ジェイアールバス関東 L534-98514


ジェイアールバス関東 L534-98514/三菱KC-MP747K+三菱バス製造(New Aero Star)

東急中古車で、東急時代の社番はNI1782でした。
瀬田営業所に1998年に投入された車で、
淡島営業所を経て、新羽営業所で廃車を迎えました。
2010年に、ジェイアールバス関東に移籍して、
佐野支店へと配置されています。

ジェイアールバス関東では東急1600代に続いて、
L534-98512・L534-98513を宇都宮へ
L534-98515を八日市場へ、L534-98516を館山へ、
L534-98517を小諸支店へ、というように、
東急1700代のノンステップ車を大挙投入しており、
路線車の中では、一大勢力を形成しつつあります。

佐野支店では、東急1600代のNI1678だった、
L534-97504に続く投入となりましたが、
共に、佐野支店では定番の改造ともいえる、
後面窓内へのハイマウントストップランプの増設や、
左折ボイスアラームの設置がなされていますが、
白色LEDデイライトの装着は見送られています。

一方で、改造を施行した工場の違いなのか、JRらしからず
L534-97504とL534-98514とでは細部に違いがあり、
前面の「ノンステップバス」の文字が黒字から青地に、
側窓の「ノンステップバス」の文字が中扉直後から最後部に、
側面の「環境にやさしいアイドリングストップバス」表記が復活、
出入口表記が文字のみからピクトグラム入りステッカーに、
側面前扉直後に入れられた車両称号表記が白字から黒字に、
など、捜せば意外に多くの相違点を挙げることが出来ます。

その中でも特に目立つのは、塗り分け線の違いで、
前方の側窓下部に入れられた青帯が細くなった他、
前方の裾部の塗り分け線が前扉窓下端より下がった上、
後方の吹寄せ部の塗り分け線が補助テールランプより下がり、
特に後面はかなり雰囲気が変わってしまっています。

なお車内は、共に東急時代の姿を殆ど留めていますが、
この車は、液晶運賃表示機を採用したことも特筆されます。

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