茨城オート 93J/日野P-RJ172BA+日野(Rainbow)
1984年に投入された91J・92J・93Jの3両の
P-RJ172BAのうち、唯一、側面方向幕の位置が、
腰板部から側面窓内へと戻されている車です。
茨城オートでは、帝産傘下から茨交傘下に移行した後も、
帝産系列の帝産湖南交通の旧塗装と同様の、
ベースカラーを橙色として、赤色の帯を入れただけの
シンプルな塗装を引き続き採用していました。
しかし、日野K-RJ172AAの投入時に、
日野のサンプルカラーのデザインを採用し、
ベースカラーを橙色として裾部に赤色を配し、
幕板部と腰部に赤色と黒色の帯を入れる塗装へと
変更され、以降の車にはこの塗装を採用しています。
とはいえ、現行塗装は色調が変更されており、
この車のような旧塗装では地色が濃い目なせいか、
現行塗装では緑色の社紋も黒字の後面の社名も、
白色となっていて、落ち着いた印象です。
また社名の字体は現行塗装が丸ゴシックであるのに対し、
レタリングされた渋い文字で書かれていてかなりカッコいいです。