関東鉄道 9220TR


関東鉄道 9220TR/いすゞU-LV324L+アイケイコーチ(Cubic)

京成中古車です。
取手には2004年にU-LV234Lの中4折戸車である
9220TR、9221TRが投入されましたが、
この2両は京成バス江戸川営業所時代も遼車でした。
このいずれもが車体後半部へと
微妙な大きさの広告を貼り付けた関係で、
側面の「関東鉄道」のロゴが不思議な位置へと
移設されているのがポイントとなっています。

この写真の撮影時は路肩灯が標準的なものでしたが、
後にキセがヤマダボディーワークス製らしきキセに交換された上で、
電球がウィングファイブ製WFB-26らしきLEDに交換されています。
このような組み合わせは9229YTなどでも見られます。
加えて、後部にオージ製らしき乗降中表示灯が追加されており
段々と9221TRとの差異が出てきています。

また、この車最大の特徴として挙げられるのが、回送表示が、
青字の「回送中 SORRY, OUT OF SERVICE」である点です。
恐らく、京成時代の幕の一部を流用したものと思われますが、
関鉄らしからぬ表示で非常に目立つ存在です。
私の知る限りでは他は9175TRぐらいでしょうか。 

その他、取手営業所ではICカード回数券の試行を
2009年まで実施しており、それを示す
黄色の「IC バスカードが使えます」の札が
フロントガラス内に掲げられていましたが、
その掲示位置も個性が発揮されるポイントですが、
この9220TRのように、上から吊っているのは
遠目からでも認識しやすく好感が持てますね。
私が確認した限りにおいては、この9220TRの他、
9221TR・9235TR・9236TR・9258TR・9262TRでも
この位置にこの札を掲示していました。

取手営業所の車はこのように掲示や表示に
個性的なものが多いのが特徴ということができ、
最近でも例えば9315TRの運転席に、他車では見かけない
「整理券方式運賃後払い」という札を掲出するなど、
その事例を探すといくらでも出てきます。

車内は殆ど京成時代のままとなっているのは他車と同様で、
座席表皮は9222TC・9223TC・9224TC・9225TC・9226TCと
同様に、京成時代に張り替えを行わないままに移籍したため、
痛みがひどく、後に緑色一色のものに交換されています。

【諸元】
登録番号:土浦200か・660
年式:1991年式
型式:U-LV324L
機関:6QB2(11781cc 230ps/2200rpm)
ホイールベース:5.0m

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