関東鉄道 9256YT/いすゞU-LV324L+IKコーチ(CUBIC)
千葉中央バス中古車で、千葉中時代の社番は2244です。
1994年に現在は廃止された誉田営業所に投入された車で
2007年に関鉄に移籍、つくば中央営業所に配置されました。
関鉄へは同時期に9248MK・9251TKも移籍しています。
関鉄では、当車と同じU-代かつホイールベース5.0mで、
側面窓が銀サッシ、扉配置が中引戸のキュービックが
他に京成と京急からも来ており外観がよく似ていますが、
戸袋窓の一つ前の窓が嵌め殺しの一枚窓であること、
側面行先表示器が中扉の直後に設置されていて、
なおかつ、この部分の窓も嵌め殺しの一枚窓であること、
足元灯が前扉・中扉両方の上部に設置されていること、
そして何と言っても目を惹くのか後部行先表示機が、
前面行先表示機と同じ大型のものとなっていることから、
案外容易く判別することができるかと思います。
クーラーはゼクセルの室内集中型となっているため、
屋根上は丸型の通風機が二基置かれているのみです。
また、シフターはロッドシフトとなっています。
投入から間もなく茨進グループのラッピングが施され、
以来、長らくそのままで活躍を続けていましたが、
2014年に至り、遂にラッピングが解除されてしまい、
久々にさっぱりした姿を見せています。
車内は京成と同じ薄茶色の内張りとなっており、
床は薄茶色の滑り止め付の床材切りです。
座席配置は京成の同型式の中引戸車と同じく
乗降口側前半が前向き1人掛が4列並べられ、
後半は前向き1人掛2列と前向き2人掛2列、
非常口側が前向き1人掛9列と前向き2人掛2列、
となっていますが、前扉直後に荷物置き場がなく、
その分、乗降口側前半は座席間隔が広めです。
座席表皮は全席緑色のジグザグ柄のものです。
2014年時点で車齢20年目を迎えていますが、
一日でも長く活躍して欲しいものです。
【諸元】
登録番号:つくば200か・・37
年式:1994年式
型式:U-LV324L
機関:6QB2(11781cc 230ps/2200rpm)
ホイールベース:5.0m