関東鉄道 9316YT

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関東鉄道 9316YT/日野U-HT2MMAA+日野車体(BlueRibbon)

京成中古車で、京成時代の社番は5463でした。
1995年、千葉営業所に新製配置された後、
ちばフラワーバスに移籍し、6463となりました。
同年式の6464・6465・6466より一足早く廃車となり、
2009年に、つくば北営業所に配置されましたが、
つくば北営業所ではいすゞ車で統一したかったのか、
配置から僅か一ヶ月ほどで9279YTとトレードされ、
つくば中央営業所へと転入してきました。

つくば北営業所では以前も日野車の9212TKを、
配置から二年ほど水海道営業所へと転出させており
特に大型車についてはいすゞ車で統一したいようです。

ちばフラワーを経由しての移籍ではあるものの、
勿論、関鉄一般色に塗り替えられているために、
外観上は他の京成中古車と大差はありませんが、
後面の腰板部に取り付けられた乗降中表示灯が
他の京成中古車では見られない形状である、
縁が銀色とされたLEDのものとされていることが、
ちばフラワーからの移籍車である証左です。

ちばフラワー時代は行先表示機が方向幕のまま
廃車を迎えましたが、関鉄への移籍に際しては
LED行先表示機へと交換されています。

車内の方も同時代の京成では定番とされている、
灰茶色の内張りや緑色の床材張りの床などは、
やはり、他の京成中古車と大差はありませんが、
座席表皮のみ、ちばフラワーの自社発注車と同じ、
一般席が緑色地に幾何学模様の描かれたもの、
優先席が臙脂色地に幾何学模様の描かれたもので、
同様の柄はP012でも見ることができますね。

運賃箱は他事業者からの発生品と思われる、
カードR/Wの撤去痕をもつ小田原機器製RX-NZで
関鉄らしからぬ、白色の筐体が車外からも目立ちます。
この手の運賃箱も今では他車へと波及していますね。

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【諸元】
登録番号:つくば200か・215
年式:1995
型式:U-HT2MMAA
機関:M10U(9880cc 230ps/2500rpm)
ホイールベース:5.3m


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