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阪東自動車 278

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阪東自動車 278/いすゞPA-LR234J1+J-BUS(ERGAmio)

2002年に東武からの路線移管に伴って、
一挙に10両が投入された中型車ですが、
以降も、新路線の開業等のタイミングに併せ、
少しづつ中型車が投入されています。
2005年には湖南台線(我孫子駅―手賀の杜プラザ)の
開業に際して277・278の2両が投入されました。
2007年には湖南台線は東武バスイーストの
小野塚台バス停と同一の場所に設置された、
手賀の杜ニュータウンバス停まで延長されています。

クーラーは引き続きデンソーが選択されていますが、
走行風取り込み形に変更されているのがポイントです。
また国土交通省標準仕様ノンステップバス認定制度に
準拠して投入されているのもこれまでの中型車からの変更点で、
それを示す青色のステッカーが貼り付けられています。
もちろんトランスミッションはアリソン製の
トルクコンバーター式オートマチックトランスミッションが
引き続き選択されているのは阪東らしいところです。

阪東では、担当車制をとりながらも
基本的に大型車と中型車とを分けて運用していて、
このような継続的な中型車の投入により、
東武から移管された戸張線(柏駅東口―戸張)の他にも
2003年開業の柏慈恵線(柏駅東口―ウェルネス柏)、
2005年開業の湖南台線(我孫子駅―手賀の杜ニュータウン)、
といった比較的新しい路線や、
布佐新木線(布佐駅南口―スポーツセンター―新木駅)、
慈恵線(北柏駅―慈恵医大柏病院)、
といった需要の伸び悩む路線で
このような中型車の活躍を見ることが出来ます。

阪東自動車 239


阪東自動車 239/日野KC-HU2MLCA+日野車体(BlueRibbon)

阪東初のワンステップ車として
1997年に投入された239・240・241のうちの1両です。
新塗装の採用、側面窓の逆T字窓化加え、
ホイールベース4.8mのL尺を選択したという点で、
登場当時は衝撃的な存在でした。
サスペンションもエアサスペンションとなるなど、
初物づくしのグループとなっています。
ただし、車椅子スロープは備えていません。

阪東の新時代を切り拓いたと言えるこのグループも
302・303の登場で2010年に廃車となっています。
以前、阪東の中古車と言えば同じ東武系列の
朝日・茨急・東野・十王辺りに移籍するのが定番でしたが、
近年、阪東の中古車は東武系列外にも普及しており、
サンデン・道北・熊バスなどへも移籍するようになりました。
中古市場の変化に加え東武(朝日)系列では
中型車へのダウンスケールを進めていることも
近年のこのような動向に関係があるかと思います。

しかし、このグループが東武(朝日)系列の
日光交通に移籍したことを知り驚きました。
日光交通は日光の定期観光バス等を運行する以外に、
2008年に合併した東武ダイヤルバスから引き継いだ、
一般路線も運行しており、そちらで使用されているようです。
3両全てが移籍したかどうかは未確認ですが、
久々の系列内移籍を果たしたことに加え、それが、
一般路線はダイヤル時代より中型車がメインだった
日光交通への移籍となると驚きを隠せません。
状態も良好なグループですので、
新天地での末長い活躍を期待したいところです。

しかし、阪東も12年きっちり使用するようになるとは、
時代の変化を感じざるをえません。
1997年式の235・236・237・238のうち、
最後のツーステップ車として生き長らえた238以外は
車令10年で廃車となったことを考えると、
1998年式の活躍は特筆に値するでしょう。
このように折角の長命にも拘わらず、撮りなおす機会に恵まれず、
酷い写真で紹介せざるをえないところが悔やまれます。

阪東自動車 249


阪東自動車 249/いすゞKC-LV832L+いすゞバス製造(Cubic)

2000年に阪東初のノンステップ車として投入された、
248、249、250のうちの一両で、このうち248、249は、
前年に突如として投入された247に続きいすゞ車となりました。
この型式はフルフラットノンステップ構造とされたため、
ZF製トルコンATのみの設定で、阪東初のトルコンAT車となり、
以降、阪東でトルコンATが広く採用されていく契機となった車です。
また、ホイールベース4.8mのL尺が選択されたのもポイントです。

247が彼のBERLIET・PR100の模倣と酷評された、
通常のフロントマスクだったにもかかわらず、
248、249はフロントガラスに曲面ガラスを用いた、
いわゆる「東武顔」となっているのは東武系らしい点です。
腰板に「ノンステップバス」の行灯を付けているのも、
まだノンステップ車が貴重だった頃らしい仕様ですね。

最後部に動力系を纏めて配置したレイアウトゆえに、
ターボチャーヂャー付きの小排気量エンジンを使用したにも拘わらず
デッドスペースが大きく設計の苦心が窺える仕上がりです。
特に後面窓は、阪東仕様の大型の後面行先表示器に
ほぼ占有されていて窓としての機能は失われていると言って良く、
LED行先表示機に改装された現在はともかくとしても、
方向幕だった当初は方向幕の保守に難儀したものと思われます。

車内は前方が三方シート、後方が二人掛けシートが並ぶ、
阪東のノンステップ車では標準的なものとなっていますが、
座席表皮が248と249とで異なっているのも注目です。

遼車の248はフォグランプ・サイドウィンカーのレンズ交換、
正面ロゴ下部への水玉と葉っぱのステッカー貼り付け、
前面行先表示器脇への車いすステッカー貼り付け等、
かなり手が加えられてたのに対し、こちらは地味な印象ですが、
唯一、中扉上部の足元灯が白色へと変更されているのが、
遠目にも目立つポイントとなっています。