月別アーカイブ: 2011年1月

阪東自動車 303


阪東自動車 303/UDトラックスPDG-RA273KAN+西日本車体工業(B型96MC)

西日本車体工業の解散直前に投入され、
2010年式の302・303は、阪東としては最後の
西日本車体工業製車体を架装した車となります。

メーカーは、日産ディーゼルの改称に伴い、
UDトラックスへと変更されていますが、
それによる変化は車内の銘板が変更された程度で、
ハンドルのオーナメントが相変わらず、
NISSAN DIESELのままなのはご愛嬌でしょうか。

車体は96MCのうち、フロントガラス下端が
一直線になっているB-Ⅰが引き続き選択され、
LED路肩灯やドアブザーのチャイム化などは、
2009年式の301の仕様を引き続き踏襲しています。
正面のロゴは2007年式の293以降の、
側面のロゴは2008年式の296以降の、
標準的なものを踏襲している点も301と同様です。
ただし、座席表皮がランダムに選択されている点は、
302・303も同一で、この辺りは各車毎に異なります。

ミッションは引き続き、トルクコンバーター式の
オートマチックトランスミッションが選択されており、
走行音は独特のものとなっています。

西工解散後の今年の新車は、どういう車種選択がなされるのか、
非常に気になる所ですね。

関東鉄道 1988TR


関東鉄道 1988TR/三菱PKG-MP35UM+三菱ふそうバス製造(NewAerostar)

大型車はホイールベース4.8mの短尺車を
一部の例外を除いて標準的に採用してきた関鉄では、
ノンステップ車であっても、1809TR・1810TRを除き
これまでの仕様を踏襲した短尺車を投入してきました。

また、関鉄では2001年のバリアフリー法施行以降、
中型車ではノンステップ車とワンステップ車とを、
並行して投入してきたのにも拘わらず、
大型車ではこれまで、ノンステップ車だけに
限定して投入してきていて、ワンステップ車は、
筑波山シャトル用として投入されたワンロマ仕様の
1921TK・1922TK・1923TK・1924YTのみに
これまでは留まっていました。

そんな中、2009年に突如として取手に投入された
1988TRはどういう訳かワンステップ車となり、しかも、
ホイールベース5.3mの標準尺仕様となりました。
このような収容力回帰志向は、首都圏の事業者で
近年見られる傾向ですが、翌年、取手に投入された
2005TRも同じ仕様を踏襲していることから、
やはり収容力回帰を狙った選択だと思われます。

また、この車は三菱ふそうと日産ディーゼルとが、
業務提携を行っていた時期に販売されたもので、
日産ディーゼルが開発した尿素SCRシステム、
FLENDSを搭載しており、その関係もありエンジンが
日産ディーゼル製のMD92となっています。
従って、その走行音は従来のものとは異なり、
低速域は従来の三菱らしい音なのですが、
高速域は日ディSpacerunnerRAのような音が混じる、
まさにこの車の構成を反映しているサウンドです。
なお、このシステムは「AdBlue」と呼ばれる、
専用の尿素水の補給を必要とします。

車内後半部には普通に二人掛前向き座席が並ぶなど、
ワンステップ車・標準尺ながらも車内の仕様は
基本的に1931MT以降の標準的なものとなっていますが、
車内前半部のうち、非常口側が、三方シートでなく、
一人掛けの前向き座席とされたのがポイントです。
もちろん、ワンステップ車故に車内レイアウトは、
段差の小さな無理のないものとなっています。

なお、前面のロゴは、1984MT以降採用された、
英字のものへと変更されたのも特徴です。

関東鉄道 9329TC


関東鉄道 9329TC/いすゞKC-LV380L+いすゞバス製造(Cubic)

京成中古車です。
これまで京成では、いすゞ大型車の場合、
長沼営業所花見川車庫に配置され、
花見川車庫~八千代台駅間の花見川線、及び、
八千代台駅~新検見川駅間の花見川南線で使用する車を
ホイールベース5.5mの車としてきた以外は、
ホイールベース5.0mの車を主力としていましたが、
金町営業所・江戸川営業所・長沼営業所花見川車庫を除き
ホイールベース4.8mの車の車を投入しており、
ホイールベース5.0mの車のうち、ツーステップ車は、
金町営業所の四枚折扉車・8134、及び、
江戸川営業所の四枚折扉車・E199、そして、
長沼営業所花見川車庫の三扉車・N126以外は、
全て短尺車で中引扉となっています。

関鉄グループにはこのうち中引扉の車である、
7EのP010・G037・9327TC、及び、
CubicのP011・9326RG・9328TC・9329TCの、
計7両が投入されています。

このうち、Cubicの場合は年式に応じて
戸袋窓の形状が違っているのが特徴で、
1996年式のP011・9328TCに対して、
1997年式の9326RG・9329TCは、
戸袋窓が天地方向に縮小されたものとなっています。
結果的に、年式的には新しいのにも拘わらず、
なんとなく古めかしい意匠となってしまっています。
このような差異は他事業者でも見られるので、
メーカーの仕様変更によるものだと思います。

車内は京成時代のままとされていて、
焦茶色の内張りに、緑色の滑り止め付の床材、
臙脂色の柄物の座席表皮なども
そのままとなっています。

この車も他事業者の発生品と思われる、
磁気カードリーダーの撤去痕がある
小田原RX-NZ運賃箱を搭載しています。

追記:
レッドライン様の御指摘により
加筆・修正致しました。

【諸元】
登録番号:土浦200か1195
年式:1997
型式:KC-LV380L
機関:8PE1-N(15201cc 240PS/2300rpm)
ホイールベース:4.8m