ジェイアールバス関東 M527-93308


ジェイアールバス関東 M527-93308/日野U-HT2MMAA+日野車体(BlueRibbon)

水戸支店は以前はP-LRやP-MKなどの中型車が
よく活躍していた印象が強くありますが、
1993年に投入されたM527-93307・M527-93308は、
一般的な大型車とされています。

仕様は他支店と共通のごくごく無難なもので
ホイールベース5.3mの標準尺が採用されており、
扉配置は後折戸仕様とされています。
この辺りは茨城交通や茨城オートとも共通するところで、
水戸地区では違和感のない存在です。

特筆すべきは、これまで小さかった側面方向幕が、
ようやく大型サイズへと変更されたことです。
P-LVやP-LRでは標準サイズよりも小さい、
申し訳程度の大きさしかない側面幕を装備しており、
特にP-LRは扉配置が後折戸なのにも拘わらず、
後扉後方の狭い窓に方向幕を装備していた程でしたが、
ようやく他社並みのサイズに変わりました。
あわせて前面方向幕も拡大されていますが、
他社と比べると少々幅の狭いものとなっています。

なお、翌年に水戸支店に投入されたM527-94307では
側面方向幕が天地方向にやや幅が詰められた上、
前面方向幕が水平方向にやや幅が詰められており、
その後、L524-98506・L524-98507に至るまで、
その仕様が踏襲されることとなります。

さて、折角、大型サイズの側面方向幕を装備していた
M527-93308ですが、近年に入りどういう訳か、
標準サイズの側面方向幕へと交換されてしまい、
非常に微妙な姿になってしまいました。
予備品の関係かとは思いますが詳細は不明です。

ちなみに、このM527-93308は新潟県中越地震の際に、
JR上越線の代行バスとして使用されており、
水戸支店生え抜きながら新潟にも足跡を残しています。

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