月別アーカイブ: 2012年8月

関鉄グリーンバス G015


関鉄グリーンバス G015/三菱PA-ME17DF+三菱ふそうバス製造(AeroMidiME)

2006年、かすみがうら市コミュニティバス用に
石岡本社営業所へ投入された車です。

2006年10月3日に運行を開始した、
かすみがうら市コミュニティバスは、当初、
「新治方面・中央出張所経由コース」、
「七会方面・下稲吉経由コース」、
「志筑方面・角来経由コース」、
「下大津方面・美並方面コース」、
「牛渡方面・佐賀方面コース」、
「安飾方面・志土庫方面コース」の
霞ヶ浦地区6コース・千代田地区3コース体制で、
運賃は100円で一日乗り放題、というものでした。
その後、2008年3月にはコースの見直しを実施、
2009年4月には運賃を一乗車毎100円に変更しました。
石岡市巡回バスの再編に伴い、丁度余剰となった
G005と、このG015の2両体制で運行されました。
また、予備車としてG022が控えていました。

塗装は水色一色とされ、ロゴが配置されています。
車内は、同時期の関鉄本体の自社発注車に準じますが、
床材が前半部・後半部共に灰色の石目調となったこと、
前乗り均一制運賃のため、運賃表・整理券発行機がないこと、
前扉脇に一日券発行機が設置されていることが特徴です。

2010年10月には再編が実施され、従来の曜日毎運行から、
「市内観光シャトルバス」・「土浦駅シャトルバス」の
2ルートの毎日運行へと変更されたものの、
運賃は前者400円、後者600円の前乗り均一制運賃で、
車両に変化はありませんでした。

しかし、2012年6月、このうち「土浦駅シャトルバス」を
「霞ヶ浦広域バス」へと再編、運行範囲を市外に広げました。
なお、「市内観光シャトルバス」は、この再編に先行して、
2012年3月31日をもって廃止されています。
この「霞ヶ浦広域バス」は後払い多区間制運賃であるため、
新たに運賃表・整理券発行機が追設された他、
一日券発行機が撤去されています。
外装も「かすみがうら市コミ二ティバス」の文字が消され、
出入口表記が変更されるなど、小変化がありました。

「霞ヶ浦広域バス」のルートは、2009年に廃止となった
関観の大和田・田伏車庫・玉造線を彷彿とさせるもので、
終点、玉造駅では鹿島鉄道代替バスへの乗り換えも可能です。

【諸元】
登録番号:土浦200か・955
型式:PA-ME17DF
年式:2006
機関:4M50T5(4899cc 180ps/2700rpm)
ホイールベース:3.56m

関東鉄道 1916RG


関東鉄道 1916RG/三菱PA-ME17DF+三菱ふそうバス製造(AeroMidiME)

2006年開業のつくば市コミュニティバス「つくバス」の
「地域循環」は従来の福祉バス「のりのりバス」を踏襲し、
15系統が設定され、市内のほぼ全域をカバーしていました。
「のりのりバス」のうち、茎崎町合併前に設定された13系統は
筑波学園タクシー協同組合に運行が委託されており、
構成各社が保有するCIVILIAN(車椅子リフト付き)が
運用されていましたが、これを引き継ぐことはなく、
「つくバス」の委託先である関鉄はAero Midi MEを
「地域循環」専用車として新規に用意し、担当する
土浦・つくば北・つくば中央・竜ヶ崎に投入しました。

なお、この時に余剰となったCIVILIANのうち、
関鉄土浦タクシーが保有していた車はG022として、
関鉄グリーンバス石岡本社営業所に移籍しました。

2011年に実施された、「つくバス」の再編に際しては、
15系統あった「地域循環」を、5系統に集約させて、
同時に新設された乗合タクシー「つくタク」を介した
ハブアンドスポーク方式で市内全域をカバーすることとし、
「地域循環」専用車は、この新設された5系統のうち、
「小田シャトル」、「吉沼シャトル」、「南部シャトル」、及び、
「自由ヶ丘シャトル」にその殆どが転用されましたが、
余剰となった1910YT・1911TC・1912TC1913TC
一般路線用や他のコミュニティバス等に転用されています。
この新設された5系統は、従来の「北部シャトル」に準じ、
「地域循環」の均一制前乗り運賃前払いではなく、
多区間(整理券)制中乗り運賃後払いとなりました。

うち、竜ヶ崎営業所配置の1914RG・1915RG・1916RGは、
そのまま竜ヶ崎がつくば中央と共に担当することになった
「自由ヶ丘シャトル」専用車へと転用されており、
当初、外装は「地域循環」時代のままでしたが、順次、
前扉及び周辺の塗装変更(群青色と黒色の塗り分けに)、
中扉の塗装変更(黄色に)、側面の「つくバス」ロゴの移動、
側面各所の「つくバス」公募デザイン案のイラストの剥離、
側面へのイラストの貼付、「地域循環」のロゴ消去など、
細かいながらも模様替えがなされています。

