月別アーカイブ: 2018年10月

関鉄グリーンバス G5083


関鉄グリーンバス G5083/いすゞ2KG-LR290J3+J-BUS(ERGAmio)

かすみがうら市が主体となって運行がなされている
コミュニティバス「霞ヶ浦広域バス」専用車として
2018年に担当する石岡営業所へと投入された車です。
従来「霞ヶ浦広域バス」でもっぱら運用されてきた
G005G015に対して、需要の増加に対応する形で、
中型車へとレベルアップが図られ、注目されます。

なお、関鉄グリーンバス・関鉄パープルバスでは
2018年5月より社番の付番体系が変更されており、
従来、分社化以降に独自に投入した車はG001~と
付番されていたものがG5001~と移行しています。
同様に関鉄パープルバスはP6001~となりました。
ただし、関鉄本体からのリース車並びに転籍車は
引き続き0001~もしくは9001~となっています。

外観では、上半分水色・下半分白色を地色として、
赤色の模様が入った独自の外装が目を惹きますが、
前面行先表示器脇の車椅子マークが電照式となり、
ヘッドライトのロービームがLEDとなったことは、
関鉄本体の2018年式自社発注車と共通しています。

車内は関鉄本体の自社発注車と差別化されており、
特に無料無線LANサービスが提供されていること、
USBコンセントが設置されたことは、画期的です。
後者については座席背面や仕切りにレシップ製の
バス車載用USB充電器USB-7R5B124-004を設置、
2087MT以降の高速車に付く2極コンセントとは
異なる仕様で、他車に波及するのか注目されます。

灰色の内張りや、濃灰色石目調の床材張りの床は
関鉄本体の自社発注車と共通となっていますが、
座席配置はメーカー設定の郊外Ⅱ型とされたため
左側前半前向き1人掛2列、後半前向き2人掛3列、
右側は前向き1人掛1列・前向き2人掛7列とされて、
4・5列目は2人掛ながら折畳座席となっています。
右側前輪タイヤハウス上に座席が設けられたことも
関鉄本体の近年の自社発注車と異なるところです。

握り棒は座席背面のものが黒色である他は橙色で、
降車釦は、関鉄本体に投入された自社発注車同様、
レシップ製KSP-400が採用されたことも注目です。

座席表皮は2170MT以降の自社発注車とは異なり
2005TR以降で採用されていた派手な柄物とされ
どちらかというと、明るい印象となっています。

土浦協同病院の移転もあり乗客数を伸ばしている
「霞ヶ浦広域バス」ですが、新たな専用車投入で
さらに乗客数が増加することを期待したいですね。

【諸元】
登録番号:土浦200か1652
年式:2018
型式:2KG-LR290J3
機関:4HK1-TCH(5193cc 210PS/2400rpm)
ホイールベース:4.4m

関東鉄道 9486TC


関東鉄道 9486TC/三菱PJ-MP37JM+三菱ふそうバス製造(AeroStar)

京成バス中古車で、京成バス時代の社番は3384です。
2006年に松戸営業所へ投入された3384・3385の2両は
同所では1999年式3359、2004年式3379・3380以来の
ノンステップ仕様の大型車であり、目立つ存在でした。
廃車後は関鉄へ移籍を果たし、2018年に9486TCとして、
土浦営業所へ投入され新天地での活躍をはじめました。
3385も同様に9487TCとして、移籍を果たしています。

外観では2006年施行の灯火器保安基準の改正を受けて
形状が変更されたフォグランプが目を惹くだけでなく
側面にも反射材が配されているところが注目されます。
なお、2004年式の3379・3380は投入時期の違い故に
灯火器保安基準改正に対応していないのが差異です。

またマイナーチェンジ前の指定低公害車仕様車と同様、
小さくなった右側最後部の側面窓が特徴といえます。
ヘッドライトの間の青色LEDデイライトは京成時代に
追設されたもので、関鉄の塗装によく似合っています。
また当車は国土交通省が2004年に発表した仕様に拠る
国土交通省認定ノンステップバス標準仕様を採用して
京成時代にはその旨を示す青色の車外ステッカーが
貼付されていたものの、移籍に際し剥がされています。

車内は内張りが白灰色、床が濃灰色の平滑な床材張り、
座席表皮は水色系の派手な柄物が採用されていますが
新製時は全席が従来通り桃色の柄物となっていました。

座席配置は左側前半が前向き1人掛1列と横向き2+2人掛、
そして中扉を挟み後半は前向き2人掛3列となっています。
右側については前向き1人掛6列と前向き2人掛3列とされ、
このうち3~6列目は車椅子固定に備えた折畳座席です。
また国土交通省認定ノンステップバス標準仕様採用で
握り棒の緩衝材が橙色なのが車外からも目立ちます。

一時期は三菱大型車の配置が多かった土浦営業所で、
再び三菱大型車が多く活躍しているのは嬉しいですね。

【諸元】
登録番号:土浦200か1622
年式:2006
型式:PJ-MP37JM
機関:6M70(T6) (12882cc 250PS/2200rpm)
ホイールベース:5.3m

金剛自動車 和泉230あ1602


金剛自動車 和泉230あ1602/三菱KL-MP35JK+西日本車体工業(B-Ⅰ型96MC)

2004年に投入された自社発注車527・528・623・627は
2003年式の431を踏襲し三菱製のワンステップ車となり
金剛らしく、西日本車体工業製車体が架装されました。

なお金剛では、2005年に2003年以降に投入された車が
上2桁が投入年(和暦)を、下2桁が投入順の通し番号を
それぞれ示す4桁の希望ナンバーへと付け替えられており
この4両は1601・1602・1603・1604へ改番されました。

仕様は基本的に431を踏襲して、引き続き独自性が強く
外観では、銀サッシの逆T字窓の側面窓が目を惹くほか
後面と共通のオージ製DL-90F-940Fの側面行先表示機と
その下段が引き違い窓となる窓割りも目立つところです。

屋根上は前後マーカーランプと前方右寄りの箱型通風器、
ゼクセル製のパッケージクーラー等か搭載されています。
また左側面の前輪のホイールアーチと中扉の間の腰板と
右側面のホイールベース間の腰板にモールが付きます。
テールランプは金剛において伝統的に採用されてきた、
レシップ製SFL-9000を並べた三連テールが奢られます。

前面行先表示器脇に車椅子ステッカーが貼られたこと、
出入口表記の文字が赤色から緑色へ変更されたことが
431と527・528・623・627との変更点となっています。

車内もまた431と527・528は共通の仕様とされていて、
上半分が薄緑色、下半分がレザック紙風の模様入りの
内張りや、草色の滑り止めの突起つきの床材張りの床、
ロールアップカーテン付きの側面窓等が目を惹きます。
座席の背もたれは、ビニール製のカバー付きとされて
カバーは優先席が黄色、一般席が白色となっています。

座席配置はワンステップ車にもかかわらず中扉以降が
三方シートなのが特筆され左側前半は前向き1人掛3列、
中扉をはさんで後半は横向き2+3+1人掛とされており、
右側は前向き1人掛5列・横向き2+3人掛とされました。
また座席表皮は優先席も含め緑色一色となっています。

なお、同じ2004年式でも623・627は座席配置が変わり
左側後半はこれまでどおり横向き座席とされていますが、
右側は全て前向き座席とされたためこの528改め1602が
三方シートが採用された最後の車ということになります。

金剛は小規模ながらこうした独自性が強い仕様をもつ車、
しかも西日本車体工業製車体を架装した車が多数活躍し
南河内地区において、非常に強い存在感を放っています。