阪東自動車」カテゴリーアーカイブ

阪東自動車 248


阪東自動車 241/いすゞKC-LV832L+いすゞバス製造(Cubic)

2000年、阪東初のノンステップ車として華々しく投入されたのが、
248・249250の3両で、うち248・249はいすゞ車となりました。
厚ぼったく圧迫感のある幕板や後部のデッドスペース等、
初期のノンステップ車らしい雰囲気が漂っています。
また、フロントガラスを大きく見せようとしたのか、
その下部が247に続き黒塗りとされていますが、
却って野暮ったい印象になっている気がします。

長らく中四枚折戸仕様を標準としてきた阪東でしたが、
流石にノンステップ車ということで無難に中引戸となり
以降、中四枚折戸が採用されることはなくなりました。
また、ホイールベース4.8mの短尺車となったのも特徴です。

前面のフォグランプのレンズのクリヤレンズ化をはじめ、
前面行先表示器脇に車椅子ステッカーの貼り付け
前面ロゴ下部への水玉と葉っぱのステッカーの貼り付け、
サイドウィンカーレンズのクリヤレンズへの交換等、
担当者制の阪東らしく、登場後、様々に手が加えられ、
方向幕からLED行先表示機に交換された以外は
登場時の姿のままの249とは対照的に目立っていました。
ただし、前面ロゴ下部のステッカーはPASMO対応に伴う
PASMOステッカーの貼り付けに際し、剥がされました。

さて、登場から10年経過した2011年になって、突如、
野田ナンバーから柏ナンバーへと再登録された上で、
社番も当時最若番だった242と続番の241に変更され、
登録番号、及び、社番が一新されました。
勿論、この時、先代の241は廃車となっていましたが、
241の社番を持つ車は歴代で2両存在することとなり、
趣味者から見た場合に限ってはややこしくなりました。

それと同時に、元々代替ペースの早かった阪東では
異例といえる座席表皮の張り替えも実施されました。
ただし、この登録番号、及び、社番の変更以外も、
サイドウィンカーのレンズがアンバーに戻された他は
前述の加工は引き続きそのままとなっています。

阪東ではご当地ナンバーである柏ナンバーの新設に併せ、
希望番号制度を活かし登録番号と社番を揃えているため、
柏ナンバーの車は全て希望番号を取得していますが、
この車は柏ナンバーにも拘わらず再登録時に際しては、
希望番号を取得していないのも、気になるところです。

阪東自動車 305


阪東自動車 305/いすゞLKG-LV234L3+J-BUS(ERGA)

2011年、阪東は304・305・306の3両の新車を投入しました。
ここ数年、日産ディーゼル車及びUDトラックス車を
主力として投入してきた阪東でしたが、
UDトラックスのバス事業撤退以降、
どういった車種を選択するのか注目されていました。
304・306は阪東ではこれまで少数派だった三菱車、
305は阪東としては比較的順当ないすゞ車となりました。
とはいえ、いすゞ車の投入は2009年の299以来、
大型車に限って言えば、2006年の292以来で、
そういった意味では、驚きの車種選択と言えます。

また、これまで阪東ではいすゞ車の場合、専ら、
ホイールベース5.3mの標準尺が選択されており、
ホイールベース4.8mの短尺が選択されるのは、
2004年に投入された273・274以来となっています。

トランスミッションは引き続き、阪東では標準的な、
トルクコンバータ式オートマチックトランスミッションです。
なお、今回投入されたLKG-/LDG-代のERGAでは、
オートマチックトランスミッションの場合でも、
車両総重量によって型式が変わりうるため、
型式の判別は非常にややこしくなっています。

外観ではメーカーのマイナーチェンジにより、
ハブボルトが締め付け力強化のため10本化された他、
非常口側の側窓の一部が固定窓化されたのが、
比較的よく目立つ変更点となっています。
また、296297298以降のロゴ類の変更も、
ERGAとしては初めて適用されています。

また担当者制の阪東らしく、この車も早速手が加えられ、
定番のサイドウィンカーのレンズ変更に加えて、
前面のフォグランプやウィンカーも改造されています。

阪東自動車 306


阪東自動車 306/三菱LKG-MP37FK+三菱ふそうバス製造(AeroStar)

2011年、阪東には春季に304
242の代替のために投入されました。
これは297以来の三菱車投入として注目を浴びましたが、
続く秋季に投入された、305・306の2両はメーカーが分かれ、
305はいすゞ車、306は三菱車となりました。

2008年以降、日産ディーゼル車を主力として投入し
日産ディーゼルがUDトラックスとなった後も、
その方針を引き続き踏襲してきた阪東でしたが、
2011年にUDトラックスがバス事業から撤退したことで、
車種選択の方向性が多様化しているようです。

うち、306は304のリピートオーダーといった趣で、
内外ともに変更点は目立ちません。
強いて差異を挙げるならば、側面中扉付近に貼られた
PASMO、及び、国交省標準仕様ノンステップバスの
ステッカーの貼り付け位置が異なることぐらいでしょうか。
クーラーが阪東らしくデンソーを選択しているのが、
少々気になる点と言えなくもないですが、
これは先行投入された304と共通です。

ただ、担当車制の阪東らしく、この車も投入後直ちに
サイドウィンカーレンズの変更が行われていて、
前面バンパーに取り付けられたナンバーステーと共に、
非常にスタイリッシュな印象となっています。

現行モデルのLKG-代では、先行するPKG-代のうち、
三菱ふそうバス製造製車体のノンステップ車と同様、
ノンステップ車であっても、車体後半部の設計を
ワンステップ車と共通としたため双方の車高が揃えられ、
ノンステップ構造となる車体前半部では室内高が高く、
その結果、天井と吊革の支持棒とがかなり離れるなど、
非常に強い違和感を覚える内装となっています。

一方で、側扉は前扉・中扉とも開口部の高さが
ノンステップ車としては一般的な高さのままとしたため、
鴨居部分が非常に太くなっており圧迫感があります。
また、側窓の下辺は中扉前後で揃えられておらず、
中扉前方の天地方向に拡大された側窓と相俟って、
不思議な印象のサイドピューとなっています。
なお、この側窓下辺の不揃いを隠すために、
中扉後方の側窓下部を黒塗りとすることで、
下辺を揃えたように見せている事業者もありますが、
阪東では、そのような仕上げは行っていません。

ミッションは阪東らしくトルクコンバーター式の
オートマチックトランスミッションとされていますが、
これは現行モデルのメーカー標準仕様でもあります。