関鉄パープルバス P010/いすゞKC-LV380L+富士重工業(7E)
京成中古車です。
京成で最大勢力を誇るいすゞ車は
長沼営業所花見川車庫の一部車両が、
ホイールベース5.5mのN尺を、
採用していることが目立つ他は、
ホイールベース5.0mのL尺を、
標準的に採用してきた京成ですが、
マイナーチェンジによるラインナップ変更に伴い、
京成のKC-代のいすゞ車にあっては
市川営業所、千葉営業所、佐倉営業所は
ホイールベース4.8mのL尺を、
江戸川営業所、金町営業所、長沼営業所花見川車庫は、
ホイールベース5.3mのN尺を、
それぞれ採用する形へと変わりました。
2007年から2009年にかけて、京成中古車が
続々と投入されたにもかかわらず、
以降、京成中古車の投入がペースダウンしたこともあって、
関鉄に投入されたKC-代の京成中古車は、
いまのところいすゞ車のL尺のみに留まっていますが、
収容力を考慮してのことなのか、
今のところ、子会社のみの投入となっています。
尤も、関鉄の自社発注車の殆どが短尺車なので、
むしろこのサイズの方が自然な気がします。
なんとなく、1508YT、1509RG辺りの面影を感じますね。
この車は、そんな子会社に投入された中古車が、
もっぱら方向幕を装着するのに対し、
唯一LED行先表示機を装着するのが目立ちます。
子会社向けの中古車の方向幕は廃車発生品の場合が多く、
行先表示機の枠が大きくとも、小さい側面方向幕を、
やや不自然な仕上がりで取り付ける場合が多いですが、
この車は当然ながら、ごく自然に仕上がっています。
V8エンジンが評価されてか、休日の筑波山シャトルに
運用される姿もよく目にしますが、
P006と異なり、座席配置は京成時代のままとなっています。
【諸元】
登録番号:つくば200か・182
年式:1996
型式:KC-LV380L
機関:8PE1-N(15201cc 240PS/2300rpm)
ホイールベース:4.8m