月別アーカイブ: 2010年7月

関東鉄道 1663MT

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関東鉄道 1663MT/日デU-RM210GSN+富士重工業(8E)

水戸で一大勢力を形成するU-RM210GSNの中でも、
後面に特徴がある車として、以前1664MTを取り上げましたが、
その僚車にあたる1663MTも目立たないながらも
後面に特徴がある車として、挙げることができます。
前面はせいぜいナンバーステーが目立つ程度ですが、
後面へと目を向けてみると…

一見すると、ただの関鉄標準仕様に見えますが、
本来、補助ブレーキランプのみの部分が、
なんと、補助ブレーキランプ+補助ウィンカーになり、
しかも、補助ウィンカーはクリヤレンズとなっています。

恐らく補助ウィンカー設置にあたり、京成中古車辺りの
廃車発生品の補助ブレーキランプ+バックランプのレンズを
転用したためにこのような形態となったものと思われますが、
1664MTに比して目立たない改造ではあるものの、
非常に個性的な仕上がりとなっていて好対照をなしています。

1664MTは従来のバックランプが撤去されていますが、
1663MTは従来のバックランプがそのままとなっていることなど、
こちらの方が改造の手間は少ないようですが、
1664MTと同様にこの改造は他車に波及していないようです。
なお、この車も1664MTと同様にハイマウントストップランプが
後に追設されており、リアはより賑やかになっています。

フィールドワークの重要性を改めて認識させてくれる、
1663MTと1664MTの末長い活躍を祈りたいです。

【諸元】
登録番号:水戸22あ1759
年式:1994
型式:U-RM210GSN
機関:FE6(6925cc 180PS/3000rpm)
ホイールベース:4.28m

関鉄グリーンバス G054


関鉄グリーンバス G054/いすゞKC-LV380N改+いすゞバス製造(Cubic)

お隣、栃木県にバス路線を展開する関東自動車が
宇都宮市のLRT導入計画への対抗策の意味もあってか、
ワンステップの中古車を積極的に投入してきたのに対し、
関鉄の場合、ワンステップの中古車の投入は
大阪市交通局中古車である9247TKが先行した以外は、
新京成バス中古車が続々と登場する2009年になり、
漸く積極的になった、という状況でしたが、
子会社向けとはいえ、遂に本命とも言える
京成バス中古車が投入されました。

関鉄グリーンバス鉾田営業所に投入されたG054は、
ちばグリーンバスに所属していたS131です。
塗装は白色と銀色のかし鉄バス塗装ではなく、
関鉄のワンステップ車の標準的塗装となっていますが、
鹿島鉄道廃線跡のBRT化事業での使用に向け、
バスロケーションシステム用のGPSを搭載しています。
ただし、ワンステップ車であることを示すロゴは、
前面・側面共に省略されています。

鉾田営業所に投入された中古車としては、
G044、G045に続きLED行先表示器が導入された他、
中古車では初の車椅子スロープ付きの車であるため、
前面行先表示機の両脇には、それを示す
ステッカーが貼りつけられているのが目を惹きます。
加えて、側面の出入口表示はピクトグラム入りとされ、
車内には次停留所表示装置も備えていて、
新車と比しても遜色ない仕上がりとなっています。

S131は京成電鉄佐倉営業所時代の1998年、
臼井駅発着の染井野団地線の専用車として、
褐色をベースカラーとし青色と緑色の帯を入れた
独自塗装を纏って、投入された車です。

染井野団地線開業時に投入された専用車、
S122は、この独自塗装を纏っただけではなく、
ホイールベース5.5mの長尺(N尺)の三扉車とされ、
更に側面窓を逆T字とし、機械式ATを採用した、
かなり個性の強い仕様の車でしたが、
その増備車に当たるS131は、塗装を除けば、
京成としては一般的な仕様に落ち着いています。

ちばグリーンバスへの移管後、S131はS122と共に
ちばグリーンバスの標準塗装へと改められましたが、
京成ではKC-代のいすゞ車の場合、
ホイールベース4.8mの短尺(L尺)を採用するか、
ホイールベース5.3mの標準尺(N尺)を採用するかを、
投入先に応じて選択し、並行投入していた関係で、
標準尺車自体が少数派となっている上に、
KC-LV380N改・ワンステップ車の場合は、
いすゞバス製造製車体を架装した車は、他に、
金町営業所へ8137・8138が投入されたのみで、
引き続き、非常に目立つ存在となっていました。

【諸元】
登録番号:水戸200か1053
年式:1998
型式:KC-LV380N改
機関:8PE1-N(15201cc 240PS/2300rpm)
ホイールベース:5.3m

関東鉄道 1932TR


関東鉄道 1932TR/三菱PJ-MP37JK+三菱ふそうバス製造(NewAeroStar)

KL-代では大型ノンステを続けて投入した関鉄ですが、
PJ-代では大型ノンステは1931MT、1932TRの2両のみで、
どうにも存在感が薄い陣容となっています。
しかし、KC-代では大型路線車が投入ゼロだったことを考えると、
細々と大型路線車が購入されていることは嬉しく思います。
また、セフティーウインドウ上部及び側面窓下部に
「取手市バリアフリー補助車両」の表記が入れられているのも
目立ちますが、この表記は1877TRでも見られますね。

仕様は基本的にKL-代の1842YT、1843MTを踏襲しており、
前面の社番がセフティーウィンドー下に無理矢理入れられたため、
非常に小さな文字となっていて趣味者泣かせなのも相変わらずです。
ただ、関鉄自社発注車ではKL-MPのみで見られる、
リアのマーカーランプはこちらは無くなっています。
またメーカーの仕様変更で、フォグランプ変更や、
側面リフレクタ取付、ライセンスランプ変更、
非常口側最後部側面窓の小型化等の差異が見られます。

車内は同年式の中型車と概ね共通の仕様で
国交省標準仕様の要件変更によって、
少々暗めの落ち着いた内装となっています。

PJ-代では往年の関鉄らしく短尺車が選択されましたが、
短尺のノンステ車は以降、取手では今のところ投入されず
都内の事業者の収容力回帰志向に同調したような、
標準尺のワンステ車を投入しており、
標準化とは一線を画す動きを見せているのは、
なんとも関鉄らしいところです。