関東鉄道 9246MK


関東鉄道 9246MK/いすゞU-LV324M+富士重工業(7E)

松戸新京成バス中古車です。
2002年以降、京成バスグループの中古車を
継続的に、大量に投入してきた関鉄ですが、
2005年、初の新京成バスグループ中古車として、
9241YT・9242YT・9243MK・9244TC9245YT・9246TCの
計6両が突如として投入され、驚かされました。

いずれも、ホイールベース5.2mのM尺車とされ、
ホイールベース5.0mのL尺車が多い当地では、
なかなか珍しい型式の登場となりました。
扉配置は1992年式まで新京成の標準であった中引戸で、
乗降口側後方の開口部が、同時期に製造された、
7E架装のいすゞ車で一般的なパンチングメタルではなく、
エキスパンドメタルとされていたのも特徴でした。

年式は全て1990年式で、車令15年での移籍であり、
既に、京成から1992年式が関鉄入りしていた中で、
このような経年車が投入されたことは不思議ですが、
バンパーが、関鉄の7Eで一般的な黒色や銀色ではなく、
8Eのワンステップ車のように車体色とされており、
黒サッシの側窓と相俟って、スマートな仕上がりとなり、
経年を感じさせる雰囲気はありませんでした。
なお、9245YTは後に銀色のバンパーに変更されています。

車内も座席表皮が投入時に張り替えられており、
加えて、停留所名表示機も取り付けられた為に、
経年車とは思えない、綺麗な姿とされていました。
ただし、上半分クリーム色・下半分焦茶色の内張りや、
焦茶色の滑り止め付きの床材が張られた床などは
新京成時代のままとされ、更生は行われていません。

しかし、元々経年車であっただけに活躍は短く、
2009年には9240YTがまず廃車となり、
2010年には9242YT・9243MK・9245YTが
2011年には9244TCが廃車となってしまいました。
残る9246TCは、2010年に水海道営業所に転属、
つくばナンバー圏への移籍となったために、
新たにつくばナンバーで再登録がなされ
このグループでは最後の1両として活躍しています。

【諸元】
登録番号:つくば200か・283
年式:1990年式
型式:U-LV324M
機関:6QB2(11781cc 230ps/2200rpm)
ホイールベース:5.2m

追記:
ゴリケル様の御指摘により
加筆・修正致しました。

関東鉄道 9246MK」への2件のフィードバック

  1. ゴリケル

    初めまして。ゴリケルと申します。宜しくお願いします。
    つくばナンバー再登録の件ですが、土浦ナンバー圏からつくばナンバー圏に転属する際は再登録されるようです。1962YTや9301YTがその例です。土浦ナンバーで再登録されないのは、つくばナンバー圏→つくばナンバー圏の転属に限るようです。1800YTや1801YTは土浦ナンバーですが、つくばナンバー圏内(水海道→谷田部)の転属です。
    この9246MKも、9171TCと共に最後まで残っている2年式車ですが、そろそろ元小田急9350MKが配置されそうですので、この代替で廃車となってしまいそうですね・・・。なお、最後のP-代である9171TCは本日も走行していました。(確か21A系統だったと思います)

  2. 大曽根線

    >>ゴリケル様
    拙ブログにコメント頂き、ありがとうございます。
    またいつも、他サイトの掲示板ではお世話になっております。

    気になって、関東運輸局茨城運輸支局のサイトを見ていたところ、
    下の様な文書を発見致しました。(pdf注意)
    http://wwwtb.mlit.go.jp/kanto/s_ibaraki/date/tsukuba_no.pdf
    これによりますと、ご指摘の通り、再登録不要なのは、
    つくばナンバー圏内での移動に限るようですね。
    早速、記事を修正させて頂きました。

    近年は再登録の手間を嫌っているのか、
    県南での車両を転属させる場合は、
    TC・RG・TR間、あるいは、TK・YT・MK間で
    行うことが多くなっているように思えます。

    9171TCも見掛ける機会がかなり減っていますね。

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