関東鉄道 9486TC


関東鉄道 9486TC/三菱PJ-MP37JM+三菱ふそうバス製造(AeroStar)

京成バス中古車で、京成バス時代の社番は3384です。
2006年に松戸営業所へ投入された3384・3385の2両は
同所では1999年式3359、2004年式3379・3380以来の
ノンステップ仕様の大型車であり、目立つ存在でした。
廃車後は関鉄へ移籍を果たし、2018年に9486TCとして、
土浦営業所へ投入され新天地での活躍をはじめました。
3385も同様に9487TCとして、移籍を果たしています。

外観では2006年施行の灯火器保安基準の改正を受けて
形状が変更されたフォグランプが目を惹くだけでなく
側面にも反射材が配されているところが注目されます。
なお、2004年式の3379・3380は投入時期の違い故に
灯火器保安基準改正に対応していないのが差異です。

またマイナーチェンジ前の指定低公害車仕様車と同様、
小さくなった右側最後部の側面窓が特徴といえます。
ヘッドライトの間の青色LEDデイライトは京成時代に
追設されたもので、関鉄の塗装によく似合っています。
また当車は国土交通省が2004年に発表した仕様に拠る
国土交通省認定ノンステップバス標準仕様を採用して
京成時代にはその旨を示す青色の車外ステッカーが
貼付されていたものの、移籍に際し剥がされています。

車内は内張りが白灰色、床が濃灰色の平滑な床材張り、
座席表皮は水色系の派手な柄物が採用されていますが
新製時は全席が従来通り桃色の柄物となっていました。

座席配置は左側前半が前向き1人掛1列と横向き2+2人掛、
そして中扉を挟み後半は前向き2人掛3列となっています。
右側については前向き1人掛6列と前向き2人掛3列とされ、
このうち3~6列目は車椅子固定に備えた折畳座席です。
また国土交通省認定ノンステップバス標準仕様採用で
握り棒の緩衝材が橙色なのが車外からも目立ちます。

一時期は三菱大型車の配置が多かった土浦営業所で、
再び三菱大型車が多く活躍しているのは嬉しいですね。

【諸元】
登録番号:土浦200か1622
年式:2006
型式:PJ-MP37JM
機関:6M70(T6) (12882cc 250PS/2200rpm)
ホイールベース:5.3m

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