月別アーカイブ: 2013年6月

関鉄グリーンバス G047

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関鉄グリーンバス G047/いすゞPDG-LR234J2+J-BUS(ERGAmio)

鹿島鉄道線廃線跡のBRT化事業による、
かしてつバス専用道の開業に併せて
2010年、関鉄グリーンバス石岡営業所へと
投入されたG046・G047・G048の3両は、
グリーンに投入された一般路線車としては
G002以来の自社発注車となりました。

PDG-LR自体は関鉄グループ全体で
合計50両程度が投入されていますので
車種の点では目立つ存在ではありませんが、
なんといっても目を惹くのがG044・G045に続き、
かし鉄バスデザインプロジェクトの成果を反映した
大変特徴的な塗装を纏っていることです。

いずれもノンステップ仕様となっていますが、
外装には、それを示す表記は一切ありません。
それ以外の点では、関鉄本体に投入された
同型式車のうち2010年式と同一とされていますが、
投入時期の関係でクーラーはサーモキング製とされ
2006MT以降で採用されたデンソー製ではありません。

車内についても1931MT以降の関鉄標準仕様で、
灰色の内張りに濃灰色の床材とされており、
座席表皮についても2005TR以前に標準だった
青色のジグザグ柄のものが採用されています。
専用道走行とバスロケーションシステムの対応のため、
GPS装置が運転席周辺に搭載されていますが、
この機器はさほど大きくなく殆ど目立ちません。
なお、専用道の各所に設置された遮断機は、
このGPSにより自動開閉するシステムとされており、
通常、運転士さんが操作を行うことはありません。

ただ、唯一目を惹くところは、運賃表示器が
なぜかレシップ製の50コマのものとされている点です。
水戸営業所・鉾田営業所ではレシップ製のものが
これまでも標準的に使用されてきましたが、
石岡営業所ではこれまでは小田原機器製のものが、
標準であったため、異色の存在となっています。
加えて水戸営業所で1984MT以降採用されている、
運賃区界表示部が縦型で左端にあるものではなく、
関鉄ではこれまで殆ど見掛けることがなかった、
運賃区界表示部が横型で上部にあるものとされ、
運賃区界表示を停留所名表示と見紛えそうです。

もちろん、停留所名表示機が運転席背後にあり、
下部の樹脂ボードや掲示板なども本体と同仕様で、
運賃箱も小田原機器製RX-NZSとされています。

【諸元】
登録番号:土浦200か1171
型式:PDG-LR234J2
年式:2011
機関:6HK1-TCN(7790cc 240PS/2400rpm)
ホイールベース:4.4m

関東鉄道 2037MT


関東鉄道 2037MT/三菱TKG-MK27FH+三菱ふそうバス製造(Aero Midi)

2012年、水戸営業所へ投入された2037MTは、
関鉄路線車としては1885YT・1893YT・1897MK以来、
実に7年振りとなる三菱中型車となり、注目を集めました。

三菱は2008年以降、中型車については日産ディーゼルから
西日本車体工業製車体を架装する中型車である、
スペースランナーRMのOEM提供を受け販売していましたが、
日産ディーゼル改めUDトラックスとのバス事業統合計画の破綻、
及び、UDトラックスのバス事業からの撤退を受けて、
三菱ふそうバス製造製車体を架装する中型車の販売を、
2011年から再開しており、モデル復活を果たしました。

先代からのフルモデルチェンジは実施されていませんが、
ホイールベースが僅かに延長された上に中扉が後退し、
ノンステップ部分のスペースの拡大が図られており、
併せて側面の窓割が大きく変更されています。
また、尿素SCRシステムを搭載したのもポイントです。
しかし、ラインナップはというと、サイズが全長9mクラスのみ、
なおかつ、ノンステップ車のみと縮小され寂しい限りです。
2012年にはマイナーチェンジを受け、本型式に移行しています。

仕様は、2035MK以降の関鉄の標準的な仕様を踏襲し、
外観ではグリーンガラスの側面窓が高級感を出しています。
LEDデイライトについてはバンパー埋め込みとされました。
また窓割りの変更を受け、1885YT・1893YT・1897MKと異なり、
側面行先表示器の位置は中扉直後に戻されています。
また後面腰板に補助ブレーキランプが設置されていることが
目を惹くところですが、これはメーカー標準仕様であるようです。
内装では蛍光灯に替えてLED室内灯が採用されたことや、
デジタル運賃表示機に替えてLCD車内表示機が設置されたこと、
音声案内付きのドアチャイムが採用されたことも共通です。

2012年の三菱中型車の投入はこの2037MTのみでしたが、
2013年には2040MT・2041MT・2042YT・2043YTの4両が
続いて投入されており、今後の増備が期待されるところです。
なお、後者4両は、側面行先表示機の位置が変更されており、
本型式のうち、側面行先表示器の位置が中扉直後である車は、
この2037MTのみとなっていることは、注目されるところですね。

【諸元】
登録番号:水戸200か1303
年式:2012
型式:TKG-MK27FH
機関:6M60T3(7545cc 220PS/2200rpm)
ホイールベース:4.34m

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終点の景色:先後


関鉄グリーンバス 先後(まつのち)

先後・三箇線(先後~堅倉~三箇坂下)の折返場です。
同路線は、堅倉小学校スクールバスとしての性格が強く、
区間便の堅倉~三箇坂下を入れても一日二往復という、
極めて乗車しにくい路線となっています。

同路線は茨城県道59号玉里水戸線を進みますが、
途中にバスの走行が不可能な狭隘箇所が存在するため、
すぐに県道を外れて橋場美入口バス停へと向かい、
国道6号を進んだ後に、堅倉バス停から県道59号に戻る、
という複雑なルートを辿ることは特筆されるところです。

かつては、この県道59号を北上した先の飯沼まで、
ジェイアールバス関東飯沼線が来ていましたが、
その後、飯沼線は常陸高田までに短縮された上、
現在は茨城交通に移管されています。