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ジェイアールバス関東 M527-92606


ジェイアールバス関東 M527-92606/日野U-HU2MMAA+日野車体(BlueRibbon)

土浦支店では1992年度まで関東地方の事業者としては、
出色のエアサスペンション仕様で投入しています。

これらエアサス末期に投入されたグループのうち、
1992年式で標準床仕様となっている、
M527-92604、M527-92605、M527-92606、M527-92607は、
古河支店の独立や、水戸支店への転属などで、
土浦支店からは姿を消していました。
しかし、土浦支店で1992年式の淘汰が進む中、2009年に、
イオンSC線開業に併せてM527-92606が、
阿見PO線開業に併せてM527-92607が、
それぞれ土浦支店に戻ってきて活躍をしていました。

このM527-92606の特筆すべき点は、
水戸支店時代はSuica対応だったにも拘わらず、
土浦支店転属後はSuica非対応とされたことです。
これにより捻出された運賃箱及び対応機器は、
M527-95306へと転用された模様です。

なお、Suicaへの対応の方法は、
水戸支店は既存の運賃箱(小田原RX-BLH)を改造、
土浦支店は新品の運賃箱(小田原RX-NZS)に交換、
というように水戸支店と土浦支店とで異なっており、
従って、M527-95306は土浦支店生え抜きにも関わらず、
運賃箱が小田原RX-BLHでSuica対応なのも注目です。

折角、土浦支店に帰ってきた遼車M527-92607は
土浦支店初のノンステップ車、東急中古L534-97506投入で
代替され、土浦支店での活躍は九か月ほどで終えており、
この車の動向も懸念されます。

追記:
茨かん鉄道様の御指摘によりM527-92606は現役であることが
判明いたしましたので記事後半部を修正しました。

関東鉄道 9234TK


関東鉄道 9234TK/日野U-RJ3HGAA+日野車体(Rainbow)

京成中古車です。
比較的珍しいホイールベース3.93mの短尺車です。
京成時代は市川営業所に配置され、
狭隘区間のある中国分線で使用されていましたが
いすゞ車が中心の市川では目立つ存在で、
何故日野車が選択されたのか、不思議です。
同型車は2401、2402、2403の3両のみと、
比較的貴重な存在でしたが、にも関わらず
関東鉄道、関鉄パープルバス、中鉄バスと、
それぞれ1両ずつ移籍して活躍しています。

この車は2004年にやってきており、
関鉄らしくほぼ京成時代のままの内装となっていますが
当時の京成中古車としては珍しく、
移籍と同時にモケットの張り替えが実施されていて、
全席ともノンステップ車と同様の、関東バスと色違いの
紫色系の総柄のものへと張り替えられています。
車内は利用者の多い中国分線で使用されていたこともあり、
短尺車と雖も詰め込み重視の一人掛け主体の座席配置です。
なお、遼車であるP005は車体更生が実施されていて、
車内は9234TKとは印象が全く異なっています。

関鉄にあっては、中古車は大型車が中心で、
特に9234TKが移籍する以前となると、
特に関鉄本体では西武中古、茨観中古ぐらいなもので、
そこそこ目立つ存在だったと言えますが、結局はこの車も、
2008年に関鉄グリーンバスへと移籍しています。

尤も近年は関鉄本体にも西武中古の中型車の投入が進み、
先日も「特急わかば号」の表示を出した9305MTが
車体がはち切れんばかりに乗客を寿司詰めにして
水戸駅にやってくる姿を目撃しまして、変化を感じざるを得ませんが。

かつては、京阪中古、千葉内陸中古など前後扉の中古車を
そこそこの数を継続的に投入していた関鉄ですが、
最近の中古車は基本的に中引戸か中四折戸となっていて、
どうも前後扉の車はあまり歓迎されていないようです。

そういえば、9247TKも当初は9247YTの社番を付け、
つくば中央営業所に配置されたものの、
結局、一度も営業に就かないまま1924YTとトレードで、
つくば北営業所に配置された、なんて事もありました。
また、9259TCなど東武中古はあくまで特定車として使用され、
京阪中古や内陸中古が活躍した頃とは対照的です。
とはいえ、貴重な中型車の中古車の場合は、
そんなことも言ってられないようで、P004を筆頭に、
続々と前後扉の車が投入されています。
とはいえ、その投入先はあくまで子会社が中心で、
9234TK転出後、関鉄本体の中型車で前後扉の車は、
今のところ9154RG、9157RGのみとなっていますが。

プロバス 柏200か・・64


プロバス 柏200か・・64/日野PDG-KR234J2+J-BUS(RainbowⅡ)

常磐線の車窓からよく見えた日立物流の倉庫の跡地に、
2006年にオープンしたイオンモール柏ですが、
その立地は柏駅からも南柏駅からも遠く、
公共交通機関でアクセスするには、柏駅及び南柏駅から
それぞれ運行されているシャトルバスを利用するのが一般的です。
まあ線路の反対側にある豊町東バス停から、
ループ状になっているアプローチが印象的な跨線橋を渡っても、
案外そんなに時間が掛からずに行けたりもしますが。
ちなみに線路の反対側にも専用の駐輪場があったりします。

このような大型ショッピングセンターのオープンに際しては、
周辺のバス事業者がそのアクセスのために、
新路線を開業させるケースが多く見られますが、
このイオンモール柏のオープンに際しては、
いわゆる路線バスの形態での新路線は開業することはなく、
そのアクセスのためのシャトルバスは、2009年10月までは
自家用(白ナンバー)のマイクロバスを使用したものでした。
従って、無料となっていました。

しかし、輸送量の関係からか、或いはコストの関係からか、
そのアクセスのためのシャトルバスは、2009年11月からは、
貸切車(緑ナンバー)の中型バスを使用したものとなり、
併せて、有料となりました。
まあ当初より利用者はそこそこ居たので、
最初からこうすれば良かった気がするのですが、
どうして無料でスタートさせたのか、疑問を感じます。

さて、ここで使用されているのが、プロバスという会社のバスで、
柏200か・・64、65、66の3両体制のようです。
あくまでも路線バス(乗合)ではなく送迎バス(貸切)のため、
運賃収受を行うのは乗務員ではなくイオンの係員です。
とはいえ回数券もあり、車両も路線車なのは興味深いです。
行先表示は「柏駅西口」又は「南柏駅西口」と書かれた
マグネットシートを前面及び側面に貼って対応しており、
乗降は柏駅、南柏駅、イオンモール柏の各乗り場ともに
往年のツーメン車ばりに中扉のみ使用となっています。

気になる仕様の方はどうなっているかというと、
外見は一見方向幕風な行灯以外は当たり障りないですが、
内装はワンステップ車ながら運賃箱・運賃表はなく、
乗客が多い割に、非常口側は二人掛けの郊外仕様であり、
運転士さんの肉声によるアナウンスと相俟って、不思議な感じです。
日本バス協会会員証のNBAシールがないのも、
各社で貼り付けが進んでいる現在では目立つポイントですね。

そういえば、以前コメント欄にて紹介させて頂きました、
ニュー東豊に投入された江ノ電中古車が辛うじて写っている写真を、
ニュー東豊路線車一覧に掲載しましたので、宜しければどうぞ。
見えにくいですが、運賃小窓跡にちゃんとロゴが入ってるのが、
律儀に前面側面ともに方向幕が装填されている点や、
本来はセフティーウィンドーが入る凹面部を黒塗りとしている点と
相俟って、このまま路線バスとして走って欲しいイカす仕上がりです。
写真では確認しにくいですが、側面は東豊学園の広告入りです。