茨城オート」カテゴリーアーカイブ

茨城オート 11J

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茨城オート 11J/日野P-RJ172CA+日野車体

オートでは、俗に一つ目RJと呼ばれる、
日野K-RJ172AA、及び、日野P-RJ172BAが
大量に投入されてきましたが、
それによって、中型車が一定数揃ったからか、
中型車の投入は減少し、日野P-RJ172CA以降の
モデルチェンジ後のRainbowは少数派となっています。

この車から塗り分け自体はそのままであるものの、
塗装のベースカラーが橙色から黄褐色へと変更されていて、
明るい印象へと生まれ変わっています。
これに併せて赤色の帯の縁取りとして入れられていた
黒色の細い帯が省略されるようになったほか、
側面に描かれた、雲雀をモチーフとした社紋が
白色から緑色へと変更されています。
また、社名表記の字体も変更されています。

それ以外の点では、日野P-RJ172BAの仕様を
引き継いだままモデルチェンジを受けたといった趣で、
前後扉の扉配置や銀サッシの側面窓はもちろんのこと、
車内も床は相変わらずの木床とされていますが、
ただし内張りは上下とも褐色の明るいものとなりました。
全体的に、どうしても目立たないというか地味な存在です。

茨城オート 192H


茨城オート 192H/いすゞU-LV324L+富士重工業(7E)

東武バスセントラル中古車で、1994年式です。
前後折戸の印象が強い東武ではありますが、
都区内向けは長らく中引戸仕様が
標準とされていましたでしたが、1994年より
都区内向けは四枚折戸に移行しています。
これ以前にも東武ではワンステップの試作車を
四枚折戸で投入していますが、これを含めても
少数派であったため、あまり東武らしからぬ印象です。

中古車高騰の昨今、年式の都合でこれまで
国内流通の少なかった東武中古の出物が
徐々に増えていますが、さすがにこのような
四枚折戸の東武中古車はまだ少数派です。

ブラックサッシの二枚窓となる側面窓に
標準サイズで前扉直後に設置された側面幕、
そしてL尺・四枚折戸の組み合わせは、
一見すると小田急中古にも見えますが、
マーカーランプが省略されていること、
テールランプがバス協テールとされたこと、
そして東武独特の樹脂フレームの座席であることから、
よく見れば東武中古だと判別可能です。

側面方向幕は東武時代と同じサイズですが、
前面方向幕はオート独特の幅が狭いタイプへと
交換され、前面の印象が少々変わっています。
内装は殆ど手が加えられておらず、
上半分白色・下半分灰色の内装も相変わらずです。

またこれまでオートでは、系統番号サボを掲出するため、
バンパーにサボ受けを設けてきましたが、
この車からはサボ受けが省略されるようになりました。

茨城オート 201H


茨城オート 201H/いすゞU-LV324K+アイケイコーチ(Cubic)

国際興業中古車です。
オートとしては182Hに続く国際中古車で、
国際時代の社番が7500代だった車です。
182Hが国際時代の社番が7000代であった、
ショートフロントオーバーハング仕様であるのに対し、
こちらは標準仕様となっていて、非常口側では
窓割の差異が明確にお分りいただけると思います。

国際時代の社番は7677で、1995年式です。
浦和営業所に新製配置されたのちに、
浦和営業所の大宮営業所との統合により
さいたま東営業所に移管され、更に
観光志村営業所に移籍していました。

また国際興業では、この1995年式から
テールランプを角型へと仕様変更し、
更に乗降中ランプを設置するようになったことも、
メーカーのマイナーチェンジによる、
両側面後部のエンジン開口部の構造変更と共に
182Hとの外観上の差異となっています。
加えて、屋根上にある青色のマーカーランプが
182Hは移籍時に撤去されたのに対し、
201Hは残存しているのもポイントと言えます。

ただし、オートへの移籍に際しての改造は
182Hをはじめとする中古車と概ね同様で、
国際時代は中扉上のみだった足元灯が、
他車に併せて前扉上にも増設されている他、
国際時代は前中扉間にのみ設置されていた
車外スピーカーが撤去された上で新たに、
前扉後方及び中扉後方に設置されるなど、
オートらしく細部に手が入っているのは共通です。
また、戸袋窓周囲が紺色となっていることは
182Hと同様、国際時代の名残といえます。

182Hとの差異はまた、内装にも見られ、
182Hが内張りが黄緑色一色とされているのに対し、
201Hは内張りが白色一色に変更されている他、
車内の座席数もフロントオーバーハングが
延長されたために、こちらの方が一列多くなっています。
なお、この車は国際時代に車体更生を受けており、
車内には恒陽製作所の銘板が残されています。
一見似た様な車に見えるこの2両ですが、
実は細かに差異があるのが面白いところです。