関鉄グリーンバス G017/いすゞU-LV324L+アイケイコーチ(Cubic)
京浜急行バス中古車です。
関鉄グループとしては少数派の京急中古車は、
2002年のP-LV314LのP001・G001投入以来の投入ですが、
2006年のU-LV324Lの投入の場合は、丁度この時期に
鹿島鉄道代替バスの運行開始を控えていたこともあり、
9249TC・9250YT・G016・G017・G018・G019の6両に及び、
特にグリーンでは見掛けることの多い車となっています。
うち、本体のつくば中央営業所へと投入された9250YTは、
京急時代は白色地に赤色帯の塗装のワンロマ車だった車で、
標準床仕様となっており、座席もハイパックシートとされていて、
関鉄ではその内装を活かし、特定車として使用されています。
残りの、本体の土浦営業所へと投入された9249TC及び、
グリーンの石岡営業所へと投入されたG016、そして、
グリーンの鉾田営業所へと投入されたG017・G018・G019は
京急時代は通常の塗装の一般路線車だった車で、
低床仕様とされており、座席も一般的なものとなっています。
この低床車のグループは、低床仕様にも拘わらず、
特注で標準床車と同じ車体を架装したために
タイヤハウス上部が真円に近い形状となっている他、
側面行先表示器部分の窓が羽目殺しの一枚窓となる等、
京成中古車のU-LV324L・中引扉車とは細部が異なります。
特に屋根上に2基設置された角型の通風器は目立ちます。
車内は、上半分が白色、下半分が灰色の内張りとされ、
床は茶褐色で滑り止め付きの床材張りとされています。
座席配置は前半が三方シート、後半が前向き二人掛けで、
お世辞にも長距離向きとは言い難い仕様です。
また、車内の握り棒のゴムが一部、黄色とされている他、
側扉付近の握り棒は橙色に塗装されているのが目立ちます。
この座席配置が長距離路線の多い鉾田では嫌われたのか、
2007年、国際中古車で座席がハイパックシートとなっている
G023・G024・G025・G026が鉾田に投入された際に、
G018・G019は鉾田から石岡へと移籍しているために、
現在、鉾田に残っているのはこのG017のみとなりました。
「キンコンキンコン」という、なかなか独特の音を鳴らす、
ネプチューン製の左折アラームも健在で、目立つ存在です。
【諸元】
登録番号:水戸200か・751
年式:1993年式
型式:U-LV324L
機関:6QB2(11781cc 230ps/2200rpm)
ホイールベース:5.0m