月別アーカイブ: 2011年4月

関鉄グリーンバス G023


関鉄グリーンバス G023/U-LV324L+アイケイコーチ(Cubic)

国際興業中古車です。
国際興業中古は、鹿島鉄道代替バス運行を控えていた
鉾田に2007年にG023・G024・G025・G026の4両が
集中的に配置されています。
いずれも、国際時代の社番が8000代であった車です。
国際8000代は年式・投入先により仕様が異なるため、
少々ややこしいところですが、これらはいずれも、
1993年式のため側窓は逆T字窓とされていて、かつ、
埼玉県内向けのため扉配置は中引戸とされる等、
仕様が揃えられています。

今のところ国際中古は関鉄グループでこの4両のみで、
近年、京成中古が主流の関鉄では珍しい存在ですが、
この時期は、関鉄と国際の共同運行による、
土浦駅―大宮駅間の高速バス開業もあったため、
国際との関係が強化されていたからだと思われます。

外観では何と言っても側窓が高級感ある
ブラックサッシの逆T字窓であることが目を惹く他、
国際時代の名残として、戸袋窓の目隠し部分や、
前面及び側面行先表示機の周囲が紺色のままであること、
屋根上にマーカーランプがあることなどが特徴で、
関鉄の車両群の中ではかなり目立つ存在です。

内装も、他車とは一線を画す独特なもので、特に
国際8000代のうち1993年式・1994年式の特徴である
ハイパックシートが並べられているのは壮観です。
国際らしい上半分褐色、下半分黄緑色の内張りで、
床は青緑色で滑り止め付きの床材張りとされています。
座席表皮は、国際時代と同じ青色の市松模様のもので、
優先席は赤色の市松模様とされており、加えて、
ヘッドレストカバーもそのままとなっています。
このハイパックシートが買われて、代替バスでも
長距離系統を担当する鉾田に配置されたのでしょう。

また、この車はギャラリーバスなのも特徴です。
グリーンでは、かしてつバス応援団の協力も得て、
地元の学生、画家、写真家の写真や絵画等を展示した
ギャラリーバスを2007年から運行しており、他には、
柿岡営業所のG041、鉾田営業所の1767G、
石岡営業所のG016・G019・G027・G035が
ギャラリーバスとなっています。

グリーンではこのほかにも地域との連携を図る
様々な施策を実施しているのが特徴です。
2011年には一口1000円の年会費で入会でき、
一日フリー切符の進呈や定期券の割引が受けられる
かしてつバス・サポーターズクラブを発足させています。

【諸元】
登録番号:水戸200か・798
年式:1993年式
型式:U-LV324L
機関:6QB2(11781cc 230ps/2200rpm)
ホイールベース:5.0m

関東鉄道 9335TC


関東鉄道 9335TC/いすゞKC-LV380L+富士重工業(7E)

千葉中央バス中古車です。
千葉中央中古は、9248ED・9251TK9256YT・P015・P016が、
既に投入されている他、かつては日水にも在籍していましたが、
関鉄では依然として少数派であり、珍しい存在と言えます。

中引戸に銀サッシと非常に地味な仕様ですが、
側面行先表示機が中扉直後に設置されていて、
かつ、その部分が羽目殺しの一枚窓である点は、
千葉中央中古らしいところだと思います。
また側面後部のエンジン開口部に中桟が入り、
二分割されているのも地味ながら気になる箇所です。

また、千葉中央といえば新京成や阪東と同様に、
後面行先表示機が大型となっているのも特徴ですが、
9257TC以降の新京成中古と同様に大型の枠に、
関鉄標準の横長のLED行先表示機を取り付けています。
ただ、取り付け位置がやや高めで表示の上端が
隠れてしまっているのがユニークなところです。

車内は京成同様、焦茶色の内張りとされていますが、
天井のみ白色とされていて多少明るい雰囲気です。
座席表皮は青色系の派手な柄物となっていて、
優先席のものは、JR東日本等の優先席ステッカーと
同じイラストが入れられています。
床材は石目調で滑り止めのないものです。
運賃箱は小田原RX-BLHに戻っています。

【諸元】
登録番号:土浦200か1209
年式:1997
型式:KC-LV380L改
機関:8PE1-N(15201cc 240PS/2300rpm)
ホイールベース:4.8m

関東鉄道 1917YT


関東鉄道 1917YT/PA-ME17DF+三菱ふそうバス製造(AeroMidiME)

2006年に運行開始したつくば市のコミュニティーバス、
「つくバス」のうち、計12コースが設定された「地域循環」は
狭隘区間が多いため、専用塗装を纏うAero Midi MEが
計19両、その専用車として準備され、これを担当する
土浦・つくば北・つくば中央・竜ヶ崎の各営業所に投入されました。

併せて、これらの予備車として、担当営業所のうち、
既に1887TCが投入されていた土浦営業所以外に
一般色を纏うAero Midi MEが投入されました。
1917YT・1925TK・1926RGがそれで、1887TCと異なり、
「地域循環」の専用車のAero Midi MEと同じく、
定員30名以上の大型番号標(大板ナンバー)とされています。
加えて、側面の「NONSTEP」のロゴの処理が、
1917YT・1925TK・1926RGと1887TCとでは異なっています。

内装は同時期に投入された車と同じく、1809TR以降の
標準的な仕様とされ、上半分白色・下半分褐色の内張りに、
紫色の柄物の座席表皮とされ、握り棒も殆どが黒色となっており、
「地域循環」専用車が、上半分白色・下半分褐色の内張りながら、
青色の柄物の座席表皮とされ、握り棒も橙色となっていて、
比較的独自色が強くなっているのとは対象的と言えます。
ただし、投入時期の関係からか、1925TK・1926RGは
握り棒が全て橙色へと改められています。

また「地域循環」は前乗り均一料金制のために、専用車は
整理券発行機及び運賃表示器を省略したのに対し、
こちらは一般路線での使用を考慮して、これらを搭載しています。
一方で、「つくバス」での運用に備えて、前輪タイヤハウス上には、
小田原SAN-VTNの一日券発行機が設置されたのもポイントです。

1917YTは、投入直後は、まず、2006年まで運行されていた、
つくば市のコミュニティーバス「つくつくバス」専用車であった
1871YT・1872YTを「つくバス」の「センター循環」用に改装する間、
この「つくつくバス」のうち、最後まで運行されていた、
「松代近隣シャトル」「春日近隣シャトル」で、その代走を務め、
「つくバス」の運行開始以降は「地域循環」専用車と
共通の運用に組み込まれて使用されるようになりました。

2007年に「つくバス」に「学園南循環」が新設されると、
そちらの予備車としても使用されるようになりますが、
この頃になると予備車が1917YTだけではキツくなったようで、
1885YT、1893YTも予備車として使用されるようになり、
後に1813YTも予備車に加わります。

このように、一般路線車の塗装を纏っているのにも拘わらず、
一般路線には全く使用されなかった1917YTですが、
2011年の「つくバス」再編の際、「学園南循環」は一般路線化され、
以降は、併せて竜ヶ崎営業所から転属してきた1926YTと共に、
その専用車として使用されるようになり、晴れて?遂に
一般路線車として使用されるようになりました。

なお、つくば中央営業所では、この他にC15系統松代循環で
Ponchoの1965YTが限定運用されていますが、
この予備車は中型車が入り、1917YTが入ることはありません。

【諸元】
登録番号:土浦200か・844
型式:PA-ME17DF
年式:2006
機関:4M50T5(4899cc 180ps/2700rpm)
ホイールベース:3.56m