日別アーカイブ: 2010/02/15

関東自動車 宇都宮200か・164


関東自動車 宇都宮200か・164/日野P-HT233BA+日野車体(BlueRibon)

前、中、後の三ヶ所に設置された丸型通風器が
非常に印象的な横浜市交中古車です。

横浜市交中古車は、このように
かつては中古バス市場に広く流通していましたが、
1990年度購入車から1995年度購入車まで、
全メーカーとも機械式ATを採用したため、
この時期に投入された車は一部の例外を除き、
国内で再起することは殆どありませんでした。

機械式ATを採用した車の国内での移籍例も、
かの酔狂な例や珍妙な例を除いても、
例えば都営バスの機械式AT試作車など、ないこともないのですが。
当然ですが、この車も1989年式であり、
横浜市交が機械式ATへと傾注する以前の車です。

ところが、横浜市交では1996年度投入車から、MT仕様となり、
しかも車椅子スロープ付きワンステップ車となったため、
これらが中古バス市場に出回るようになると状況は一転、
各地で引っ張り凧なっていて価格も高騰しています。

関東自動車でも、横浜市交中古車の投入を再開し、
KC-JP250NTN(富士・西工)やKC-LV380L(富士・IBM)が、
投入されていますが、果たして2009年に鬼籍入りしたこの車が、
これら「後輩たち」と出会うことはあったのでしょうかね…。

阪東自動車 297


阪東自動車 297/三菱PDG-AA273KAN+西日本車体工業(B型96MC)

2008年に日産ディーゼル車の296、298に混じって、
こっそりと購入されたのが、この車です。
阪東としては三菱の大型車は279に続く投入となります。
仕様は296と全く同様となっていて、特に表記もないので、
外観での判別は完全に不可能となっているために、
銘板か、ハンドル中央の刻印かで判別するしかありません。

この車も、296などと同様に、当然ながら阪東らしく
トルクコンバータ式オートマチックトランスミッション仕様で、
それ故、平成27年度重量車燃費基準は不適合となっています。
トルクコンバータ式オートマチックトランスミッションの燃費は
次第に改良が加えられているとはいっても、現在でも概ね、
マニュアルトランスミッションの125%程となってしまっており、
この燃費の悪さが普及の妨げの一つとなっています。
この燃費の差異はクラッチの保守からの解放による
整備コストの低減等により回収できる、とされてはいるのですが。

今後、排気ガス規制が厳しいエリアの事業者では、
トルクコンバータ式オートマチックトランスミッションを
装備するノンステップ車がどんどん廃車となり、
中古バス市場へ大量に放出されると考えられますが、
燃費面で難のあるこれらの車が、果たしてどれほど
買い手がつくのか、少々懸念されるところではあります。
折角、ノンステップ車を安く買うことができても、
燃料を馬鹿喰いされたのではたまりませんからね。
トルクコンバータ式オートマチックトランスミッションを
装備するノンステップ車の淘汰を優先的に進めている
事業者も早くも現れているのも事実です。