茨城オート 113H

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茨城オート 113H/いすゞP-LV314K+富士重工業(5E)

東京都交通局中古車で、1999年に112Hと共に
オート初の中古車、かつ、いすゞ車、かつ、5Eとして、
投入された車で登場時はかなり目立つ存在でした。
1988年式で都営時代はT代の局番だった車です。
なお、同型車は茨城交通にも多数投入されていて、
中には、水戸200か・・36という112H・113Hと続番の
登録番号を名乗っている車も存在しており、
水戸市内では塗装が異なる同型車同志が
すれ違う光景も見ることができます。

サイドミラーがいわゆる幽霊ミラーであること、
屋根上に弁当箱と呼ばれる角型通風器を持つこと等、
いずれも都営時代の仕様を色濃く残していますが、
112Hはサッシを黒色に塗り替えたにも拘わらず、
113Hはサッシは銀色のままとされており、
その点で、こちらの方が原形を留めていると言えます。

とはいえ、オートらしく細々と手が入れられていて、
前面のナンバープレートの位置が変更されている他、
前扉上にも足元灯が増設されていること、
バンパーを銀色から黒塗りへと改められたうえで、
系統番号サボ用のサボ受けを付けたこと、
中扉前方にあった車外スピーカーを撤去したうえで、
前扉後方と中扉後方に車外スピーカーを新設したこと、
前面方向幕が横方向が少々詰められたものに、
側面方向幕が標準サイズのものに、各々交換されたこと等、
茨交の同型車と比べると原形と異なる点も多いです。
特に側面方向幕は違和感のある仕上がりとなっています。

2008年に112Hが廃車となって以降も、
オート最後の5Eとして活躍を続けてきましたが、
2009年に211Jの投入により廃車となりました。

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