月別アーカイブ: 2010年10月

阪東自動車 278

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阪東自動車 278/いすゞPA-LR234J1+J-BUS(ERGAmio)

2002年に東武からの路線移管に伴って、
一挙に10両が投入された中型車ですが、
以降も、新路線の開業等のタイミングに併せ、
少しづつ中型車が投入されています。
2005年には湖南台線(我孫子駅―手賀の杜プラザ)の
開業に際して277・278の2両が投入されました。
2007年には湖南台線は東武バスイーストの
小野塚台バス停と同一の場所に設置された、
手賀の杜ニュータウンバス停まで延長されています。

クーラーは引き続きデンソーが選択されていますが、
走行風取り込み形に変更されているのがポイントです。
また国土交通省標準仕様ノンステップバス認定制度に
準拠して投入されているのもこれまでの中型車からの変更点で、
それを示す青色のステッカーが貼り付けられています。
もちろんトランスミッションはアリソン製の
トルクコンバーター式オートマチックトランスミッションが
引き続き選択されているのは阪東らしいところです。

阪東では、担当車制をとりながらも
基本的に大型車と中型車とを分けて運用していて、
このような継続的な中型車の投入により、
東武から移管された戸張線(柏駅東口―戸張)の他にも
2003年開業の柏慈恵線(柏駅東口―ウェルネス柏)、
2005年開業の湖南台線(我孫子駅―手賀の杜ニュータウン)、
といった比較的新しい路線や、
布佐新木線(布佐駅南口―スポーツセンター―新木駅)、
慈恵線(北柏駅―慈恵医大柏病院)、
といった需要の伸び悩む路線で
このような中型車の活躍を見ることが出来ます。

関東鉄道 1851RG


関東鉄道 1851RG/いすゞKK-LR233F1+いすゞバス製造(ERGAmio)

なかなかレアなホイールベース3.75mのF尺の
本型式は1812MK1813MK・1851RGの3両が
投入されていますが、いずれも純粋な一般路線車ではなく、
この1851RGは竜ケ崎市のコミュニティバスである
「龍・ゆうバス」の予備車として投入されています。
尤も、その投入は「龍・ゆうバス」開業時ではなく、
暫くは水戸営業所から1835MTを借り入れて
予備車として使用し凌いでいたようですが。

「龍・ゆうバス」は当初、専用車としてクセニッツ・City3の
1838RG・1839RGの2両が投入されていましたが、
これはいわゆるワーゲンバスの後継車種である
Volkswagen・T4をAピラー辺りで切断して、
それより後部にバス車体を架装した小型車であり、
ボンネット等はT4のままでVWマークまで付いていました。

このように、専用車が小型車であるにも拘わらず、
ホイールベース3.4mのE尺のERGAmio等、
当時各社で販売されていた7mクラスの中型車や
当時販売開始されたばかりのAeroMidiMEではなく、
こんなそこそこ大きい車を投入したのは不思議です。
これは保守の観点からアングルドライプ等の
複雑な構造を持つ車を嫌っての選択だと思いますが。

専用車である方のクセニッツ・City3の駆動装置等は
FF車であるT4のものをほぼそのまま使用していましたが、
それでは耐久性などに難があったようで故障が多く、
保守費も嵩み、稼働率も低く、市議会で槍玉に上がり
結果として5年程で廃車の憂き目に遭ってしまいました。
しかし、こちらは相変わらず活躍を続けています。

この車は一般路線車の塗装を纏っているために、
仕様面では一般路線車と同じように見えますが、
ホイールベースの選択以外にも色々と差異があります。
特に目立つのは「龍・ゆうバス」が前乗り均一料金のため
側面方向幕が前扉脇に設置されていることですが、
側面方向幕が大型のものとなっているのも特徴です。
またその表示も「龍・ゆうバス」関係のものが緑字であったり
或いは写真のように回送表示が青字であったりと、
一般的なものとは少々異なっています。

車内は関鉄標準とは異なる上半分褐色・下半分灰色で、
座席表皮も優先席が赤紫色の、他は紺色の柄物とされ、
運転席背後の次停留所名表示装置も省略され、
出入口付近の握り棒のうち一部が黄色とされ、
床材が凹凸が全面につく灰色のものとされる等、
独自色が強く出ていて一見の価値はあります。

関東バス B1300


関東バス B1300/日ディPKG-RA274MAN+西日本車体工業(B型96MC)

1999年から投入されている1100代を筆頭に、
ホイールベース4.8mクラスのノンステップ車を
主力として投入してきた関東バスですが、
その一方でツーステップの三扉車である、
3400代・3000代・5100代・2000代に
Nox・PM低減装置取付等の延命措置を施し、
輸送力の維持に努めてきました。

特に輸送力が必要とされる武蔵野・青梅街道に
集中配置されている、機械式AT・E-MATIC車で
ホイールベース5.3mクラスの5100代は重宝され
C5108・B5109・B5110は1990年式にも拘わらず
2008年まで活躍を続けたことは特筆されます。
しかし、寄る年波には勝てず、これら三扉車の代替に向け
2009年から、これまでの関東バスとしては異例の
ホイールベース5.3mクラスのワンステップ車である
1300代・1310代・1400代・1600代・1700代が
武蔵野、青梅街道、そして阿佐谷にも
順次投入されるようになりました。

特に往年、日ディ車を主力としてきた関東バスにとって、
1300代は5100代の直系の後継車のような雰囲気で、
三鷹駅などで見掛けても非常に親近感が湧く存在です。
関東バスとしては西工ボディを架装する最終グループが、
このような堂々とした体躯の車となったことは喜ばしいですね。

車内は輸送力確保に重点が置かれていて、
中扉以降も一人掛けの前向き座席が並び、
握り棒が増設された他、側面窓に太い保護棒も付く等
近年の標準化された車内に見慣れた目で見ると、
かなり異様な雰囲気であることも特色です。
このような仕様は1300代に限らず、
前述の車種に共通して見られるもので、
三扉に替わる新たな関東バス標準仕様と言えそうです。

また、従来関東バスでは、例えば5100代のトップナンバーは
B5101というように、1から付番してきましたが、
1400代以降に新設された番代ではどういうわけか、
その理由は不明ですが、例えば1300代のトップナンバーは
B1300というように、0から付番されています。
この新たな付番方法は結構ややこしい気がするのですが、
どういう意図があってこのような方法を取ったのでしょうか。