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茨城交通 水戸200か1100

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茨城交通 水戸200か1100/いすゞPKG-LV234N2+J-BUS(ERGA)

茨交の自社発注車としては1996年式の1990・1991以来、
実に14年振りとなる大型路線車が2010年式の1100・1102です。
この2両は水浜線に続き、1971年までに全線が廃止された
茨城交通茨城線の鉄道代替バスとしての役割を帯びる、
40系統・45系統で運用すべく投入されています。

同系統に対しては2009年11月に沿線の東茨城郡城里町から、
運賃値下げ・ダイヤ見直し・低床化・バス利用啓蒙の要望を受け、
2010年4月から城里町との共同による実証実験という形で
運賃・定期代の値下げと終車繰り下げを実施しました。
この実証実験開始と共に投入されたのが、この1100・1102で、
1100が茨大前営業所に、1102が浜田営業所に配置されました。
いずれも城里町からの補助金を受けての投入となっています。
なおこの値下げは、最大39.1%に達する大規模なもので、
これにより利用者が増加したため、実証実験は継続されており、
更に2012年には下り3便・上り1便の増発がなされています。

このような経緯から、この車は野口車庫常駐とされた上で、
40系統・45系統を主体とし、23系統・11系統・19系統にも
間合いで入る運用で固定運用されていました。
しかし、2013年には野口車庫の管理一本化のために、
野口車庫常駐のまま浜田営業所に転入して、それに併せて、
40系統・45系統を主体とし、23系統・52系統・37系統にも
間合いで入る運用への固定運用へと変更されました。
その後、固定運用は解除され、捕まえにくくなっています。

投入時期は既にLKG-代の販売が開始された後ですが、
尿素水の補給が欠かせない尿素SCR装置を避けたのか、
マイナーチェンジ前のPKG-代が選択されています。
またホイールベースが5.3mの標準尺が選択されており、
この辺りは往年の茨交の標準仕様を踏襲したようです。
またクーラーはメーカー標準のデンソー製となっています。
LED行先表示機はレシップ製とされていますが、
その後、茨交では小田原機器製を主力としたために、
今となっては、遠目にも目立つ存在となっています。

車内は当然ながら標準仕様で固められており、
茨交らしからぬ雰囲気です。

茨城交通 水戸22あ1469


茨城交通 水戸22あ1469/日野U-HT2MMAA+日野(BlueRibbon)

茨城交通では科学万博以降も1996年に至るまで
自社発注の大型車をコンスタントに投入していました。
1991年には1468・1469・1470・1471・1472の計5両の
大型車が投入されており、メーカーについては、
うち1468・1469の2両が日野、1470・1472の2両が日ディ、
そして、1472の1両が三菱という内訳になっています。

この車は1468・1472と共に茨大前営業所に投入され、
現在も引き続き茨大前営業所で活躍しています。
うち、同形の1468と共に外観上の特徴となっているのは、
平成2年排出ガス規制に伴うマイナーチェンジに際して、
ブルーリボンは前面行先表示機周囲のメーカー標準仕様が、
板金仕上げからブラックアウト処理に変わったにも拘わらず、
本来ブラックアウト処理される部分を青色とした点です。
翌年以降投入の同型式車は、メーカー標準仕様とされたため、
これは、1468・1469でのみ見られる仕様となっています。

なお、三菱車でエアロスターMを架装する1472についても、
やはり特注で青色としており、注目されるところです。
また、日ディ車で7Eを架装する1470・1471については、
現在殆ど黒色となっていますが、以前は青色だったようで、
部分的に青色が残されているのが、気になります。

これまで茨交ではブルーリボンの投入に当たって、
うち、P-HT225AA、及び、P-HT235BAの場合は、
メーカー標準仕様が板金仕上げだったにも拘わらず
特注でブラックアウト処理を選択して来ました。
恐らくモノコック車時代の塗装に併せたものと思いますが
先祖帰りの感があり、ユニークに感じられるところです。
加えて、側面行先表示機周囲も白色とされており、
併せて、ちぐはぐな印象を受けてしまうところです。

更に、側面のストライプが側窓のサッシにまで及び、
しかも御丁寧なことに臙脂色の帯と紺色の帯の間が
しっかり車体と同様の象牙色で塗装されています。
かなり手の込んだ仕上げで、異彩を放っています。

だめ押しに、後方の側面窓端部に本来設置される
樹脂製の黒色のガーニッシュが撤去されており、
撤去痕が生々しく残されてしまっています。

ストライプとガーニッシュに関しては、恐らくは、
ロールアウト時ではなく車体更生時の施工でしょうが
いずれにせよ、拘りを感じさせ、興味深いところです。

車内は往年の茨交の標準仕様とされており、
車体更生時に緑色一色の座席表皮となったことが
注目される程度となっています。

茨城交通 水戸200か1140


茨城交通 水戸200か1140/三菱KC-MJ218F改+三菱バス製造(Aero Midi MJ)

ちばレインボーバス中古車です。
レインボー時代の社番は203で、1998年式です。
白井市循環バス「ナッシー号」開業に際し、
水色地に白色のストライプを配した上で、
市のキャラクター「ナッシー君」のイラスト、及び、
「SHIROI」のロゴを配した専用塗装を纏って、
その専用車として投入された車です。

ちばレインボーバスには同型式車として、
他に同年式の202・206が投入されていますが、
202は印西市コミュニティバス「ふれあいバス」開業時、
白色地に水色・緑色・黄色のストライプを配した上に、
秋桜のイラストを前面・側面に配した専用塗装を纏って、
その専用車として投入されたのに対して、
206は一般路線車として投入されたこともあり、
前面行先表示機両脇の車椅子シールの有無や、
側面腰板のスピーカーの取付位置の差異、
屋根上に設置された通風器の数の差異など、
202・203・206は細かな仕様の違いがありました。

なお、202は後に一般路線車に転用されており、
更に、現在は北総交通へと移籍しています。
一方、203は2010年に廃車となるまでの間、
「ナッシー号」専用車として活躍を続けた後に、
2011年、茨城交通大子営業所へ移籍しました。

この際、レインボー時代のこの車の特徴であった
側面スピーカーは移設・交換がなされていますが、
他は塗装変更がなされたのが目立つ程度であり、
行先表示機も方向幕のままとされています。
内装もまた同様に比較的、レインボー時代に近く、
前面窓内側下部にミラーが追加された他は、
座席表皮などもそのままで活躍しています。

大子営業所に配置された車の中では、
茨交県北バス時代に投入された984に続く
ワンステップ車、かつ7m級中型車であり、
新天地での活躍が期待される車です。