月別アーカイブ: 2013年2月

土浦地区タクシー協同組合 つくば200か・435


土浦地区タクシー協同組合 つくば200か・435/日野KC-RX4JFAA+日野車体(Liesse)

西武バス中古車で、西武バス時代の社番はA8-504です。
1998年の狭山市コミュニティバス「茶の花号」開業に合わせ、
川越営業所に投入された2両の専用車のうちの1両です。
リエッセは武蔵野市コミュニティバス「ムーバス」を初め、
発売当初から多くのコミュニティバスに採用されてきましたが、
当時はまだ車椅子リフトの装着は一般的ではなかったため、
西武では川越市コミュニティバス「川越シャトル」専用車として
1996年に投入したリエッセでは中扉をスライドドアとして、
車椅子リフトを取り付けるなど、苦心の跡が見られました。
しかし、この車の場合は中扉をグライドスライド戸とした上、
ステップ内蔵型の車椅子リフトを取り付ける形となり、
これが車椅子リフト付のリエッセの標準仕様となりました。

2011年に2両とも代替廃車されましたが、うち、この車は
NPO法人「まちづくり活性化土浦」が土浦市内で運行する
コミュニティバス、まちづくり活性化バス「キララちゃん」のうち、
土浦地区タクシー協同組合担当のAコースの予備車として、
土浦地区タクシー協同組合へ2011年に移籍しました。

移籍に際しては、塗装が派手なイラスト入りのものから
白一色で前面・側面にステッカーが貼られただけの
予備車らしい極めてシンプルな外装へと改められました。
また、当時、土浦地区タクシー協同組合の担当車両は
小島タクシーに籍を置いていたために、側面後方には、
小島タクシーの文字が併せて入れられていました。

2012年には土浦地区タクシー協同組合の担当車両が
つくば市内に車庫を持つ新興タクシーへと移管され
土浦ナンバーからつくばナンバーへと変更された上、
側面の社名も新興タクシーへと書き換えられています。
この変更は専用車であるポンチョも同様です。

車内は概ね西武時代のままとされており、
西武らしい青系の柄物の座席表皮もそのままです。
中扉向かいの座席は車椅子固定スペースとして、
折りたたみ可能になっているのが特徴で、
その部分のみ床材が緑色なのが目立ちます。

なお小島タクシーは2013年2月に第一交通産業傘下に入り、
同時に社名を土浦第一交通へと改めています。

ちなみに、撮影日のBコースの方はどんな車だったかというと…

中型車が入ることもあるんですね。驚きました。

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関東鉄道 1668RG


関東鉄道 1668RG/いすゞU-LR332J+富士重工業(6E)

関鉄のかつての主力であったU-LR332Jのうち、
富士重工業製車体を架装する車の中には、
車体更生の際に特徴的な外観になった車が存在します。

例えば、1604YT・1609EDはテールランプが
関鉄の6Eで標準採用されるゴールドキング製TSLから、
関鉄の8Eで標準採用されるゴールドキング製TSL-1に変更され、
非常に特徴的なリアスタイルへと姿を変えています。
1663MT1664MTと同様、改造に至った理由は不明ですが、
追突防止対策の試作的な意味合いがあるのかもしれません。

一方でこの車は、リアスタイルはそのままとなっているものの、
側面行先表示器周囲が黒色に塗装されたことが特徴です。
ゴム支持のため四隅が丸くなっている側面行先表示機の窓を、
ブラックアウト処理することで引き締まった印象に改めており、
細かい変更点ながらも、遠目に目立つ加工となっています。
なお、同種の処理は1603TKでも見ることができます。

また、この車は座席配置も特徴的なものとなっています。
U-LR332J・自社発注車は、1994年式の1665TCより、
優先席が通路向きにオフセット配置されるようになりましたが、
1994年式に限り何故か優先席が非常口側に設置されており、
乗降口側への優先席設置が標準の関鉄では異例の措置でした。
なお、1995年式の1708MK以降は優先席が他車種と同様、
乗降口側に設置されるように改められています。

従って、この車も通路向きにオフセットされた優先席が、
非常口側中ほどに二席設置されていたのですが、
車体更生に伴って実施された座席表皮の張り替えの際、
このオフセットされた座席は一般席と同じ座席表皮とされ、
その代わり新たに乗降口側前半部の二席が優先席となり、
この二席はオフセットされていないにも拘わらず、
一般席とは異なるチェック柄の座席表皮とされました。

これは他車種に優先席の位置を合わせたためでしょうが、
結果的に一般席にも拘わらずオフセット配置された座席が
その名残として生まれることとなってしまっています。
このような事例は関鉄でも唯一無二の存在でしょう。

関鉄ではポピュラーな存在であった同型式も、
淘汰が進められており、動向が注目される一両です。

【諸元】
登録番号:土浦22あ1624
年式:1994
型式:U-LR332J
機関:6HE1(7127cc 195PS/2900rpm)
ホイールベース:4.3m

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関鉄グリーンバス G055


関鉄グリーンバス G055/日ディKC-RM211GAN+富士重工業(8E)

名古屋市交通局中古車です。
1998年式で、名古屋市時代の局番はMN-13であり、
この車は当初、野並営業所に配置されましたが、
2005年に緑営業所に転入、2010年に廃車となって、
2010年、鉾田営業所に投入されています。

名古屋市では1998年に実施した系統再編に併せて、
中型車を多数投入し、この車もそのうちの1両です。
関鉄では、同時に同じく中型車のG056も転入し、
いずれも関鉄初の名古屋市中古車となりました。

中古車としては、G044・G045に続いて、
かし鉄バスデザインプロジェクトの成果を反映したもので、
前面及び非常口側側面がシルバーメタリック、
後面及び乗降口側側面がホワイトと左右非対称で、
屋根は対角線で塗り分けられています。
これは、一般色となったG056とは対照的です。
ただし、何故かスピーカーは不思議な色となっており、
遠目にもちょっとしたアクセントとなっています。

その他外観では、やはり名古屋市の標準仕様である
銀サッシのメトロ窓とされた側窓が目を惹きます。
また、リアの三連テールも印象的です。

車内は上半分白色・下半分灰色とされており、
床は濃灰色の床材張りと、近代的な印象とされ、
座席配置は前向き座席が主体とされていますが、
中央部は乗降口側・非常口側共に横向き座席で
名古屋市特有の独特な雰囲気となっています。

【諸元】
登録番号:水戸200あ1131
年式:1998
型式:KC-RM211GAN
機関:FE6E(6925cc 190PS/3000rpm)
ホイールベース:4.28m

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