オートとしては181Jに続く関東バス中古車で、
関東バス時代の社番が300代だった車です。
181Jが中型車を示す「J」を名乗りながらも、
関東バス時代の社番が200代だった、
9m大型車であるのに対し、こちらは純粋な中型車です。
関東バス時代の社番はE305で、1995年式です。
五日市街道営業所に配置され、川南線や烏山線などの
狭隘路線で活躍していたようです。
181Jと同じく、フォグランプが省略されているのは
関東バスらしいポイントだと言えます。
また、狭隘路線への対応のために、
181Jと同様、後扉上の足元灯が扉部の窪みに
設置されていることも目立ちます。
なお、オートへの移籍に際して、他車同様、
前扉上にも足元灯が増設されていますが、
こちらは一般的な位置となっています。
その他、車外スピーカーがオート標準の
大型のものへと交換されていることや、
前面方向幕がオート標準の横方向が
少々詰められた独特のサイズのものに、
側面方向幕がオート標準の標準サイズのものに、
それぞれ交換されていて、
特に側面方向幕は関東バス時代の
大型サイズの枠に標準サイズを収めたため、
違和感のある仕上がりとなっています。
本型式も当時の関東バスで標準とされていた、
機械式オートマチックトランスミッションではなく、
フィンガーシフトとなっています。
他に大島旅客自動車にも移籍している様です。
車内は関東バス時代のままとされていて、
優先席を示すステッカーもそのままとなっています。