関鉄グリーンバス G061/日野KK-HZB50M+アラコ(LiesseⅡ)
埼玉県のアプリコットスイミングスクール中古車で、
2012年にG008に代わるロンシール工業特定車として
関鉄グリーンバス石岡本社営業所へと投入されました。
玉突きでG008は関鉄パープルバス下妻営業所へ転出、
社番はそのままで控えの貸切車として使用されました。
車種はトヨタ・コースターのOEM車、日野・リエッセⅡで
見た目はコースターと全く同一のものとなっています。
1995年、このクラスでは唯一のリアエンジン車であった、
日野・レインボーRBがフルモデルチェンジを実施して
日野・リエッセへと新たに生まれ変わったことに伴って、
車体のデザインが共通のフロントエンジン車であった
日野・レインボーABがラインナップから外されたため、
その代わりに登場したのが日野・リエッセⅡです。
ベースであるところのトヨタ・コースターは1992年以来、
現在に至るまでフルモデルチェンジされていませんが、
その優美なパッケージは今も変わらず新鮮な印象であり、
その完成度の高さは自明であると言えると思います。
2001年のマイナーチェンジでリアウィンカーレンズが
アンバーからクリアへと変わり精悍さが増しています。
仕様は全長6.99mのロングボディで29人乗りとされて、
グレードは最も廉価なモデルであるLXとされており、
側面窓が黒サッシではなく銀サッシのメトロ窓であり、
乗降口がスイング戸ではなく二枚折戸であるなど、
如何にも送迎車然とした非常に質素な仕上がりです。
外装はアプリコットスイミングスクール時代のままとなる
肌色地に裾部が白色となるカタログ塗装が維持されて、
変更点はアプリコットスイミングスクール時代にあった
側面腰板部の文字類が消されており、その代わりに、
社名表記・社番・用途表記が控え目に追加されました。
前面中央部に堂々と配置されたHマークのオーナメントと
各部に入れられたロゴが日野ブランドを主張しています。
車内はリクライニングするハイバックシートが並べられた
無難な仕様であり補助席も6席取り付けられています。
【諸元】
登録番号:水戸200か1412
年式:2003
型式:KK-HZB50M
機関:1HZ(4163cc 130PS/3800rpm)
ホイールベース:3.935m