巻き取り機にも違いについては
    以前、ご教授頂きましたね。
    5年式も含め今度、確認してみたいと思います。
    最近の水戸管内ですがどうも2008年式辺りより、
    運賃表が新型のタイプとなっているようです。
    また1984MTのみ運賃箱がレシップLF-Aとなっています。

コメントを残す