月別アーカイブ: 2011年9月

関東鉄道 9231MK

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関東鉄道 9231MK/日野U-HT2MMAA+日野車体(BlueRibbon)

京成中古車で、2004年に関鉄へと移籍しました。
当初、9231YTとしてつくば中央営業所へと配置され、
2005年には、取手営業所所属の9133TRと共に、
取手競輪場のラッピングが施されました。
このラッピングに描かれた取手けいりんイメージマークは、
デザイナーで東京藝術大学准教授の長濱雅彦さんが
自転車の輪のイメージと競輪選手のユニフォーム九色を
モチーフにデザインしたものです。…(取手競輪場HP)
9133TRがラッピングに併せホイールを白色としたのに対し、
こちらはホイールは銀色のままとなっています。

この取手競輪場のラッピングを施されて以降は
つくばエクスプレス開業に併せて運行を開始した
守谷駅発着の取手競輪場ファン送迎バスに
もっぱら運用されるようになりましたが、
2006年、この送迎バスが水海道営業所へと移管されると、
9237MKとトレードで水海道営業所に転入しました。

水海道営業所では、この9231MKに続いて
2008年、同じ京成から本型式の9267MKが転入して、
特定車の9252MKと共に本型式は3両体制となりますが、
2009年、9267MKは諸事情により早々に廃車となり、
多くの営業所で見られる本型式の京成中古車も、
水海道営業所では、9231MKのみの虎の子でした。

1992年式と車令は比較的若かったものの、
車令19年に達した、2011年に至って廃車となりました。
9231MKの代替のために水海道営業所へ転入したのは、
驚くべきことに前述の9237YTで、奇妙な縁を感じます。
廃車にあたって、久々にラッピングが剥がされて、
すっきりとした姿になっています。

【諸元】
登録番号:土浦200か・684
年式:1992
型式:U-HT2MMAA
機関:M10U(9880cc 230ps/2500rpm)
ホイールベース:5.3m

関東鉄道 9163TC


関東鉄道 9176TC/日野P-HT235BA+日野車体(BlueRibbon)

京成中古車で、関鉄では初の京成中古車として、
2002年に、土浦営業所に投入された7両は、
9159TC・9160TC・9161TC・9162TCがいすゞ車、
9163TC・9164TC・9165TCが日野車でした。
うち、日野車は全車、本型式が投入されており、
扉配置もこちらは中引戸で揃えられています。
年式は全て1989年式であり、経年も浅めでした。

関鉄に投入されたBlue Ribbonの中古車としては、
千葉内陸中古P-HT236BAの9138TCに続くもので、
これに併せて、前面方向幕周囲は白色に塗装され、
ライトベゼルは銀色に塗装されていますが、
前面方向幕回りをブラックアウト処理としていた、
自社発注車P-HT233BAの1504MK1505TR等と比し
野暮ったい感じは否めず、これに続いて投入された、
9174TR・9175TR・9176TC以降はライトベゼルを黒色とし、
更に9199TR等、一部は前面方向幕周囲を黒色としています。

うち、この9163TCは、京成時代の社番はN563で、
新製以来、ずっと草野車庫に所属していた車です。
なお、この車は一時期、筑波学院大学のラッピングが施され、
その名残で、ラッピングが剥がされた後も、
戸袋窓の部分に「関東鉄道」のロゴが残っていました。
このようなロゴの残置は関鉄ではしばしば見られますね。

このように外見こそ冴えなかったものの、
車内は焦茶色の内張りに、焦茶色の床材張りの床、
京成時代に張り替えを行い柄物となった座席表皮等、
関鉄の自社発注車の時代遅れの陳腐な内装と比して、
こちらの小奇麗なそれは、京成時代ほぼそのままとはいえ、
輝きある存在で、関鉄の体質改善に大きく寄与しました。
いすゞ車は7E架装・Cubic架装を問わず、関鉄移籍時より
内装の痛みが著しかった車も少なからず居ましたが、
日野車は目立った痛みは少なかったように思います。

とはいえ、元々経年車であったこともあってか、
いすゞ車・日野車を問わず、これら京成中古第一陣の引退は早く、
2008年には廃車となり、関鉄での活躍は6年程で終わりました。

【諸元】
登録番号:土浦200か・304
年式:1989
型式:P-HT235BA
機関:M10U(9880cc 230ps/2500rpm)
ホイールベース:5.2m

関鉄グリーンバス G056


関鉄グリーンバス G056/いすゞKC-LR233J+いすゞバス製造(Journey K)

名古屋市交通局中古車です。
1998年、名古屋市では系統再編に併せて、
これまでは少数派だった中型車を投入しましたが、
これが中古車として放出されるようになると、
中型車の出物が少ないなかで人気が出ているようで、
関鉄にもG055・G056の2両が登場しています。

うちG056は、名古屋市時代の局番はMS-6で、
浄心に配置された後、如意へと移籍した車です。
G055はかし鉄バスデザインプロジェクト塗装なのに対し、
G056は無難に関鉄標準カラーとされています。
型式から判る通り、エアサスペンションとなっていますが、
これは1992年以降の名古屋市の標準仕様です。

外観は、1992年より名古屋市の標準仕様となっている
銀サッシのメトロ窓となった側窓が非常に目立ちます。
テールランプは角型の三連式となっていて豪華な印象で、
後輪ホイールが名古屋市時代のままの青色なのが
なかなかいい味を出しています。
クーラーはゼクセルの外気導入型とされており、
エバポレーターの外気取り込み口も目立ちます。

側面行先表示器は、前扉直後に設置されていますが、
関鉄入りに際して移動されることはないままとなっています。
ただし、方向幕からLED行先表示器へと変更されています。

車内はハイパックシートが並べられていますが、これは
長距離路線を多く抱える鉾田にはぴったりの仕様です。
どうも鉾田はこの手の仕様の車を好んで投入しているようで、
前述のG055の他、同じ東海地方から来たG044・G045
国際興業中古車のG023・G024・G025・G026も、
この車と同様にハイパックシートとされています。
横引きカーテンが備え付けられているのも、高級感があり、
質素な仕様が一般的な当地ではワンロマ車のような雰囲気です。

さてこの鉾田営業所は廃止された鹿島鉄道の
鉾田駅に連接して設置されているのですが、
鉾田駅に残されていたプラットホームは、
先の東日本大震災の折に被災してしまいました。

鹿島鉄道の面影がまた一つ失われたことに、
寂しさは禁じえませんが、代替交通機関としての
かしてつバスには頑張ってほしいところです。
なお、かしてつバスサポーターズクラブに、
やや遅まきながら私も入会させて頂きました。
かしてつバス一日フリーきっぷも貰えますので、
皆様も是非、入会されては如何でしょうか。

【諸元】
登録番号:水戸200か1147
年式:1998
型式:KC-LR233J
機関:6HA1(8226cc 190PS/2800rpm)
ホイールベース:4.3m