ジェイアールバス関東 L534-97508


ジェイアールバス関東 L534-97508/三菱KC-MP747K+三菱バス製造(NewAeroStar)

東急バス中古車で、東急時代の社番はNI1681です。
2006年に目黒営業所から新羽営業所に移籍し、
2010年に中央道統括支店に配置後、僅か2ヶ月程で
土浦支店へと移籍し、M537-95310を置き換えています。

1986年、東急は目黒営業所の路線のうち、目黒通り経由の
碑文谷線や清水線で東急バス新交通システムという
都市新バスシステムを導入しました。
それ併せて投入された、俗に「109車」と呼ばれている
ハイグレード仕様の専用車を淘汰するために、
1997年、東急初のノンステップ車として目黒営業所へ
集中投入された21両(M1675~M1695)のうちの1両です。
これらは当初は109車と同様、碑文谷線や清水線で
限定運用がなされ、当時まだ希少だったノンステップ車を
このように一挙に投入、運用したことは特筆されます。

1997年に三菱が我が国で初めてノンステップ車を
市販車としてラインナップに加えて以降、
日産ディーゼル、日野、いすゞもそれに追随しますが、
その中で当初、三菱のみが一般的な駆動系を用い、
マニュアルトランスミッションにも対応しています。

それが功を奏し、同時期の他社製のノンステップ車が
オートマチックトランスミッション故、燃費が悪く、
中古車市場では敬遠されているのに対して、
マニュアルトランスミッションのこちらは人気があり、
東急の1600番代KC-MP747Kは、函館バスをはじめ、
越後柏崎観光バス、岩手県北バス、中国バス等、
国内各地で活躍をしています。

近年、東急中古車を積極的に投入している
ジェイアールバス関東でも、この1600番代KC-MP747Kを
各支店へと投入しておりバリアフリー化に努めており、
土浦支店のL534-97506・L534-97508・L534-97509と
佐野支店のL534-97504とが、茨城県内でも活躍しています。

東急に投入されたKC-MP747Kのうち、
1997年式の1600番代車、1998年式の1700番代車は、
前扉だけではなく中扉もグライドスライド戸となっていて、
後輪タイヤハウスとの兼ね合いで後向き座席がある等、
初期のノンステップ車らしい独特の仕様が見られます。

外観では、デイタイムランプ追設が目立ちますが、
フォグランプは東急時代のまま未装着とされています。
内装は上半分が褐色、下半分が青磁色の内張りに
灰色の床材張りとされた床、派手な柄物の座席表皮等、
東急時代の姿を留めたままで使用されています。
なお、土浦支店転入時にSuica対応とされ、運賃箱も
ICカードR/W付きの小田原RX-NZSへと取り替えられました。

当初は江戸崎方面で運用されていましたが、現在は
M527-96213に替わり、ひたち野うしく線で運用され
同路線の共同運行相手である関東鉄道との
バリアフリー面での格差は是正されています。

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