月別アーカイブ: 2012年3月

関東鉄道 9346TR

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関東鉄道 9346TR/三菱KC-MP747M+三菱バス製造(NewAeroStar)

立川バス中古車で、立川時代の社番はA907です。
関鉄としては、2両目となるノンステップ車の中古車は、
9341TRに続いて、取手営業所に配置されました。
関鉄としては初の立川中古車投入となりますが
立川中古はもともと全国的にも希少な存在であるため
よく見付けてきたな、というのが初見の感想でした。

かつて、関鉄は鉄道線の輸送力増強のために、
全国から状態が良く、また所定の性能を持つ
気動車を東奔西走して確保してきた時期があり、
合併前、時には参宮と常総で状態の良い車両を
取り合ったことも幾度かあったようですが、
それと似たような状況となってきたのは嬉しい限りです。

立川としては初のノンステップ車として投入された車で、
前扉だけではなく中扉もグライドスライド戸であること、
中扉に電動の車椅子スロープが設置されていること、
後輪タイヤハウス上に後向き座席があること、等は、
如何にも初期のノンステップ車らしい雰囲気です。

9341TRは側面窓が銀サッシであるためか、
窓回りの黒塗りが省略され、不思議な仕上がりですが、
9346TRの方は側面窓が黒サッシであるため、
窓回りの黒塗りが復活しており、無難な仕上がりで、
自社発注車に近い雰囲気を出しています。
また、車椅子スロープが黄色に塗装されており、
側面のちょっとしたアクセントとなっています。
前扉は黒色一色ですが、中扉は側板に併せて
きっちりと塗り分けてあり好印象な仕上がりです。

前面のノンステップ車であることを示すロゴは
1984MT以降のものではなく、2026MT以降の
中央に白字の丸ゴシック体で「ノンステップバス」と
書かれたものになっているのも注目されますが、
これは同時期に塗装変更した1910TCも同様です。

テールランプはメーカー標準の裾部設置ではなく、
腰板上部への設置となっているのもポイントで、
裾部は補助ブレーキランプのみとされており、
本来の設置位置が埋まらず、窪みが余っています。
これは、立川では1997年式から採用されたもので
在来車と配置を揃えたものと推測されます。

車内は概ね、立川時代のままとされており、
前述の後向き座席は9341TR同様そのままで、
9247TKと異なり、撤去は実施されませんでした。
なお、後向き座席部分にはご丁寧にも、窓桟に、
取っ手が設置されており、至れり尽くせりです。
座席表皮は立川時代に張り替えられており、
小田急グループマテリアルズ調達のものとされ、
小田急でもお馴染みタイプの柄物となっています。

【諸元】
登録番号:土浦200か1258
年式:1998
型式:KC-MP747M
機関:6D24(11945cc 240ps/2200rpm)
ホイールベース:5.3m

関東鉄道 1936MK


関東鉄道 1936MK/日野ADG-HX6JHAF+J-BUS(Poncho)

坂東市は、旧岩井市域で、これまで運行されていた、
福祉バス「ひばり号」を継承・発展させる形で、
2006年、コミュニティバス「ばんどう号」を運行開始しました。
これに併せて水海道営業所へ3両の専用車が投入され、
車種は、関鉄としては初登場となるポンチョとされ、
ホイールベース4.125mのショートが選択されました。
ナンバーは定員30名未満の中板となっています。
うち1934MKは水色、1935MKは黄緑色、1936MKは橙色、と
それぞれベースカラーが異なっているのが特徴ですが、
市の花である茶の花、市の鳥である鶯のイラストや、
平仮名の「ば」を模った坂東市の市章は共通です。

なお、この3両の所有者は坂東市となっているようで、
関鉄が借り受けて運行する、という形態のようです。

この3両の投入に伴い「ひばり号」専用車、1737MKは
一般色に塗装変更され、つくば中央営業所へ転出、
特定車に転用されましたが、一年程で廃車となりました。

「ばんどう号」のルートは計5ルートありますが、
各ルート共、曜日によってダイヤが異なっており、
なかには、曜日によっては全便運休となるルートもある、
なかなか複雑なダイヤとなっています。
また、旧猿島町域では昭和観光自動車が運行する、
旧21条代替バス的なバス路線も存在していますが、
これとの接続や連携は特に考慮されていません。

車内は国土交通省標準仕様ノンステップバスに準じ
灰色系の内装とされており、極めて地味な印象です。
同時期に投入された関鉄の自社発注車と異なり、
座席表皮は水色のものとされている上に、
均一制運賃のため運賃表や整理券発行機は省略、
停留所名表示機とデジタル時計が目立つ程度で、
運転席背後も行灯ではなく掲示板があるのみです。

特筆すべきは、運賃箱がレシップの快適1号であることで
これを搭載するのは、関鉄ではこの3両のみだと思います。


【諸元】
登録番号:土浦200あ・530
年式:2006
型式:ADG-HX6JHAF
機関:J05D-J5-ⅡF(4728cc 180ps/2800rpm)
ホイールベース:4.125m