関東鉄道 1874YT/ゴットローブ・アウベルダーN128/4
関東鉄道の名物でありながら、
活躍は短期間で終わったメガライナーです。
二階建てバス・スカイライナーなど日本での実績を数多く持つ、
ゴットローブ・アウベルダー(ブランド名:ネオプラン)製のシャシーと車体に
出力530ps、総排気量14681ccのエンジン、ベンツ製OM442LAを組み合わせ、
1階18席、2階66席、計84席と従来のバスの丁度2倍の定員を誇っています。
この車輌はJRバス関東からのリース車輌で、
塗装することができず、他の高速路線車とは異なる、
白いボディに、青いラインが巻かれただけのスタイルとなっていました。
なお、つくば中央営業所に搬入された当初はラインすら施されていない、
白いボディのままで暫く留置してありました。
つくばエクスプレス開業による乗客減により、
2005年11月1日のダイヤ改正で引退してJRバス関東に返却され、
その後は西日本JRバスに移籍して、749-2995となり、装いを改め
東京大阪間が大人片道4300円(事前予約で閑散期13500円)で利用できる
「青春メガドリーム号」に使われています。
肝心の居住性ですが、詰め込み設計のため窮屈で、
つくば東京間の乗車でもキツイ感じだったので、
これに10時間近く乗るのは我慢大会さながらの苦行だと思うのですが…
特に2階の1番前の座席は眺望こそ最高なのですが、
足を置くスペースが殆どないハズレ席でした。
最もつくば号末期は空いていて足を横に延ばせましたが。
撮影は運行最終日の2005年10月31日です。
この日は撮影をするファンの姿も見られました。