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ジェイアールバス関東 L537-99512

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ジェイアールバス関東 L537-99512/日野KC-HU2PMCE+日野車体(Blueribbon)

東急バス中古車です。
古河支店を吸収した佐野支店に2012年に投入され、
古河駅発着の東古河妻線で活躍を開始しました。
東急時代の社番はM1833で、目黒営業所所属だった車です。
他支店と同様、佐野支店にも既に東急中古車である、
M524-96218・L534-97504・L534-98514が
配置されていますが、これらが三菱車なのに対し、
今回は日野車となりました。

この時期の日野のノンステップ車は、トランスミッションが
トルクコンバーター式オートマチックトランスミッションのみで、
中古車として国内で再起を果たす例は少ないのですが、
このように第二の職場を得たことは注目されます。
扉配置は前後共にグライドスライド戸とされており、
如何にも黎明期のノンステップ車らしい仕様です。

外観上は、ノンステップエリアを確保するために、
詰めたリアオーバーハングと、延長したホイールベースが
車体を長めに見せていますが、全長は10.52mに留まり、
一般的な標準尺車よりもやや短めに収められています。
また、強度の関係からか幕板は厚く、重厚な雰囲気です。
中扉後方の側窓は天地方向に詰められていますが、
中扉前方の側窓の下端に揃えてブラックアウトされ
違和感がないような仕上がりになっています。

L534-97504と異なり側面窓が黒サッシであるためか、
扉はいずれも東急時代と同様、上部を黒色に塗装し、
なかなか引き締まった印象となっています。
またホイールが何故か白色なのも目を惹きます。

車内は、あまり手は加えられていないようで、
中扉後方に存在する後向き座席もそのままです。
佐野支店では一部の高速路線がSuica対応ですが、
一般路線では今のところ未対応となっています。

追記:
茨城223様の御指摘により
加筆・修正致しました。

ジェイアールバス関東 L524-98507


ジェイアールバス関東 L524-98507/三菱KC-MP717M+三菱バス製造(NewAeroStar)

ジェイアールバス関東の一般路線車としては、
比較的希少な三菱車で、1999年式です。

ジェイアールバス関東では、この1998年に
L537-98503・L527-98505・L524-98506・L524-98507の
4両のワンステップ車を館山・土浦・水戸に投入し、
うち、L527-98505・L524-98506・L524-98507は、
扉配置が中四枚折戸とされているのが特徴です。

当時、茨城県内ではワンステップ車がまだ希少で、しかも、
県内での一般路線車としてのNew Aero Starの投入が
茨城観光自動車の土浦22あ1952(現9158TC)に次いで
二例目となったために、かなり華やかな存在となっていました。
また一応、取り外し式の車椅子スロープを搭載していますが
それを示すステッカー類は当初から一切ありません。

しかし、水戸支店ではL524-98506・L524-98507の投入以降、
一般路線の縮小が進められたこともあり、新車投入は途絶えて、
車両代替は転入か減車によってのみ行われるようになり、
2009年に、M524-96217・M524-96219が投入されるまで、
大きな車両の動きがないままに推移しています。
この辺りは新車と中古車が入り乱れ、車種もバラエティ溢れる
水戸市内の他事業者と比べると、寂しい感じは否めません。

なお、2007年に水戸支店ではバスとしては初めて、
Suicaの導入を実施しており、それに併せてこの車も
入口脇にICカードR/Wが追設されている他、
運賃箱を小田原RX-BLHから小田原RX-NZに交換して
Suica及びPasmoへの対応を果たしており、
前面に貼られたSuicaステッカーも誇らしげです。

仕様としてはジェイアールバス関東らしく一癖あり、
狭幅の前面方向幕や微妙なサイズの側面方向幕は
違和感を覚えるポイントとなっています。
また、水戸支店では1996年式のM527-96308より
後面方向幕を取りつけるようになりましたが、
このM527-96308の後面方向幕は標準サイズなのに対し、
L524-98506・L524-98507は前面方向幕と同じサイズとされ、
他に例のない、不思議な感じのする姿となっています。
併せて側面窓上部には、「Suica」、「Pasmo」等の文字が入り、
かなり派手な雰囲気になっています。

また、側窓はNew Aero Starとしては一般的といえる、
シルバーサッシの逆T字窓とされていますが、
何故か窓回りがわざわざ黒色に塗装されているために
少々ちぐはぐな印象を受けてしまいます。
ブロンズサッシを採用するか、黒色塗装を省略した方が、
見栄えがするのではないかと個人的には思うのですが…。

追記:
茨城223様の御指摘により
加筆・修正致しました。

ジェイアールバス関東 M527-93308


ジェイアールバス関東 M527-93308/日野U-HT2MMAA+日野車体(BlueRibbon)

水戸支店は以前はP-LRやP-MKなどの中型車が
よく活躍していた印象が強くありますが、
1993年に投入されたM527-93307・M527-93308は、
一般的な大型車とされています。

仕様は他支店と共通のごくごく無難なもので
ホイールベース5.3mの標準尺が採用されており、
扉配置は後折戸仕様とされています。
この辺りは茨城交通や茨城オートとも共通するところで、
水戸地区では違和感のない存在です。

特筆すべきは、これまで小さかった側面方向幕が、
ようやく大型サイズへと変更されたことです。
P-LVやP-LRでは標準サイズよりも小さい、
申し訳程度の大きさしかない側面幕を装備しており、
特にP-LRは扉配置が後折戸なのにも拘わらず、
後扉後方の狭い窓に方向幕を装備していた程でしたが、
ようやく他社並みのサイズに変わりました。
あわせて前面方向幕も拡大されていますが、
他社と比べると少々幅の狭いものとなっています。

なお、翌年に水戸支店に投入されたM527-94307では
側面方向幕が天地方向にやや幅が詰められた上、
前面方向幕が水平方向にやや幅が詰められており、
その後、L524-98506・L524-98507に至るまで、
その仕様が踏襲されることとなります。

さて、折角、大型サイズの側面方向幕を装備していた
M527-93308ですが、近年に入りどういう訳か、
標準サイズの側面方向幕へと交換されてしまい、
非常に微妙な姿になってしまいました。
予備品の関係かとは思いますが詳細は不明です。

ちなみに、このM527-93308は新潟県中越地震の際に、
JR上越線の代行バスとして使用されており、
水戸支店生え抜きながら新潟にも足跡を残しています。