月別アーカイブ: 2009年1月

大利根交通自動車 土浦200か1114

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大利根交通自動車 土浦200か1114/いすゞPKG-LV234L2+J-BUS(ERGA)

2008年末に投入された車です。
2007年末に投入された1053が
ストライプの色が橙色、黄緑色、黄色だったのに対し、
ストライプの色は黄色、桃色、青色となっています。
ストライプの色は毎回異なるものにしていくとのことです。

大利根交通では概ね車令8年で車体更生を実施しており、
次の車体更生の対象車は277ですが、
今後、車体更生に際しては順次ストライプを入れていくそうです。
勿論、こちらのストライプの色も毎回変えて行くそうなので、
華やかになりそうですね。

277の更生前の記録を残したい方は
早めに撮影にいかれたほうがよさそうです。

※北方車庫にて、許可を得て撮影

つゝじ観光バス 群馬200か・298

つゝじ観光バス 群馬200か・298/日野KL-HR1JNEE+日野車体工業(Rainbow)

県民一人当たりの自動車保有台数が日本一であり、
交通機関別旅客輸送分担率において、
自家用車の割合がおよそ90%を占める、
「自動車王国」、群馬県はバスの衰退が著しく、
特に館林市は1986年に市内のバス路線が全廃となり、
当時、日本で唯一「バスのない市」になってしまった、
という経緯をもっています。

しかし、館林市は1993年より代替バス(旧21条適用)を、
市内のタクシー会社に委託して運行を開始し、
現在では周辺町村にも代替バスが路線を延ばしています。
この代替バスは他自治体のいわゆるコミュニティーバスのように
特別な愛称は付けられていませんが、
かつて走っていたバス路線の経路とは全く違う路線設定や
その福祉行政的性格(事業者の損失を行政が負担)、
一部路線へのデマンド制導入や乗継割引の実施など、
実態はコミュニティーバスに近いと言えます。
そもそもコミュニティーバスの定義自体が曖昧なのですが…

つゝじ観光バスはこの代替バスを担当する2社のうちの1社で、
代替バス8路線のうち7路線を受け持っています。
この車は同代替バスで最大の利用者数を誇る、
館林板倉線(厚生病院―館林駅―東洋大前―板倉東洋大前駅)に
使用されています。

1997年に開業した同路線はリエッセ2両が投入され、
2運用体制で運行されていましたが、利用者が徐々に増加し
積み残しが慢性的に発生してしまうようになったため、
2002年にこの車が1両のみ導入されたとのことです。
余剰となったリエッセのうち、1両は他路線に転用され、
残り1両は同路線で引き続き使用されていますが、
リエッセは乗客の集中する便を避けて使われている様です。…(参考記事)

代替バスやコミュニティーバスの多くは、
マイクロバスや7mクラスから9mクラスの中型車が
主に使用されるなか、
このように10.5mクラスの中型ロング車が
使われている事例は比較的珍しいと思います。

低廉な運賃ゆえ、事業者単独で運行するのは難しい様ですが、
このように元気なバスを見ると嬉しくなってしまいます。

関東鉄道 1823YT


関東鉄道 1823YT/三菱KL-MP37JK+三菱自動車バス製造(NewAeroStar)

関鉄のノンステップ車は2001年より投入され、
第一陣は1809TR1810TRの2両が
第二陣は1821TC・1822TC・1823YT1824MTの4両が
取手・土浦・つくば中央・水戸にそれぞれ投入されました。

茨城県初のノンステップ車として華々しく導入された、
1809TR・1810TRがいずれも、関鉄標準とは異なる、
標準尺(ホイールベース5.3m級)なのに対し、
1821TC・1822TC・1823YT・1824MTは関鉄標準の
短尺(ホイールベース4.8m級)となっています。

ノンステップバスということが目立ちますが、
特に、この第二陣はノンステップであることを除けば
短尺に標準サイズの側面幕の組み合わせや、
前面の「中のり」がステッカーではないこと、
ホイールが銀色ではなく車体色であることは、
1502TC、1503TCからそのままというのが渋いです。

前面のノンステップの文字が白字の小さなものでしたが、
後に増備車と同じ現状のものに改められています。
また、KL-MPとKK-MK(10.5m)だけで見られる
後部の赤色のマーカーランプも特徴です。

以降、中型車の比率が高いつくば中央営業所で
花形として活躍してきた1823YTですが、
2008年12月に水海道営業所に移籍しました。
つくば中央から水海道への移籍は、
1657YT・1658YT・1861YTに続くものです。


関東鉄道 1823MK/三菱KL-MP35JK+三菱ふそうバス製造(NewAeroStar)

移籍に際して、大きく手が加えられたのは行先表示器で、
方向幕からLED行先表示器へと改められています。
併せて側面の行先表示器が大型のものとなりました。
関鉄では営業所間の移籍は少なくありませんが、
このように移籍に際してLED行先表示器へと
交換されることは極めて異例と言えます。

そもそも関鉄にあっては、
既存の車のLED行先表示器への取り換えは、
他は1812MK・1813YT1816MK・1817MK・
1871YT・1872YTぐらいしか事例がなく、
しかもこのいずれもがコミバスの再編など、
何らかの用途変更に伴って行われたもので
そのことからもこの異例さがわかります。

その理由として考えられるのは、
水海道営業所ではつくばエクスプレス開業による
路線改編が盛んに行われているために、
方向幕ではその対応に手間が掛かることや、
1823YTは側面方向幕が標準サイズだったため、
廃車からの転用が困難だったこと等が
考えられますがいずれも憶測の領域を出ません。

なお、側面行先表示器は1812MK・1813YTのような
LEDの筐体をそのまま側面窓内側に固定する方法ではなく、
取付枠を用意してその中に収める方法で設置されていて
あまり改造らしい雰囲気はありません。
また、側面行先表示器周囲のガラスの処理も、
ちゃんとサイズの変更に併せられていて、
思いのほか手が掛かっている印象です。

その後、ホイールも銀色に改められてしまい、
初期車らしい装備は前面の「中のり」サボが残る程度ですが、
新天地での末長い活躍を期待したいものです。
しかし、こうして見比べると、New Aero Starは、どうも
Aero Star Mの後継というよりAero Star Kの後継という印象だな、
と個人的には感じるのですが如何でしょうか。

【諸元】
登録番号:土浦200か・300
年式:2002
型式:KL-MP37JK
機関:6M70(12882cc 250PS/2200rpm)
ホイールベース:4.8m