茨城交通 水戸200か・820


茨城交通 水戸200か・820/日産ディーゼルKC-RM211ESN+富士重工業(8E)

茨交では、2008年以降、中古バス市場を賑わす、
西武中古KC-RMがG尺・E尺・E尺改共に投入され、
併せて一大勢力を形成しています。
茨交らしく仕様が統一的な中、特徴的なのが、
太田営業所に在籍している、この車です。

一つは、前扉が車体と同様に塗装されていることで、
7E・8E共に前扉は黒色一色が標準の茨交にあって、
まさに異彩を放っており、非常に目立ちます。
後にオートの211Jでも同種の処理となっています。
もう一つは、ホイールが西武時代の緑青色であることで、
細かい点ながらも、茨交らしからぬ仕上がりです。
ただ、登場時は青色に白色の縁だった気がするのですが…。

移籍時の改造内容は茨交とオートとで異なり、
茨交では車外スピーカー交換のみに対して、
オートでは車外スピーカー撤去・増設、
茨交ではモケット交換等内装の改装を実施に対して、
オートでは西武時代の内装をほぼそのまま維持、
茨交では足元灯を前扉上部に増設のみに対して、
オートでは足元灯交換の上で増設など、
同系列でもその内容は案外異なっています。
ワンマン機器等も両社で異なっており、
今後、統合でどう変わっていくのか気になります。

尤も、茨交では最近、中古車の移籍時の改造を
福島交通傘下の福交整備で実施するようになり、
1037等で内装の改装を省略するなど、
みちのりホールディングス色が段々と現れてきていて、
今後の動向を占うのが難しくなっています。

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