ジェイアールバス関東 M527-93610


ジェイアールバス関東 M527-93610/日野U-HU2MMAA+日野車体(BlueRibbon)

土浦支店では、1993年式のうち、1992年度投入分までは
一般路線車はエアサスペンション仕様で投入していました。
しかし、1993年に投入されたM527-93314以降は、
一般路線車はリーフサスペンション仕様へと戻されています。

従って、土浦支店に投入された1993年式のうち、
M527-93609・M527-93610・M527-93611は、
エアサスペンションを採用した最終期の車となります。
土浦支店では、1993年式のこのグループより、
前面の方向幕が上下方向にのみ拡大されたのも特徴で、
同時に、これまで非常に小さかった側面方向幕が、
他社の一般的なものに比べるとやや小さいものの、
上下左右共に拡大されています。
以降、今のところ土浦支店で最後の自社発注車である
L527-98505まで、このサイズが踏襲されていきます。

土浦支店ではまた、このグループまで前面の幕版下部を
黒塗りとしていたのも特徴となっていました。
しかし、車体更生等によりこの黒塗りも徐々に失われ、
このグループでも、M527-93609は2008年に
西那須野支店へと転出してしまい、以降は、
2009年に水戸支店から転入してきたM527-92612と共に、
M527-93610・M527-93611が最後の砦となっていました。
ただし、M527-92612は水戸支店からM527-92607の転入で
土浦支店ではあまり活躍することなく早々に廃車となってしまい、
以降、この懐かしいスタイルはこの2両だけとなっていました。

そして、2010年、ジェイアール東海バス中古車である、
L527-04506・L527-04507・L527-04508が投入されると
館山支店から移籍してきたM537-95310と共に、
M527-93610・M527-93611は廃車となってしまいました。

イオンSC線・あみPO線開業で古参車が集結していた
土浦支店でしたが、相次ぐ中古車投入によって、
古参車の淘汰が一挙に進められています。

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