関東鉄道 2246IT


関東鉄道 2246IT/いすゞ2KG-LR290J4+J-BUS(ERGAMio)

2022年式の自社発注車で、いすゞ・エルガミオです。
神栖市コミュニティバスとしては初の専用車として、
同路線を担当する潮来営業所へと投入されています。

神栖市では、旧・神栖町域で1991年から2008年まで
町内循環バス「タウンストリーム」を運行しており
廃止後はコミュニティバスの運行が途絶えましたが
2018年11月にコミュニティバスの実証実験を開始し
2020年10月には2系統から4系統へと増強した上で、
2021年4月に実証実験から正式運行へ移行しました。
実証実験以来、4系統とも関東鉄道に運行委託され、
4系統とも従来は一般路線車が充当されてきましたが
2246ITは初の神栖市コミュニティバス専用車として、
主に息栖神社~ふれあいセンター湯楽々間の系統(2)、
平泉関下~小見川駅間の系統(1)で運用されています。

トランスミッションは、2019年6月のJ4の発売当初は
これまでと同様、AMT(機械式AT)のみの設定でしたが
2020年6月にトルコンAT仕様が追加設定されています。
しかし、当車は引き続きAMT仕様が選択されています。

外観は薄桃色地に神栖市のゆるキャラカミスココくん、
左側面にはサッカーボールの、右側面にはピーマンの
イラストがそれぞれ配されており目立つデザインです。
神栖市コミュニティバスに親しみや関心をもってもらい
神栖市を内外にPRすべく「ピーマン生産量日本一のまち」、
「スポーツ合宿のまち」をデザインされています。

行先表示機は2194MT以降の関鉄自社発注車標準仕様の
レシップDFE-C11CW・C22CW・C33CWに代わって、
オージDWL-91A-1470F・91BX-740・91FC-1240Fで
表示も全面白色単色となっているのが大きな特徴です。
恐らく、表示データの互換性の関係と思われますが、
その後も、P6040等で同型の表示機が採用されました。
また、側面行先表示機は2040MT~2043YTと同様に、
戸袋窓内に下方に寄せて設置されているのも特徴です。

車内は灰色、床は濃灰色の木目調の平滑な床材張り、
座席配置は関鉄標準のラッシュ型ではなく都市型で、
左側前半が前向き1人掛2列、後半が前向き2人掛3列、
右側は前向き1人掛4列・前向き2人掛3列とされて、
右3・4列目は車椅子固定用の折畳座席とされており
また右側のみ前輪上の座席が省略されています。
座席表皮は優先席が青色地に紺色のハートマークと
優先席を示す黄色のピクトグラムが配されたもの、
他は青色地に紺色のハートマークが配されたもので、
降車釦はレシップ製KSP-520で、握り棒は橙色です。

小見川駅や下総橘駅など千葉県にも顔を出しており
本数は少ないながらも乗りごたえのある路線です。

【諸元】
登録番号:水戸200か2244
年式:2022
型式:2KG-LR290J4
機関:4HK1-TCH(5193cc 210PS/2400rpm)
ホイールベース:4.4m

ジェイアールバス関東 L537-04519


ジェイアールバス関東 L537-04519/日野PJ-KV234L1+J-BUS(BlueRibbonⅡ)

川崎市交通局中古車で川崎市時代の局番はW-3357です。
2005年に鷲ヶ峰営業所へ投入された日野大型車であり
2011年に菅生営業所開業に伴い菅生営業所へと転入し
M-3357へ改番、2022年に廃車となるまで活躍しました。
廃車後はジェイアールバス関東へと移籍を果たしており
同年式の僚車、M-3358と共に2023年に土浦支店へ投入
M-3357はL537-04519、M-3358のL537-04520となって
新天地である当地にて第二の活躍を開始しています。

外観では土浦支店の路線車としてはL531-04517以来の
レシップ製の白色単色LED行先表示機が採用されており
前面はDFE-C11WW、側面DFE-C22WW、後面DFE-C33WWが
それぞれ設置されているのが遠目にも目立つ特徴です。
また側面行先表示機が前扉直後に設置されていることや
屋根のカマボコ状の通風器も川崎市らしいポイントです。

車内は上半分が象牙色、下半分が灰色の内張りとされて
床は灰茶色石目調で平滑な床材張りと明るい印象です。
座席配置は左側前半前向き1人掛1列・横向き1+1+1人掛、
中扉を挟んで後半の、段上げ部分が前向き2人掛4列で、
右側は前向き1人掛5列・前向き2人掛4列とされており、
うち2〜5列目は車椅子固定用折畳座席となっています。

座席表皮は新製当初は一般席は青色、優先席は赤色の
川崎市内の観光名所がデザインされた柄物でしたが、
一般席は青色に水色の水玉模様が散りばめられたもの
優先席は青色に水色のピクトグラムが描かれたものに
それぞれ張り替えられて落ち着いた印象になりました。
握り棒は出入口付近が橙色、他は黒色の緩衝材巻きで
車内LCDはレシップ製の15インチ・2画面仕様である
OBC-VISION”D”と、近年の土浦支店の標準仕様です。

近年の中古車入手難を反映してか経年車の投入が続く
土浦支店ですが当地での末永い活躍を願うばかりです。

関東鉄道 9542TC


関東鉄道 9542TC/いすゞPJ-LV234L1+J-BUS(ERGA)

国際興業中古車で、国際興業時代の社番は5106です。
この5106は、2006年から2007年にかけて投入された
エルガノンステップ短尺車である5100番台の車です。
5000番台などに続いてメーカー設定が用意している、
VP(Valuble Package)仕様が特徴となっています。

この5106は、2006年に練馬営業所へ投入された車で、
2022年に池袋営業所へ転入後、同年中に廃車となり、
5032・5039・5040と共に、関鉄へと移籍しました。
翌2023年には9542TCとして土浦営業所へ投入されて
車齢17年目にして、新天地での活躍をはじめました。
関鉄へと同時期に投入された国際中古車の4両のうち、
唯一の5100番台、PJ-規制車となり目立つ存在です。

この車は元5039の9536MT、元5040の9537MRと共に、
創立100周年記念事業の「復刻デザインバス」となり
移籍時に関鉄設立当時のものを復元した塗装を纏い
創立100周年記念ロゴマークが前面行先表示機両脇や
後面窓、側面窓に貼付されているなど凝った外観で
後面窓には「関東鉄道創立100周年記念復刻塗装」の
文字も入れられマニア以外からも注目されています。

車内は内張りが上半分象牙色、下半分灰色とされて
床も濃灰色の平滑な床材張りのままとなっています。
座席配置は左側前半前向き1人掛1列・横向き1+2人掛、
中扉を挟み、後半は前向き2人掛4列とされています。
また右側は前向き1人掛5列と前向き2人掛4列とされ
このうち2~5列目は、車椅子固定用の折畳座席です。

また座席表皮は全席が青一色のものへと交換されて
国鉄バスを思わせる、懐かしい雰囲気となりました。
握り棒は新製当初、乗降口付近が黄色の緩衝材巻き、
それ以外の箇所は黒色の緩衝材巻きとされましたが、
国際時代に黒色の緩衝材は橙色の緩衝材へ交換され
降車釦はレシップKSP-400で、外枠は黄色ものです。
車内灯は移籍時に電球色のものへと交換されました。

標準化の進んだ時期の車ですが細部に目を向けると
個性を感じることができ、趣味的に面白いですね。

【諸元】
登録番号:土浦200か1834
年式:2006年
型式:PJ-KV234L1
機関:6HK1-TCC(7790cc 260ps/2700rpm)
ホイールベース:4.8m