月別アーカイブ: 2012年7月

関鉄パープルバス P018


関鉄パープルバス P018/三菱KC-MP717K+三菱バス製造(NewAeroStar)

京浜急行バス中古車です。
京急時代の社番はM6820であり、貸切車と同じ、
赤色と白色の塗装を纏うワンロマ車だった車です。
1998年、鎌倉営業所に新製投入された後、
能見台・杉田を経、最後は大森営業所にいました。
シフターはフィンガーシフト仕様となっています。

2012年、下妻本社営業所へと投入されており、
関鉄に投入された京急のワンロマ車としては、
9250YT・9252MKに続き、3両目となりましたが、
これらが特定車として活躍しているのに対して、
P018は今のところ、一般路線車とされており、
運賃箱等のワンマン機器が設置された他、
行先表示機もLED行先表示機となっています。
9343TKと異なり、限定運用もなされいない様です。
恐らくP014が諸事情により運用を離脱したため
特定車として投入する予定で購入した車を
一般路線車として急遽投入したのではないかと
推察されますが、その経緯が気になるところです。
なお、前面行先表示機脇の運賃支払い方式表示窓は
これまでの京急中古車同様に塞がれています。

これまでワンロマ車は標準床仕様とされてきましたが、
1997年式のワンロマ車、D2713・C2741・A8758のうち、
C2741のみは低床仕様とされ、続いて翌年投入された、
1998年式のワンロマ車、C6820・E4836も共に、
低床仕様として投入されたことは注目されます。
サスペンションもC2741以来のエアサス仕様です。
また、このうちC2741・A8758のみで新たに採用された、
ブラックサッシで引き違い式のメトロ窓とされた側面窓が
C6820・E4836にも続けて採用され、目を惹きます。
一方でホイールベースは、ワンロマ車としては珍しく、
D2713に続き、4.8mの短尺仕様とされています。

テールランプはメーカー標準の裾部設置ではなく、
腰板上部への設置となっているのもポイントで、
裾部は補助ブレーキランプ・補助ウィンカーが
一体化されたものが配置されるのみとされており、
本来の設置位置が埋まらず、窪みが余っています。

車内は移籍後も概ね京急時代のままとされており、
内装は上半分白色・下半分灰色とされていて、
床は青灰色の平滑な床材張りとされています。
座席は前半部は一人掛け、後半部は二人掛けの
シートベルト付きのハイバックシートが奢られており、
濃紺色のヘッドレストカバーも付けられています。
座席表皮は一般席が臙脂色の市松模様風のもの、
優先席が群青色の市松模様風のものとされていて、
非常口側の座席のうち、運転席直後を除く全席と、
乗降口側の座席のうち、優先席とされた二席には
補助席が取り付けられているのも流石です。
車内各所の握り棒や背もたれ肩部のグリップは、
橙色とされており、非常に近代的な雰囲気です。

運転席背後には、ホワイトボードが取り付けられ、
上部の停車表示灯は文字こそ消されたものの、
メモリーブザー押下時にはちゃんと点灯します。
一応「バスが止まるまで席を立たないでください」と
書かれた紙が貼ってあるのが可愛らしいです。
また、右左折アラームもそのまま使用されており、
光電管ブザーもそのまま残されているなど、
関鉄としては異例の仕様も殆どそのままです。
運賃箱は小田原機器製RX-BLHとされました。

【諸元】
登録番号:つくば200か・404
年式:1998
型式:KC-MP717K
機関:6D24(11945cc 240ps/2200rpm)
ホイールベース:4.8m

追記:
ゴリケル様の御指摘により
加筆・修正致しました。

ジェイアールバス関東 M521-94312


ジェイアールバス関東 M521-94312/いすゞU-LV324M+アイケイコーチ(Cubic)

1994年、M521-94308・M521-94309、及び、
M521-94310・M521-94311・M521-94312の
計5両のU-LV324Mが土浦支店へと投入されました。
うち、後者はアイドリングストップ装置付きとなり、
前面行先表示機にそれを示すステッカーが貼られ、
「地球にやさしいアイドリングストップバス」の文字が
前面及び側面腰板へと入れられて登場しました。

JRバス関東では、国鉄時代からの流れを汲み、
いすゞ車はホイールベース5.2mのM尺を選択し、
本型式もホイールベース5.0mのL尺が多い
関東地方では比較的珍しい存在となっています。

2002年に土浦支店から古河支店が分離した際、
うち、M521-94308・M521-94309・M521-94312が
土浦支店古河営業所改め古河支店へと引き継がれ、
東古河妻線用として引き続き活躍をしていました。

古河支店設立後は、古河支店独自の改造として、
行先表示機の系統番号入り方向幕への交換、
座席表皮の赤色(優先席は青色)の柄物への張り替え
行先表示機のLED行先表示機への取り替え、
左折ボイスアラームの取り付けなどが実施されて、
土浦支店に残ったM521-94310・M521-94311とは
次第に差異が見られるようになっていきました。

なお、前面行先表示機の交換に際しては、
方向幕は幅が狭い独特のサイズだったのに対し
LED行先表示機は一般的なサイズとなっています。
また、古河支店ではM521-94312のみの特徴である
アイドリングストップ装置付きであることを示す
ステッカーは褪色・劣化を受けて剥がされました。

2009年にはM521-94308・M521-94309が
相次いで土浦支店へと転属していったものの、
更にハイマウントストップランプが取り付けられ
佐野支店へと引き継がれて、孤塁を守っていました。

2012年にL537-99512投入で中央道支店へ貸し出され、
土浦ナンバーのまま、高遠さくら祭りシャトルバスで
最後の活躍をし、そのまま当地で廃車となりました。

関鉄パープルバス 1736P


関鉄パープルバス 1736P/いすゞKC-LR333J+いすゞバス製造(Journey K)

1997年、新治地方老人センター特定車として、
石岡営業所へと投入された車です。
車体はJourney Kの観光仕様が架装されています。
1993年のSuper Cruiserのマイナーチェンジに際し、
採用された810EX用の異形角型のヘッドライトが
1995年のJourney Kのマイナーチェンジに際して、
観光仕様にのみ採用されているために、
路線仕様と異なる独特の表情となっています。
ただし、側窓は廉価な銀サッシのメトロ窓であり
サスペンションもリーフサスとなっているなど、
仕様は自家用車然としたチープなものです。

投入時は白色地に青緑色の三角形が描かれた
メーカーのサンプルカラーを纏っており、
側面には「新治地方老人センターふれあい号」、
前面には「新治地方老人センター」の赤色のロゴが
配される、やはり自家用車然とした姿でした。

その後、このロゴは消されたものの、
引き続き、サンプルカラーを纏ったままで、
石岡営業所で使用されていたようですが、
2006年、KaNaCカラーへと塗り替えられ、
当時、貸切免許を取得したばかりであった
関鉄パープルバス下妻本社営業所に移籍し、
貸切車として使用されるようになりました。
パープルには追って1721Pも追加されています。
貸切車としては共に貧相な仕様の車ですが、
近距離・小規模の送迎にはうってつけなのでしょう。

2012年に常総ルート用の高速車P013が
鉾田営業所へと転属したことに伴って、
貸切車を格下げ改造した高速車ながらも、
現在は聖徳学園特定車となった1647Pが
再び常総ルートで運用される機会が増えたようで
最近ではどうやらその代わりに、この車が
聖徳学園の運用によく入っているようです。

【諸元】
登録番号:土浦22あ1893
年式:1998
型式:KC-LR333J
機関:6HA1(8226cc 190PS/2800rpm)
ホイールベース:4.3m