大利根交通自動車 土浦22あ1825/三菱KC-MK619F
取手市のコミュニティーバス「ことバス」は、関鉄取手営業所と共に、大利根も担当しています。関鉄取手営業所では予備車として、
元下館市の福祉バス「ふれあい巡回バス」として
使用されていた1778TR(KC-LR短尺、リフト付き)と、
元霞ヶ浦町の循環バス「あじさい号」として
使用されていた1758TR(KC-BE)という、
一癖ある車両が控えていますが、
大利根の場合は、かつて取手市で運行されていた、
福祉バス「元気ですありがとう号」に使用されていた
この、短尺MKを使用しています。1996年式です。
普段この車は北方車庫ではなく、
系列の関東ハイヤー本社に留置してある様で、
先日お伺いさせて頂きました。
「取手市コミュニティーバス」のステッカーが貼られた以外は
「元気ですありがとう号」当時のまま手が加えられていない様で、
車内はハイバックシートが並び、運賃箱も設置してあります。
ちなみに、取手市の福祉バスには「やァーこんにちわ号」もあり、
こちらは関鉄取手営業所が担当しており、
車両は当車と全く同型・同仕様・同期の1714TRが使用されていました。
しかし、本来MEが入る路線に、
短尺とはいえMKが入るというのは、凄いですね。
ただ、この日取手駅東口で見かけた1778TRは、
無料の臨時系統である、戸頭駅―取手駅東口―かたらいの郷に充当されて、
乗客を満載しており、寧ろこのサイズで順当な様にも思えました。
関鉄は何故この時期に流行した7m中型車を何故か導入せず、
福祉バス関連で様々な短尺中型車を導入していますが、
結果的にレアな型式が集っているのは趣味的に面白いですね。