月別アーカイブ: 2014年6月

関東鉄道 9381RG

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関東鉄道 9381RG/三菱KK-MK23HH+三菱バス製造(AeroMidiMK)

京成中古車で、京成時代の社番は3364です。
2002年に松戸営業所へと新製配置されて以来、
2013年に廃車となるまで活躍を続けて来ました。
ワンステップ車ながらリーフサスペンション仕様なのは、
実に京成らしい仕様だと言うことができますね。
その後、2014年には関鉄へ移籍を果たしており、
9154RG9157RG以来、久々となる三菱車として、
竜ヶ崎営業所に配置されています。

外観では、中四枚折戸の扉配置が目立ちます。
京成ではこの2002年式まで中型車であっても、
ワンステップ車は中四枚折戸としていました。
側面窓は黒サッシの逆T字窓とされており、
それに合わせてか、側面窓周囲の黒色塗装が
省略されることなく施されており好印象です。

また、クーラーは三菱重工製が採用されており、
屋根上の機器が独特の形状となっています。
後面は補助テールランプは設置されていないため、
非常にさっぱりとしたリアスタイルとなっていますが、
乗降中表示灯は車椅子表示灯と一体化が図られた
やや大柄なものとなっており目立つところです。

車内は内張りが1999年式以降標準の灰色一色とされ、
床材は従来通り、中扉向かい側の車椅子固定箇所のみ
石目調の床材である他は濃緑色の床材張りとなっており
中扉付近には「バスが止まるまで立たないでください」と
書かれたピクトグラム入りのステッカーも貼られています。

座席配置は乗降口側前半部が横向きの1+2人掛とされ、
後半部は前向きの1人掛2列・2人掛1列となっています。
また非常口側は前向き1人掛7列・2人掛1列とされており、
非常口側4・5列目は車椅子固定用の跳上座席です。
また座席表皮は京成時代に張り替えられ、全ての席が
2006年式以降で採用された「標準仕様ノンステップバス
認定制度における2005年以降標準仕様への改正」に
対応した薄青色の柄物とされて、爽やかな雰囲気です。

今後の活躍が期待される一両ですね。

【諸元】
登録番号:土浦200か1374
年式:2002
型式:KK-MK23HH
機関:6M61-3(8201cc 225ps/2900rpm)
ホイールベース:4.375m

関東鉄道 9382TC


関東鉄道 9382TC/三菱KK-MK27HM+三菱バス製造(AeroMidi)

東急バス中古車で東急時代の社番はS467です。
2003年に瀬田営業所へと投入された中型ロング車、
S467・S468・S469・S470のうちの一両です。
ぽると出版「バスラマインターナショナル」の連載企画、
「超長期実用テストレポート」の対象車であった車で
その走行距離、燃費、点検・整備状況・運用等が
各号で詳細にレポートされていたことが特筆されます。

当初は僚車と共に二子成城線で運用されていたものの、
中型ロング車故の車内の流動性の悪さが祟ったのか、
2006年から環八線・世田谷線等に転用されています。
以降も2014年の廃車まで瀬田営業所で活躍の後、
関鉄に移籍し、土浦営業所へと配置されています。

この車は関鉄の中古車としては初の中型ロング車で、
2003年に1869MT1870TRの2両を投入したものの、
以降、中型ロング車を投入することがなかった関鉄では
早くも非常に目立つ存在となっています。

1869MTと異なり銀サッシの逆T字窓であるためか、
9341TRと同様、側面窓周囲の黒色塗装が省略され、
非常に軽快な印象となっているのが注目されます。
7017SWのように銀サッシのままで黒色塗装を施すと、
どうしても違和感がある仕上がりとなりますので、
9382TCのこの仕上がりは好印象ですね。

また側面行先表示機が前扉直後に設置されており、
1869MTとは中扉前方の窓配置も異なります。
その他、屋根上のマーカーランプが省略されていること、
後部に補助ウィンカーと補助ブレーキランプがあること、
車椅子スロープが可搬式で車内に収納されていることも、
1869MTとの相違点となっており、気になるところです。

