関鉄グリーンバス 1709G


関鉄グリーンバス 1709G/いすゞU-LR332J+アイケイコーチ(Journey K)

自社発注車で1995年に石岡営業所に投入され、
2002年に関鉄グリーンバス石岡本社営業所へ
移管された後も現在まで石岡で活躍しています。
本型式の自社発注車は計53両が投入されて
関鉄中型車の主力として広く活躍していました。
うち30両が富士重工業製車体を架装しており、
残り23両がアイケイコーチ製車体となりますが
このうち1709Gはその最後の1両となりました。

左側面後方に開口部が設けられるP-代に対し、
右側面後方に開口部があるのがU-代ですが
アイケイコーチ製車体の場合はこれに加えて
バックランプとリフレクタ―が角型へと改められ
バンパーに埋め込まれたのも変更点となります。
加えて中扉の窓も四隅のRの半径が小さくなり
僅かながら近代化が図られた印象となりました。

関鉄ではこの1992年式よりバス協テールから
角型のテールランプへと仕様を改めたがために
テールランプはレシップSFL-9000となりましたが
このアイケイコーチ製車体では後面窓の周囲を
腰板・幕板より窪ませた構造となっているため
少々無理がある仕上がりとなり、目立ちます。

車内は、上半分白色、下半分肌色の内張りに
床油のひかれた木床と、関鉄らしい仕様です。
座席配置は富士重工業製車体を架装した車が
左側前半が前向き1人掛3列とされたのに対し、
このアイケイコーチ製車体を架装する車の場合、
左側前半が前向き1人掛4列となっています。
左側後半は関鉄らしい横向き座席となっており
右側は共に前向き1人掛5列と横向き座席です。

かつての主力であった本型式も残り僅かとなり
寂しさを感じざるを得ないところです。

【諸元】
登録番号:土浦22あ1767
年式:1995
型式:U-LR332J
機関:6HE1(7127cc 195PS/2900rpm)
ホイールベース:4.3m

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