関東鉄道 1861MK


関東鉄道 1861MK/いすゞKK-LR233J1+いすゞバス製造(ERGAmio)

水海道営業所では、つくばエクスプレス開業後、
相次いで新路線を開業させてきたために、
車両不足に陥り、他営業所から車両を移籍させ
それを凌いできた関係で、個性的な車も集まっています。
特につくば中央営業所からの移籍は多く、
1657YT・1658YT・1823YT・1971YTが
移籍してきています。

この1861MKもつくば北営業所からの移籍車で、
2003年、つくばエクスプレス開業後の
つくば駅周辺の自動車交通需要を抑制する
交通需要マネジメント(TDM)実証実験の一環として
運行開始したコミュニティーバス「つくつくバス」のうち、
「筑波急行シャトル」用として専用塗装を纏い投入されました。
「松代近隣シャトル」「春日近隣シャトル」用として投入された、
1859YT、1860YTと共に、関鉄のERGAmioとしては
初のノンステップ車であったこともポイントです。

当初予定されていた運行期限である2005年に、
「筑波急行シャトル」、「センター地区循環」は終了、
「松代近隣シャトル」、「春日近隣シャトル」は継続となり、
1861TKは塗装が改められ一般路線へと転用されました。
しかし、専用塗装の名残で前面のバンパーが
白色のまま残されており異彩を放っています。
なお、この特徴は1859YT・1860YTにも共通します。
その後、つくばエクスプレス開業時に移籍しました。
社番がバンパーに記されているのもポイントですが、
移籍以降、今のところ所属の表記は省略されたままです。

コミュニティーバス予備車として使用を
想定したものかどうかは定かではありませんが
この車の場合は、側面の出入口表記が
省略されたままとなっているのもポイントです。

車内は当時のノンステップバスとしては
標準的なものとなっています。

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