関東自動車 宇都宮200か・164


関東自動車 宇都宮200か・164/日野P-HT233BA+日野車体(BlueRibon)

前、中、後の三ヶ所に設置された丸型通風器が
非常に印象的な横浜市交中古車です。

横浜市交中古車は、このように
かつては中古バス市場に広く流通していましたが、
1990年度購入車から1995年度購入車まで、
全メーカーとも機械式ATを採用したため、
この時期に投入された車は一部の例外を除き、
国内で再起することは殆どありませんでした。

機械式ATを採用した車の国内での移籍例も、
かの酔狂な例や珍妙な例を除いても、
例えば都営バスの機械式AT試作車など、ないこともないのですが。
当然ですが、この車も1989年式であり、
横浜市交が機械式ATへと傾注する以前の車です。

ところが、横浜市交では1996年度投入車から、MT仕様となり、
しかも車椅子スロープ付きワンステップ車となったため、
これらが中古バス市場に出回るようになると状況は一転、
各地で引っ張り凧なっていて価格も高騰しています。

関東自動車でも、横浜市交中古車の投入を再開し、
KC-JP250NTN(富士・西工)やKC-LV380L(富士・IBM)が、
投入されていますが、果たして2009年に鬼籍入りしたこの車が、
これら「後輩たち」と出会うことはあったのでしょうかね…。

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