京成バスからの中古車です。
京成時代の社番は4470で
船橋営業所花輪車庫に所属していました。
京成バスでの廃車後、
2004年に関東鉄道取手営業所に投入されました。
この車は1990年式ですので、
関鉄移籍の段階で車令14年に達しており、
当時の関鉄が如何に車両代替を急いでいたかが
察せられる車だと思います。
関鉄では1989年式の京成中古車が全廃となり、
引き続き1990年式の京成中古車も淘汰が進んでいますので、
この車も関鉄での活躍は僅か5年程となってしまうかもしれません。
京成中古車投入以前に投入された中古車は、
関鉄移籍の段階で車令9―11年程度と若く、
移籍時には自社発注車に準じた車体更生を受けたこともあって
いずれも関鉄で比較的長く活躍したことを考えると、
中古車市場の変化が伺えますね。
京成中古車P-HT235BAは関鉄入りにあたって、
前面方向幕周囲を白く塗るのが標準的ですが、
この車のように黒く塗られたものもあり、
新鮮な印象となっています。
なお9216YTのみは車体色に塗られており、
鈍重な印象を受けます。
京成車は経年で関鉄入りしますからね。
そう言われてみれば京成時代に結構使いこまれているのか、錆が浮いて盛り上がっていたり、座席が緑色の生地のものはけっこう擦り切れてたりしますね。
話題の方向を大きく変えてしまって恐縮ですが、整理券に関して質問があります。
本日、9155YTに乗った際の整理券は表面がザラザラしていて日付等が書いておらず、整理券番号のみのシンプルなものでした。いつもはツルツルしたやつなんですがね。
紙の種類がどのように違うのでしょうか。
ご存知でしたらお教えください。
>>9178様
コメントありがとうございます。
これら初期(P-代)の京成中古車は、
外見こそ塗り替えられて綺麗ですが、
いざ乗車すると痛みが目に付きますね。
整理券に関してですが、
関鉄標準の整理券発行機は、
感熱紙を使用しているサーマル式なので、
紙はツルツルしたものです。
しかし、9155YTなど茨観中古車は、
茨観時代の整理券発行機のままで、
普通紙を使用しているスタンプ式なので、
紙はザラザラしたものです。
関鉄入りして間もないころは、
「茨城観光」の文字も印字されていましたが
何らかの改造が施されたようで、
現在は番号だけしか印字されません。
詳しく教えていただきありがとうございます。
整理券のカラクリはそういうことだったのですね!
毎回、丁寧にコメントを返している姿には頭が下がります。
週末に楽しく拝見しておりますのでまたコメントします。
>>9178様
いえいえ、毎度コメント頂きこちらこそ恐縮です。
関鉄に関しては私もわからないことが多く、
皆様からのコメントでふと気付くことが多くあります。
今後とも拙ブログを宜しくお願いいたします。