月別アーカイブ: 2011年4月

阪東自動車 294


阪東自動車 294/日野PJ-KV234N1+J-BUS(BlueRibbonⅡ)

元来は日野車を主力としてきた阪東ですが、
2004年は275・276が投入されたものの、
2005年は日野車の投入が見送られています。
2006年は290・291が投入され、
2007年は294・295が投入されたものの、
その後、一般路線車としての日野車の投入は
今のところ見送られています。

阪東の一般路線車としては最新の日野車である、
Blue Ribbon Ⅱの290・291及び294・295は、
ERGAのOEM車となっており、ほぼ同時期に投入された
ERGAの285286・292と、
外観及び仕様は殆ど同一であり、このいずれもが
ホイールベース5.3mの標準尺であるN尺で揃えられ、
クーラーも阪東としては標準的なデンソー製となっていて、
リアガラスの「HINO」ステッカー以外では判別不可能です。

トランスミッションは引き続きトルクコンバータ式の
オートマチックトランスミッションとされていますが、
メーカーはアリソン製へと変更されています。

また、この2007年に投入された293・294・295から
前面腰板の黒色の「阪東バス」のロゴが
橙色の「BANDO」のロゴへと変更されている他、
前面行先表示機脇の車椅子ステッカーが
スロープの描写が省略されたものとなるなど、
細部の仕様が微妙に変更されています。
加えて、ご当地ナンバーの柏ナンバー登場に併せ
希望番号制により登録番号と社番を揃えています。

Blue Ribbon Ⅱの追加投入は以降、今のところなく、
PDG-代以降のヘッドライトが2灯化された、
いわゆる「一つ目」のBlue Ribbon Ⅱは未登場です。
Space Runner RAが生産中止となった
2011年に投入された304は三菱車とされており、
つくづく東武系らしからぬ車種選択だと感じさせます。

関東鉄道 2018TK


関東鉄道 2018TK/いすゞPDG-LR234J2+J-BUS(ERGAmio)

2011年のつくば市コミュニティーバス「つくバス」再編では、
13系統あった「地域循環」を従来の「北部シャトル」と同様に
停留所を絞って速達化及び経路の単純化を図った、
「南部シャトル」、「小田シャトル」、「作岡シャトル」、
「吉沼シャトル」、「自由ヶ丘シャトル」の5系統に再編し、
同時に登場した、つくば市乗合タクシー「つくタク」と併せて、
ハブアンドスポーク方式をとって路線バスの不便な地域の
公共交通をカヴァーする体制へと改めています。

これに伴い、車両が不足するためそれを補うべく、
つくば北へ2018TK・2019TK・2020TK・2021TKの4両が、
つくば中央へ2022YT・2023YT・2024YT・2025YTの4両が、
それぞれ投入されていますが、これらは中型車で、
なおかつワンステップ車とされているのが特徴です。

カラーはいずれも「地域循環」用の車と同じ群青色ですが、
側面の動物のイラストが車によって異なっている他、
デザイン案のイラストが省略されるなど細部は異なります。
ただし、白色一色の車体に部分的にラッピングを施して
複雑なデザインを実現しているのは従来どおりです。

このうち、2018TKのみは「北部シャトル」用として、前面に
1918TK・1919TK・1920TKに取り付けられたものと同じ
自転車積載ラックが取り付けられています。
利用実績がどれほどのものか気になる所ですが、
利用喚起のための取り組みとして継続を期待したいものです。

これらは引き続きクーラーがデンソー製となったのもポイントです。
車内の仕様はいずれも2005TR以降の関鉄の標準的仕様で、
派手な柄物となった座席表皮なども共通ですが、
従来の「つくバス」用専用車と同様、側扉内側が
黄色に塗装されている他、何と言っても目立つのは、
オージ製COM-W2020と思わしき液晶運賃表示機が
従来の運賃表示機に代わって取り付けられたことで、
これに伴い次停留所表示機は省略されています。
なお、運賃箱は相変わらず両替式の小田原RX-NZSです。

車内の仕様は今回投入された8両とも共通ですが、
つくば中央の2022YT・2023YT・2024YT・2025YTは
クラリオン製のバックアイカメラ及びモニタを装備していますが、
つくば北の2018TK・2019TK・2020TK・2021TKは
それが省略されているようです。

なお再編後も「北部シャトル」以外の各系統で、
従来、「地域循環」専用車だったAero Midi MEも
引き続き使用されているようですが、この再編で
「つくバス」は全路線が後乗り多区間制となるため、
前乗り均一制仕様だった「地域循環」専用車では、
同種の運賃表示機が取り付けが進められているほか、
整理券発行機および連動ベルの取り付けと、
次停留所表示機の撤去が進められています。
ただし一部、運賃表示機の取り付けが間に合わず、
三角表の掲出によって代用している車もあります。
また追設された連動ベルは、天井のエアコンダクト曲面部に
取り付けられており、施工の困難さを窺わせます。

【諸元】
登録番号:つくば200か・327
型式:PDG-LR234J2
年式:2011
機関:6HK1-TCN(7790cc 240PS/2400rpm)
ホイールベース:4.4m

関東鉄道 9336TC


関東鉄道 9336TC/日野KC-HU2MMCA+日野車体(BlueRibbon)

京成バス中古車です。
京成ではワンステップ車もサスペンションは
引き続きリーフサス仕様で投入していましたが、
日野はワンステップ車にリーフサス仕様がないため、
エアサス仕様となり本型式が投入されています。
いすゞと異なり、標準尺のM尺のみとされており、
車体も引き続き日野車体とされています。

京成の場合、標準仕様がフィンガーシフトとなった
KC-HTでも特注でロッドシフトとしていましたが、
流石にワンステップ車はフィンガーシフトとされ、
同時に側窓がサッシ式の逆T字窓となるなど、
仕様面では一挙にハイグレード化されています。

車椅子スロープ付きのワンステップ車のため、
前面行先表示機両脇に車椅子マークが入れられ、
前輪タイやハウスと中扉の間にやや無理矢理に
「ONE STEP」のロゴが入ったのは9337TCと同様ですが、
日野車の場合、この部分に開口部があるために、
これを避けてロゴがその上方に入れられたため、
より不自然な仕上がりとなっているのがポイントです。

なお、京成時代は車体色とされていた側扉のサッシは
黒色へと塗り替えられており新鮮な印象となりました。

車内はツーステップ車を踏襲した内装とされており、
焦茶色の内張に濃緑色のイボ付きの床材張りとされ、
座席表皮が桃色の柄物とされているのは共通ですが、
車椅子固定場所の床材が石目調のものとされ、
座席配置も優先席が三方シートとなるなど変更点もあります。
運賃箱は他車でも見られる他事業者発生品と思わしき、
カードリーダー撤去痕のある小田原RX-NZです。

他社にも京成中古のワンステップ車が続々と登場しており、
中古車ではあるものの、車椅子スロープ付きであるため、
現在販売されているバリアフリー法対応車両と比して、
サービス面においては遜色はないといってよいこれらが、
今後、関鉄でどれぐらい普及が進むのか楽しみです。