月別アーカイブ: 2011年8月

阪東自動車 254


阪東自動車 254/日野KL-HU2PPEE+日野車体(BlueRibbonCity)

2001年投入の252253・254・255・256257の6両は
全てノンステップ車とされていますが、
2000年投入のノンステップ車、248・249250
いずれも短尺車を選択しているのに対して、
こちらは標準尺車を選択したのが特筆されます。

2000年に続き、いすゞ車と日野車が併行投入され、
252・253がいすゞ車、254・255及び256・257が日野車で、
うち日野車は2ロットに分けて2両ずつ投入されました。
また、いすゞ車はERGA、日野車はBlue Ribbon Cityと、
いずれも阪東初登場となる車種となっています。

Blue Ribbon Cityはノンステップ車のラインナップが
比較的高価なフルフラット仕様のみとなっており、
トランスミッションもオートマチックトランスミッションのみで、
マニュアルトランスミッションが選択できないため、
関東においては納入事例が非常に限られていますが、
トルクコンバーター式オートマチックトランスミッションの
積極的導入を進めている阪東では大量投入がなされ、
気軽に見ることが出来る車種となっています。

車内はフルフラット仕様であることに加えて、
ホイールベースを延長してノンステップエリアを広くした設計故
後部までノンステップエリア続き、広々とした印象です。
座席は前半部が三方シート、後半部が二人掛け座席ですが、
リアオーバーハングが短いため、後半部は三列のみで、
立席が多くとられた収容力重視の仕様となっています。
またエンジン周辺のデッドスペースが大きく、
申し訳程度の小さな後面窓は行先表示機で占有されています。

登場時は行先表示機が方向幕でしたが、
後にLED行先表示機へと改造が実施されています。
また、後にPASMO対応工事も実施されています。

担当者制の阪東らしく、ステッカー類や灯火類など
この車も各所に手が加えられており、嬉しい存在です。

関東鉄道 1689RG


関東鉄道 1689RG/いすゞU-LV324K+アイケイコーチ(Cubic)

関鉄では1990年以降大型車投入が途絶えたものの、
竜ヶ崎ニュータウン関連路線に運用すべく、
住宅・都市公団(当時)から補助金を受けて、
同じく竜ヶ崎ニュータウンを受け持つ茨城観光自動車と共に、
1994年及び1995年に、大型車が投入されました。
それが、竜ヶ崎営業所に投入された
1994年式の1677RG・1678RG、及び、
1995年式の1688RG・1689RG・1690RGです。

このグループは関鉄の標準仕様とは細部が異なり、
側窓が標準の銀サッシの二段窓なのに対して
黒サッシの二段窓とされているほか、
いすゞ車標準のゼクセル製クーラーながら
他車で採用の無いビルトインタイプとされたこと、
他車では屋根中央部に設置されてきた
ベンチレーターの設置が全て省略されていること、
後面腰板部に当時関鉄では一般的ではなかった
電照式の乗降中表示器が設置されていること、
座席配置が標準の三方シートが廃されて
後部まで前向き座席のみが配されていること、
座席表皮が緑色一色のものに替えて
一般席が青色系・優先席が赤色系の柄物となったこと、
床が板張りの木床ではなく床材張りとされ
群青色で滑り止めが付けられた床材とされたこと等、
当時の関鉄の一般的な仕様とは一線を画す、
高級感のある仕様がポイントとなっています。
側面窓・クーラー・ベンチレーター以外の仕様は
つくば都心シャトルバス用の1657YT・1658YT
殆ど共通となっていますが、折角ならば
側面窓を逆T字窓として欲しかったところです。

このうち、1688RG・1689RG・1690RGは
竜ヶ崎ニュータウンに因んで、白色を地色として
龍を側面に大胆にデザインした塗装となっており、
「龍バス」と呼ばれて親しまれていました。
このうち1688RGは龍を青色とした「青龍色」、
一方、1689RG・1690RGは龍を赤色とした「赤龍色」で、
同様の塗装は、同時期に茨城観光自動車に投入された、
土浦22か1714・土浦22か1715・土浦22か1716にも施され、
1714(現9151RG)・1715(現9152RG)が「青龍色」、
1716(現9153RG)が「赤龍色」となっていました。
関鉄と茨観の2社で「青龍色」3両、「赤龍色」3両と
なるようにバランスがとられた格好ですが、
茨観廃業に伴い、1714・1715・1716も関鉄に移籍し、
関鉄の「龍バス」は合計6両になりました。
これら「龍バス」は竜ヶ崎ニュータウン限定運用ではなく、
取手駅や江戸崎に足を延ばすこともしばしばありました。

しかし、2009年に入って1688RG・1689RG・1690RGは
順次、一般色へと改められてしまいました。
元々一般色だった1677RG・1678RGとは異なり、
側扉鴨居部及び側窓周囲の黒色の塗装は省略されており、
これらとの判別は容易にできます。
ただし、内装は手を付けられないままとされており、
外観と比して少々草臥れた雰囲気は否めません。
一方で、今のところ9151RG・9152RG・9153RGは
引き続き「青龍色」・「赤龍色」のままとされています。

【諸元】
登録番号:土浦22あ1711
年式:1995年式
型式:U-LV324K
機関:6QB2(11781cc 230ps/2200rpm)
ホイールベース:4.65m

関東鉄道 9315TR


関東鉄道 9315TR/日野U-HT2MMAA+日野車体(BlueRibbon)

京成バス中古車で、2009年に投入されました。
U-代京成中古車としては最末期に投入された車です。
この車は屋根部分の塗り分け線が
前面行先表示機上部に切りあげており、
他の車と比して白さが強調されていますが、
同様の塗り分けはBlue Ribbonの場合、
9252MK9260YT・9276MT・9277MT・9288RGでも
見ることが出来ます。

車内は概ね京成時代のままとされており、
焦茶色の内張りに緑色の滑り止め付き床材、
桃色の柄物の座席表皮などはそのままとなっています。

登場時は、通常の一般路線色を纏っていましたが、
取手競輪場のラッピング車であった9133TRに替わり、
2010年に取手競輪場のラッピングが施されました。
このラッピングは9133TR・9231MKに施されたものと異なり、
取手競輪場のキャラクター「砦の森のバンク」が
あしらわれた、可愛らしいものとなりました。
ホイールはラッピングに併せて車体色から白色へと、
変更されているのは9133TRと同様です。

この「砦の森のバンク」は2007年に登場したキャラクターで、
主人公のバンクは、以前の取手競輪場のキャラクター、
りんたろうの孫という設定になっています。
各キャラクターの名前はチューブややまおろしなど、
競輪に因んだ名前が付けられています。

9133TRは取手競輪場シャトルバス限定運用だったのに対し、
9315TRは取手競輪場の閉館日には、一般路線車として
取手営業所管内の各路線に運用されています。
ただし、取手競輪場シャトルバスの運行日には、
優先して取手競輪場シャトルバス運用に入ります。

取手競輪場は2011年の東日本大震災で被災し、
現在は改修工事が行われている関係で、
場外車券の販売のみとなっているのが寂しいところです。
2012年中には復旧する予定となっていますが、
復旧し、以前の賑わいを取り戻して欲しいですね。

【諸元】
登録番号:土浦200か1136
年式:1995
型式:U-HT2MMAA
機関:M10U(9880cc 230ps/2500rpm)
ホイールベース:5.2m