関東鉄道 2083TC

165FH020003
関東鉄道 2083TC/三菱TKG-MK27FH+三菱ふそうバス製造

2015年に投入された自社発注車です。
本型式の投入は2012年の2037MTの投入を皮切りとして
2012年から2013年にかけ水戸、及び、つくば中央営業所へ
2040MT・2041MT・2042YT・2043YTの4両が投入され、
2013年から2014年にかけ水海道、及び、つくば中央営業所へ
2063MK・2064MK・2065YT・2066YTの4両が投入され、
2014年から2015年にかけ水海道・つくば中央・土浦営業所へ
2080MK・2081YT・2082YT・2083TCの4両が投入され、と
以降、毎年年末から年始に4両ずつ投入されてきました。
2037MTは関鉄としては1885YT・1893YT・1897MK以来、
7年振りの三菱中型車でしたが、以降配置に偏りはあれど
その空白を埋める様に投入が続けられています。

従って、水戸・水海道・つくば中央営業所管内にあっては
比較的簡単に見かけることができる車種となってきましたが、
土浦営業所管内では本型式はこの車のみの虎の子状態で
まだまだなかなかに目立つ存在となっているところです。
土浦ナンバーが付く本型式はこの車が唯一の存在ですね。

1885YT・1893YT・1897MKの3両は窓割りの関係からか
側面行先表示器の位置が前扉直後となっていましたが、
2037MTは関鉄では一般的な中扉直後へと戻されました。
ところが、2040MT・2041MT・2042YT・2043YTの場合は、
側面行先表示機が戸袋窓内に設置されることとなって、
以来、いすゞ車でもこの仕様を踏襲するようになりました。
にも拘らず2063MK・2064MK・2065YT・2066YTの場合、
側面行先表示機が再び中扉直後へと戻されてしまい、
引き続き、2080MK・2081YT・2082YT・2083TCの場合も
側面行先表示機は中扉直後に設置されています。
いすゞ車は2066YTを追って投入された2071MT以降も
側面行先表示機が戸袋窓内に設置されていますから、
この仕様の再変更は三菱車でのみ見られるものです。

内装では室内灯が蛍光灯に替わりLEDとなったことや、
ドアブザーが音声案内付きのドアチャイムとなったこと
LCD車内表示機が設置されたことなどは共通ですが、
座席配置については2041MT以降、2037MTと異なり、
乗降口側前半が前向き1人掛1列と横向き1+2人掛、
中扉を挟んで後半が前向1人掛2列と前向2人掛1列、
非常口側が前向1人掛6列と前向2人掛1列とされる、
メーカー設定のラッシュ型の座席配置とされています。
なお、非常口側3・4列目は折畳座席となっています。

【諸元】
登録番号:水戸200か1412
年式:2015
型式:TKG-MK27FH
機関:6M60T3(7545cc 220PS/2200rpm)
ホイールベース:4.34m

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