月別アーカイブ: 2011年12月

阪東自動車 300

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阪東自動車 300/日野BDG-HX6JLAE+J-BUS(Poncho)

阪東が運行を受託する我孫子市市民バス「あびバス」のうち、
2008年に新設された「布施ルート」用に投入された車です。
「あびバス」のうち、2005年の開業時に設定されていた、
「新木ルート」「栄・泉・並木ルート」「船戸・台田ルートに」は
「あびバス」専用車として投入された280・281282・283が
特に車の限定もなく運用されていますが、
300は「布施ルート」でのみ限定運用されていて、
他のルートで運行されることはありません。

ホイールベース4.825mのロングタイプで、
トランスミッションはオプションとして用意された
オートマチックトランスミッションが選択されています。

外装は、280・281・282・283に準じており、
上が黄緑色、下が深緑色、屋根が褐色とされ
前面と側面には「ABIBUS」のロゴが入っています。
サンプルカラーでは黒色となる幕板部や乗降扉も
黄緑色に塗装されているのが、目を惹くところで、
野暮ったい雰囲気となっているのは否めません。
また、側面行先表示機は、阪東としては珍しく、
標準サイズのものとされているのも注目です。

内装は濃灰色の内張りに、灰色の石目調の床材で
座席は蕾のような模様が描かれた柄物です。

元々、日野ユーザーだった阪東ですが、
2008年から、路線車の主力は日産ディーゼル車となり、
2008年に投入された日野車はこの車が唯一です。
その後、阪東では今のところ日野車の投入はなく、
現在、日野車としては、この車が最新鋭となっています。

関東鉄道 1989MK


関東鉄道 1989MK/いすゞPKG-LV234N2+J-BUS(ERGA)

大型車の新製に際して、これまで関鉄では専ら
ホイールベース4.8mの短尺車を選択していました。
しかし、2009年に新製投入された大型車である、
1988TR・1989MKは、収容力を確保するためなのか、
ホイールベース5.3mの標準尺車となっており、
関鉄としては極めて異例の選択に驚かされました。
1988TRは三菱車でワンステップ車とされましたが、
1989MKはいすゞ車でノンステップ車とされています。

ホイールベース5.3mの標準尺車のノンステップ車は、
関鉄初のノンステップ車として華々しく導入された、
1809TR1810TR以来であり、そういった意味では、
1989MKは、この中で同じくいすゞ車である1809TRの
直系の増備車として見ることもできるかもしれません。

とはいえ、標準尺車となったこと以外は内外共に
この時期の関鉄としてはごく一般的な仕様とされており、
前面のロゴは1984MT以降採用された英字のもの、
内装や座席表皮は1931MT以降の標準的なもので、
座席配置も1809TRと殆ど変りありません。
従って、乗降口側後方に設置された横長の開口部が
唯一、特筆すべき箇所と言えるかもしれません。
ただ最近になり、ナンバーステーが取り付けられ、
徐々に関鉄らしい味が出てきた気がします。

なお、同時期に投入された中型車の場合は、
いすゞ車のクーラーはサーモキング製でしたが、
この車のクーラーはデンソー製となっています。

1989MKは、投入直後に守谷市の肝入りで開設された
守谷駅東口~北守谷公民館間の「北守谷シャトル」で
暫くの間、限定運用されていました。
しかし、最近は他の路線でも運用に就いており、
筑波山シャトルに入ったこともあります。

また、1989MKは関鉄で販売されているグッズの一つである
「関東鉄道オリジナルサウンドバス」のモデルになっており、
後面の広告枠に入っている塚本カバン店の広告も
付属のステッカーでちゃんと再現されているのが泣かせます。

【諸元】
登録番号:つくば200か・221
年式:2009
型式:PKG-LV234N2
機関:6HK-TCC(7790cc 260ps/2400rpm)
ホイールベース:5.3m

関東鉄道 9330MT


関東鉄道 9330MT/日野KC-HT2MMCA+日野車体(BlueRibbon)

京成中古車で、京成時代の社番は4564でした。
1997年に船橋営業所花輪車庫に新製配置された車で、
その後、京成バスシステムに移籍、社番は2564となり、
2010年に関鉄に移籍、水戸営業所へと配置されました。

関鉄に投入された京成中古車の中では、
最大勢力のいすゞ車に次ぐ勢力を誇る日野車ですが、
このうち、KC-代のツーステップ車は今のところ、
水戸営業所の9320MT・9330MTの2両に留まり、
水戸営業所でしか見ることが出来ない車種です。
既に、関鉄へは京成中古車で同じく日野車ながら、
ワンステップ車となった9336TCが投入されており、
今後、同型車が増えることはないと思われます。

U-代からKC-代へのマイナーチェンジに際して、
日野車体工業製ボディ架装の場合、メーカーの仕様変更で、
ヘッドライトとフォグランプが丸型から角型へと変わったため、
フロントマスクは精悍な印象となりましたが、
京成では、この前後で大きな仕様変更を行わなかったため、
U-代とKC-代との外観上での差異で他に目立つ箇所はなく、
側面だけ見ると、区別が付きにくくなっています。
ただ、特筆すべき点として、このマイナーチェンジに伴って、
フィンガーシフトがメーカー標準仕様となったにも拘わらず、
フィンガーシフトへの移行を京成が嫌ったためなのか、
ロットシフトを特注で採用していることが挙げられます。

さて、この車の最も大きな特徴として挙げられるのが
乗降口側の側面窓のうち、最後部の一枚だけが
何故か他の窓よりも中桟の位置が高めであることです。
京成時代の同車は他の窓と中桟が揃っていたので、
移籍に際してここだけサッシを交換したのでしょうが、
この部分のガラスにボディメーカーの刻印がないため
どの車種のサッシを流用したかは特定できませんでした。

内装もこの時期の京成としてはごく標準的なものとされ、
降車釦がU-代までのWS-210からWS-220へと、
握り棒に巻かれたクッション材が灰色から黒色へと、
それぞれ変更されていることは目を惹きますが、
この変更は京成では、メーカーを問わず実施しています。

【諸元】
登録番号:水戸200か1103
年式:1997
型式:KC-HT2MMAA
機関:M10U(9880cc 230ps/2500rpm)
ホイールベース:5.3m