車内についても、中扉脇の整理券発行機の追設、
前扉内側の塗装変更(白色と肌色の塗り分けに)、
中扉内側の塗装変更(黄色に)が実施されたほか、
前扉脇にあった一日券発行機も撤去されました。
特に目立つ改装としては、この再編に併せて、
「つくバス」専用車として追加投入された新車と同じく
液晶表示器が前面行先表示機裏側に取り付けられ、
これによって運賃表示・停留所名表示などを行う他、
市の事業として広告表示も新規に開始されています。
併せて、運転席裏の停留所名表示機も撤去されました。

しかし、この液晶表示機が取り付けられたのは、
竜ヶ崎では1914RG・1915RGのみとなっており、
1916RGは液晶表示機ではなく一般路線車と同じ、
小田原機器製のデジタル運賃表示機が追設され、
これによって運賃表示を行っています。
「自由ヶ丘シャトル」のうち、竜ヶ崎は二運用を担当し、
専用車三両のうち、一両は留置となっていますが、
恐らく、再編に際し「つくバス」を担当する各営業所では
担当の運用数に対して、専用車の数に余裕を持たせて、
一般路線車(一般色を纏う車)の代走を極力無くしたらしく、
各営業所の液晶表示機を取り付けた車の数は、
各営業所の担当運用数と同数となっているようです。

従って、この1916RGは予備車と呼んで良い存在ですが、
運用上は1914RG・1915RGと共通運用とされており、
もちろん、外装も上記のように共通となっていますので、
従来、竜ヶ崎に配置されていた「地域循環」予備車、
1926RGも運用上、1914RG・1915RG・1916RGと
共通に扱われてたものの、かなり目立っていたのに対し
如何にも予備車らしい雰囲気は微塵もありません。
なお、1916RGの停留所名表示機は残存しています。

他営業所でも同様に、1898TK・1902YT・1903YTは
液晶表示機の設置がなされないままとなっており、
新たなるバリエーションを生み出しています。

【諸元】
登録番号:土浦200か・861
型式:PA-ME17DF
年式:2006
機関:4M50T5(4899cc 180ps/2700rpm)
ホイールベース:3.56m

関東鉄道 9350MK


関東鉄道 9350MK/三菱KC-MP747K+三菱バス製造(NewAeroStar)

小田急バス中古車です。
小田急時代の社番はF6013であり、
1999年、町田営業所に投入された車です。
2009年の社番再編で99-F6013に改番されています。

小田急では1995年にカラー方向幕と呼ばれている
接続する鉄道路線に応じた色を地色とする方向幕を
導入したものの視認性の悪い色の組み合わせもあり、
短期間で従来の色使いの方向幕に戻されてしまいました。
しかし、このF6013はこのカラー方向幕を装填しており、
特に末期にあっては、注目される存在となっていました。
関鉄への移籍に際してはLED行先表示機に交換され、
後面も関鉄標準の横長サイズの表示機になりましたが、
取付枠は小田急時代のものを流用したように見えます。
また、多摩22ナンバーを付けた最後の車でもありました。

黎明期のノンステップ車らしいグライドスライド扉の中扉に、
黒サッシの逆T字窓の組み合わせは、先行して投入された
9346TR9347TC・9348TC・9349TRと似ていますが、
側面行先表示機がなんともいえない半端な位置にあり、
その点が大きな差異となっています。
この窓配置の関係で、ホイールベースが長く見えますが、
ホイールベース4.8mの短尺車であることも特徴です。

その他、前方にのみ設置された青色のマーカーランプや
バンパーに設置されたコーナリングランプも目立ちます。
加えて、テールランプはメーカー標準の裾部設置ではなく、
腰板上部への設置となっているのも特徴となっており、
裾部は大型の補助ブレーキランプ・補助ウィンカーが並び、
バックランプはバンパーに埋め込まれています。
また、9346TR・9347TC・9348TC・9349TRに準じて
窓回りが黒色に塗られたことも、共通していますが、
中扉に設置されたスロープの黄色塗装は省略されました。

また、メーカーによる車内レイアウトの改善によって
特徴的であった、後向き座席は無くなりました。
更に、関鉄入りに際しては座席表皮の交換が行われ、
小田急時代の緑色のものから、1809TR以降の
関鉄の標準的なものへと変更されていることも目立ちます。
ただし、内張りなどは小田急時代のままとなっており、
やや痛みや褪色が見られるのは、少々残念です。
中扉付近の天井には開扉に連動して点灯する、
「足元にご注意」という行灯もそのまま残置しており、
また、中扉のブザーもチャイムのままとなっている等、
座席表皮以外は、小田急時代の名残を随所に残しています。

【諸元】
登録番号:つくば200か387
年式:1999
型式:KC-MP747K
機関:6D24(11945cc 240ps/2200rpm)
ホイールベース:4.8m