関東鉄道 2006MT


関東鉄道 2006MT/いすゞPDG-LR234J2+J-BUS(ERGAmio)

2010年に水戸営業所に投入された車です。
水戸営業所に所属する車両では、
即時計数・整理券読取機能付である上に、
釣銭自動払出機能を持つ、レシップLF-Cを
2010年より使用開始していますが、
この2006MT、及び、同時期に投入された2009MTは
その使用開始直前に投入された車であるために、
小田原RX-NZSを装備して登場しています。
ただし、すぐにLF-Cへと交換されています。

特筆すべきは、関鉄のPDG-LR234J2としては
初めてデンソー製のクーラーを搭載したことです。

いすゞ車の場合、サーモキング製のクーラーが
これまでメーカー標準仕様とされてきていましたが、
PDG-LR234J2からはデンソー製のクーラーが
新たに標準仕様となったことに伴い、
PDG-LR234J2にサーモキング製のクーラーを
搭載する事例は全国的に少数派となる中で、
関鉄では、これまでの伝統を汲んでか、
PDG-LR234J2にもサーモキング製のクーラーを
引き続き頑なに搭載してきたことが特徴でした。

ただし、関鉄でも、一応は日野車であるものの
PDG-LR234J2と実質的には同型車と言える、
PDG-KR234J2にはデンソー製のクーラーを
搭載してきたので、さほど奇異なことではないのですが
この車以降、関鉄が自社発注車として投入した
PDG-LR234J2は全てデンソー製のクーラーを
搭載するようになったので、違和感は禁じえません。

仕様面では、2005TR以降の関鉄標準仕様で、
派手な柄物の座席表皮は車外からも目立ちます。

PDG-LR234J2は大量投入がなされていますが、
ロットごとに仕様が少しずつ変化しており、
目が離せない存在であると言えます。
特に、レシップ製運賃表示器を採用している
水戸営業所の場合は、1984MT以降は
運賃表示器も新型に変更されていますし…。

追記:
茨城223様の御指摘により
加筆・修正致しました。

【諸元】
登録番号:水戸200か1080
型式:PDG-LR234J2
年式:2010
機関:6HK1-TCN(7790cc 240PS/2400rpm)
ホイールベース:4.4m

関東鉄道 2006MT」への2件のフィードバック

  1. 茨城223

    こんばんは。
    twitterではお世話になっております。

    2006MTと同期の2009MTの運賃箱についてですが、この二台は配置当初は、RX-NZSを装備していました。 これらの以前に配置された9320MTもRX-NZSでした。因みに9330MTはRX-BLHです。とは言え、秋には順次LF-Cへ交換されていったので、装備していた期間はごく僅かでしたね。

    LF-Cを配置当初から装備していたのは、9332MTと、2012MTの二台が該当します。

  2. 大曽根線

    >>茨城223様
    コメントありがとうございます。
    また、リンク等ご対応いただきましてありがとうございました。
    早速、拙ブログからリンク貼らせて頂きました。

    運賃箱の件、ご指摘いただきましてありがとうございました。
    私が乗車したのがLF-Cへの交換後だったようですね。
    最近、他営業所の中古車に取り付けているRX-NZSの中には、
    この辺りから転用されたものも含まれていそうですね。

    また、運賃表示器の件もtwitterの方で、
    ご教授いただきましてありがとうございました。
    いずれも記事の方で対応させて頂きました。

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