車内は他車同様、殆ど東急時代のまま使用されており
内張は上半分象牙色・下半分明緑色となっています。
座席配置は乗降口側が前向1人掛が3列とされ、
その後にスロープ置き場を兼ねた立席スペースがあり、
中扉を挟んで前向2人掛が3列並べられており、
非常口側は前向1人掛が6列、前向2人掛が3列で、
中扉向かいの5・6列目が跳上座席となっています。
なお、両側共中扉直後の座席は2人掛といいつつも、
幅が狭くなっており実質1.8人掛といった雰囲気です。

座席表皮は低床部にある座席が灰色の柄物とされ、
他は水色の柄物という組み合わせとなっています。
床は灰色の平滑な床材張りとなっています。

また運転席背後は、停留所名表示器が設置された他は、
東急時代のままの黒色のアクリル板が残されており、
通常運転席背後に設置されている名札掲出ボードは、
側面行先表示機の裏側にあるのも異彩を放っています。

【諸元】
登録番号:土浦200か1377
年式:2003
型式:KK-MK27HM
機関:6M61-3(8201cc 225ps/2900rpm)
ホイールベース:5.56m

関東鉄道 9378TR


関東鉄道 9378TR/いすゞKL-LV380L1+富士重工業(新7E)

京成中古車です。京成時代の社番は2224で、
2001年に市川営業所柏井車庫に投入された車です。
2012年に亀有線の減便及び大型車化に伴って、
金町営業所へと転入し8129に改番されました。
これは、亀有線沿道の立石駅付近の踏切が
大型ノンステップ車では通過できないためで、
当車が金町営業所時代の遼車2225改め8130と共に
亀有線の専用車として充てがわれていました。
2013年には、8130と共に廃車となってしまいましたが、
2014年に共に関鉄へ移籍、取手営業所へと配置されました。

京成のいすゞ製大型車は、KC-代からKL-代への移行で
そのうち、いすゞバス製造製車体を架装する車の場合は、
車体がキュービックからエルガへと変更されていますが、
そのうち、富士重工業製車体を架装する車についても、
車体が7Eから新7Eへと変更されているのが目を惹き、
位置と形状が変わりクリアレンズ化されたフォグランプや、
ようやくメーカー標準仕様となったコーナリングランプ等
ビッグマイナーチェンジに伴う仕様変更が各所に見られます。
新7Eの登場は、関鉄としては9372MKに続くものです。
尤も引き続き配置先を問わず中扉が四枚折戸となる等、
基本的な仕様は、これまでの車から変化はありません。

なお、中古車の場合、低床色では側面窓周囲の黒色塗装が
大胆にも省略されてしまう場合が多々あるのが楽しいところで
9372MK・9378TRに先行する9351MK9353TR9359YTでは、
9353TRのみ側面窓周囲の黒色塗装が省略されていますが、
9372TR・9378MKは共に側面窓周囲の黒色塗装が入ります。

車内は、京成ではこれまでワンステップ車の場合、
後半部は通路部のみスロープ状とされていたのに対し、
中扉直後に通路部を含めて段差が設けられたことで、
通路部分の窪みがなくなり床が平坦になっています。
これに伴って、通路傾斜部に見られた紅色の床材は
姿を消してしまい再び落ち着いた雰囲気となりました。

また座席配置もこれに伴って変更されています。
乗降口側前半は前向き1人掛1列と横向き3人掛、
乗降口側後半は前向き1人掛2列と前向き2人掛2列、
非常口側は前向き1人掛7列と前向き2人掛2列と
中扉直後の2列が2人掛から1人掛に変更されて、
立席スペースの拡大を図っていることも注目されます。
なお非常口側の4・5列目は跳上座席となっています。

その他は、1999年式以降の京成の標準的仕様です。
座席表皮は9372TRと異なり、新製当初のままとされ、
一般席が桃色の柄物、優先席が群青色の柄物です。
この組み合わせは9379TKも共通となっています。

【諸元】
登録番号:つくば200か・502
年式:2001
型式:KL-LV280L1改
機関:8PE1-N(9880cc 240ps/2100rpm)
ホイールベース:4.8m