月別アーカイブ: 2011年3月

関鉄パープルバス P012

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関鉄パープルバス P012/日野KC-RJ1JJAA+日野Rainbow

ちばフラワーバス中古車で、フラワー時代の社番は6402でした。
ちばフラワーバスは、1995年に成東営業所を引き継いでおり、
この車は分社化後に投入された車ですが、
後引戸に銀サッシという基本的な仕様は
京成本体のものを引き続き踏襲しています。
ただし、京成本体には同型車は在籍せず、
KC-RJの投入は、ワンステップ車のみとなっています。

この車は、2007年にちばシティバスに移籍し、
社番はC173に変更されています。
なお、フラワーからシティへの移籍に際しては、
緑色だった部分と橙色だった部分を紺色に塗り替え、
金色の縁取りを加えた簡素な改装に留められていたのも、
特色と言えますが、これはこの車に先行して、
フラワーからシティへ移籍したC141でも同様でした。
C173は末期はインプレスト稲毛の特定車として
貸切登録となっていたようです。

車内は内張りが京成標準の焦茶色一色のものではなく、
上半分が褐色、下半分が灰色となる明るいものとされ
座席表皮も京成で一般的に使用されているものではなく、
一般席が緑色を基本に幾何学模様の描かれたもの、
優先席が臙脂色を基本に幾何学模様の描かれたものとされ、
雰囲気が大きく変わっていますが、京成本体の投入車と同様、
座席配置は一人掛け座席が主体なのは相変わらずです。
床は通路部分が青銅色の石目調の平滑な床材張り、
座席設置部分が焦茶色の平滑な床材張りとなっています。

関鉄入りに際しては大きな改装はなされておらず、
P010がLED行先表示器を採用したにも拘わらず、
P011と同様に方向幕に戻されているのもポイントです。
恐らく、廃車から捻出した部品を活用した関係でしょうが、
シティ時代も方向幕だったのかもしれませんね。
幕は系統番号の入れられていない古いタイプのものですので、
P003の方向幕を転用したものだと推察されます。
なお、運賃箱は小田原RX-BLHのままとされています。

【諸元】
登録番号:つくば200か・228
年式:1996
型式:KC-RJ1JJAA
機関:J08C(7961cc 215ps/2900rpm)
ホイールベース:4.49m

ジェイアールバス関東 L527-98505


ジェイアールバス関東 L527-98505/日野KC-HU2MMCA+日野車体(BlueRibbon)

1998年式で今のところ土浦支店で最後の自社発注車です。
ジェイアールバス関東ではこの年、ワンステップ車である
L537-98503、L524-98506、L524-98507
館山支店・水戸支店にも投入していますが、
土浦支店のこちらもワンステップ車となりました。
ひたち野うしく線(つくばセンター―ひたち野うしく駅)開業に
併せて投入されたこの車は茨城県内では
日立電鉄に次いで二例目のワンステップ車で、
投入当初は出色の存在でした。

しかし、土浦支店では以降、一般路線の縮小傾向もあり、
新車投入はすっかり途絶えてしまっていて、
車両代替は転入か減車によってのみ行われており、
一方、ひたち野うしく線の共同運行相手である関鉄には
次々とノンステップ車・ワンステップ車が投入され、
バリアフリーの観点で徐々に格差が目立ってきています。
一応、取り外し式の車椅子スロープを搭載していますが
それを示すステッカー類は一切ないのもポイントです。

投入以降、虎の子のワンステップ車ということからか、
稀に他路線で運行されることはあっても、
基本的にはひたち野うしく線に限定運用されていました。
しかし、2009年のイオンSC線開業後はSuica対応改造を受け
イオンSC線での活躍も見られるようになりました。
東急中古・ジェイアール東海バス中古のノンステップ車の投入で、
最近は霞ヶ浦線・君島線に運用される機会が常態化し、
一方のひたち野うしく線には、M527-96213
運用に就くようになりました。

このM527-96213は、ひたち野うしく線運用時には
「つくばセンター=ひたち野うしく駅」という、関鉄風の
双方向表示の方向幕を出していることも特徴で、
恐らく、自社発注車と異なり横幅のある前面方向幕を
活用しての表示だと思いますが違和感は禁じ得ません。

しかし、ワンステップ車からツーステップ車へという変化に加え、
関鉄でもLED化の進行で消えつつある双方向表示とは
なんとも時代に逆行している感は否めず、ユニークですね。

関東鉄道 9176TC


関東鉄道 9176TC/日野P-HT235BA+日野車体(BlueRibbon)

京成中古車です。
京成中古車はいすゞ車に次ぐ勢力である日野車も、
営業所を問わず配置され体質改善に貢献しましたが、
関鉄へと移籍してきた、P-代京成中古車の場合、
都区内向けの四枚折戸車と千葉県内向けの中引戸車を擁し、
車体も富士重工業製とアイケイコーチ製とがあるいすゞ車に対し、
中引戸車のみで車体も日野車体のみの日野車は、
地味というか、若干影が薄い存在といえます。

しかし、そこは関鉄、京成中古P-HT235BAの場合も、
前面方向幕周囲の塗装やライトベゼルの色に個体差があり、
追いかけるのには随分苦労させられる存在でした。
最初に投入された9163TC・9164TC・9165TCは、
以前投入された内陸中古P-HT236BAを踏襲し
前面方向幕周囲は白色、ライトベゼルは銀色でした。

しかし、前面方向幕回りをブラックアウト処理としていた、
自社発注車P-HT233BAと比べて野暮ったい印象は否めず、
更に銀色のライトベゼルが車令の割に古臭い印象でした。
しかし、続いて投入された9174TR・9175TR・9176TCは
ライトベゼルを黒色とし、以降これが標準となります。

また、続く9199TRは前面方向幕周囲を黒色として登場し、
9201MK・9203MK・9211MT・9213RG・9214EDも
同様の処理とされていますが、並行して投入された
9200MK・9202MK・9210MT・9212TK・9215YTは
前面方向幕周囲は白色、ライトベゼルは黒色のままでした。
更に、最後に投入された9216YTはどういう訳か、
自社発注車P-HT223AAのうち、1985年式までの車と同じく、
前面方向幕周囲を車体と同様の青磁色として登場し、
かなり鈍重な姿となって異彩を放っていました。

このうち、9176TCは、京成時代の社番が4465だった車で、
後にライトベゼルが銀色のものへと交換されたのが特徴でした。

車内は京成時代の姿をほぼそのままの状態で残し、
他の京成中古車と同様に1989年式・1990年式は
京成時代に座席表皮の張替を行わなかったために、
緑色一色の座席表皮となっていたのがポイントでした。

なお、京成の日野車といえば、幕張新都心の輸送を担う
船橋営業所茜浜車庫に投入された長尺の三扉車もありますが、
今のところ三扉車は関鉄には移籍してきていません。